プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

涙に包まれた離散家族再会の最終日 もう大国に支配される政治と決別しょう

2018-08-23 16:44:45 | 政治経済

20~22日の2泊3日間、金剛山(クムガンサン)で開かれた第21回南北離散家族再会の1回目の行事が幕を閉じた。南北の離散家族らは22日午前10時から午後1時まで、金剛山ホテルで別れの挨拶をした(http://japan.hani.co.kr/arti/politics/31426.html)

「私が乗って行くバスは8番、8番、8番バスだよ」。兄のシン・ジェチョンさん(92)は「お母さんにそっくり」の北側の妹、クムスンさん(70)に自分が乗るバスの番号を繰り返し伝えた。家族で唯一南側に避難し、生涯寂しく暮らしたシンさんは、妹に会い「嬉しくて胸のつかえが取れたのに」、再びお別れだ。「互いに往き来できれば、私の家に連れて行って、たくさん食べさせてあげるのに。死ぬ前に私の家に来て、一緒にご飯を食べようよ。車だと(金浦から開城まで)40分で行ける。往来できれば、いっぱい食べさせたいのに…」

「お母さん!お母さん!」。3日間ずっと口数が少なくおとなしかった長女が、生き別れた南側の母、ハン・シンジャさん(99)が乗ったバスを激しく手でたたいた。バスの窓が娘の身長より高く、母親の顔が見え隠れしていた。娘は声が枯れるまで叫び、号泣した。「お母さん!どうかお元気で!」。ハンさんと長女キム・キョンシルさん(72)・キョンヨンさん(71)姉妹はバス窓を隔てて「アイゴ―、アイゴー」と叫び続けた。

米国の核攻撃が噂される中、多くの北側の住民が南へ逃れた。しかし、家族が揃って無事、逃れられず、ちりぢりになった。大国の思惑とそれに追随する傀儡政権によって、南北は70年間、分断されたままである。こんな理不尽なことは、もう終わりにするべきだ。



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