プロメテウスの政治経済コラム

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財務省お抱えホテル潜伏 役所ぐるみ“佐川長官隠し”の実態

2018-02-28 19:12:59 | 政治経済

国会で安倍夫妻を庇い、守り通して国税庁長官に出世した佐川宣寿長官。今や長官の“動静”は納税者の関心事で、コソコソと都内ホテルから公用車で登庁している問題が大炎上している。国会での追及を通じて、麻生財務相をはじめ、役所ぐるみで佐川長官を庇護する実態が浮かび上がってきた。(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224061

「希望の党」の柚木道義議員によると、佐川長官の“潜伏先”は「KKRホテル東京」(千代田区)だという。KKRは国税庁と一体の財務省が所管する「国家公務員共済組合連合会」が運営している。財務省の“身内”が佐川長官をかくまっている格好だ。

国税庁の藤井健志次長は「宿泊費を公費負担した事実はない」と答弁したが、佐川長官本人が全額“自腹”を切ったというのは本当だろうか。一方、運用原資が税金である公用車の使用については、藤井次長は明確な答弁を避けた。取材攻勢をかけられている佐川長官は身の安全が脅かされているからホテルと庁舎の往来に公用車を使っても「問題ない」ことを匂わせた。

だが、そもそも「身辺の安全に支障が生じる恐れ」が出たのは、佐川長官が問題答弁を繰り返したうえ、一度も記者会見すら開かないことが原因だろう。真摯に対応していれば、佐川長官は指名手配犯のような逃亡生活を送ることも、ムダに公用車を使う必要もなかったはずだ。

「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」は、3月3日にも国税庁前でデモを行う予定。役所ぐるみの“佐川隠し”を許してはならない。国会招致を必ず実現しよう。


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