加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

直撃地獄拳・大逆転

2020-06-18 | ドラゴン

中古店で見つけて、購入したのにずっと見ていませんでした・・・(汗)

千葉真一主演の「直撃地獄拳・大逆転」(1974年/東映)

東映と言えば時代劇(古くは片岡千恵蔵、市川右太衛門)、任侠もの(鶴田浩二、高倉健)、実録ヤクザもの(菅原文太、松方弘樹)、現代アクションもの(松田優作、仲村トオル)・・・いわゆるアクション系路線を得意とした作品が多いわけですが、本格的な空手を駆使しつつアクロバティックな要素を併せ持った千葉真一のアクション、その評価はかなりの物でした

おりしもブルース・リーの「燃えよドラゴン」の登場で、はやり始めた”カンフーアクションブーム”にのって、千葉主演の空手映画(殺人拳シリーズ、ボディガード牙シリーズ、けんか空手シリーズ他)が多く作られ大ヒット。そのうちの1本が地獄拳シリーズ第2弾のこちらです

欧米系某国の宝石をめぐって、日系マフィアと争奪戦を繰り広げる「雇われ3人組」・・・千葉真一、佐藤允、郷鍈治。その周りを固めるのが中島ゆたか、志穂美悦子、丹波哲郎、池部良、山城新伍、室田日出男、安岡力也・・・。そうそうたるメンバーで、思わずほっぺたが落ちそうです

千葉真一

郷鍈治

佐藤允と志穂美悦子

中島ゆたか

丹波哲郎

そして作品内容とは全く関係がないものの、同じ石井輝男監督作品の「網走番外地」シリーズに出演していた嵐寛寿郎が、同じ役名による特別出演で、物語は幕を閉じます

 

東映にゆかりのある重厚でクセのあるメンバーでありながらも、いかんせんコメディ仕上げゆえに突っ込みどころ満載で肩ひじ張ることもなく大笑いしてしまいます。それでも「すげぇ~」と呟いてしまうのは千葉を始めとした、何度となく出て来るアクションシーンの素晴らしさのおかげでしょうか。

いわゆる香港カンフー映画のアクションは、簡単に言うと「型にはまった殺陣」がほとんどなのですが、それを踏襲せずに「自由に流れるようなアクション」で魅せたのがブルース・リーだと思います。そのブルースと千葉が闘ったら、互いの技がうまく相まって迫力のある立ち回りが展開されるのではと、この作品の千葉真一を見て思った次第です

しかし・・・丹波哲郎の最後の場面の出で立ちは、翌年から始まる「Gメン75」の黒木警視正そのものだなぁ(笑)

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