加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

至福の時間はレコードと。

2024-08-29 | レコード

数年前になりますが、「あ・・・この時間が自分にとっての最高なひと時なんだなぁ・・・」と思った瞬間がありました

それは、いろいろな映画音楽が収録されたオムニバス盤LPレコードを聴いている時でした。何も予定がなく、何をするわけでもない、ただボーっとしている時に、何枚もあるオムニバス盤映画音楽集を聴いたら、気持ちがとても穏やかに感じられました

ご存じの通り、私はブルース・リーが好きなので、主演映画などのオリジナル・サントラ盤は当然の事、他にもブルースに関するレコードを中古店などで見つけると購入していましたが、そのほとんどが前述した映画音楽集です。 つまり「燃えよドラゴン」「ドラゴン危機一発」「ドラゴン怒りの鉄拳」「ドラゴンへの道」のメインテーマが1曲でも入っていれば買ったわけです。 それらの発売時期は1974年(昭和49年)から1975年(昭和50年)にかけての物がほとんど。そうです、ブルース・リーが日本を席捲していた時期です。商品のパッケージにブルースの写真を使えば何でも売れていた時代ですね

 

その頃に、様々なレコード会社から発売されたオムニバス盤に収録されていた主なる楽曲としては・・・「エクソシスト」「パピヨン」「俺たちに明日はない」「ロミオとジュリエット」「ゴッドファーザー」「卒業」「華麗なるギャツビー」「小さな恋のメロディ」「ジョーズ」「スティング」「アラビアのロレンス」「かもめのジョナサン」「明日に向かって撃て」「ある愛の詩」「大脱走」「荒野の七人」「タワーリング・インフェルノ」「ボルサリーノ」「史上最大の作戦」「太陽がいっぱい」「ダーティーハリー」「黒いジャガー」「夕陽のガンマン」「シェーン」「007シリーズ」など、’60年代後期以降の名作・人気作が目につきます。

まぁ、私の場合はブルース関連の曲が収録されるという事で、手元にあるのが西部劇や戦争物、スパイ物を含めての「アクション・ムービー集」になってしまうのですが(笑)

 

各社から発売されているオムニバス盤の特徴としては、収録されている楽曲のほとんどが”カバーバージョン”であることです。映画の製作会社や配給会社と同じ系列のレコード会社であれば”オリジナル・サントラ”を収録しているのですが、それ以外は各社と契約しているオーケストラによる演奏。クラシックにも劣らない大人数/多楽器による広がりのあるサウンド・・・これがね、いいんですよ。さらに、同じ楽曲でもそれぞれ雰囲気やリズムが違っていてね。楽しめるんです

見たことのある映画、見たことがない映画・・・のんびりと聞く映画音楽。たまにビールや大好きなバーボンを片手に聴くのもいいですね。以来、”大事な時間””素敵な時間””自分が自分でいられる時間”として楽しんでいます

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アラン・ドロン 旅立つ

2024-08-22 | レコード

フランスの名優、アラン・ドロンが空へと旅立ちました。

カッコいいなぁ・・・と子供心に思ったものです。小学生の時に知人が所有していた映画雑誌で、初めてその名と風貌を見た記憶があります。確か「レッド・サン」(1971年/仏・米・伊・西映画)のスチール記事だったと思います。侍の三船敏郎と一緒に写っていたっけ。

所有している映画音楽のレコードです。「映画の4大スーパースター」(1976年/CBSソニー)と称し、スティーブ・マックイーン、アラン・ドロン、ブルース・リー、シルビア・クリステルのそれぞれが出演した映画の音楽が収められています。ドロン関係では「ル・ジタン」「フリック・ストーリー」「ゾロ」「ボルサリーノ2」「冒険者たち」「さらば友よ」「地下室のメロディー」「太陽がいっぱい」

 

こちらは「アクション映画のすべて」(1976年/CBSソニー)。ジャケット表はブルース・リーですが、裏ジャケは「ル・ジタン」のドロン。ひげを蓄え、拳銃2丁をダランと持っている何気ない仕草。カッコいいっす

10年ほど前にリバイバル上映された「太陽がいっぱい」(1960年/仏・伊映画)を見ました。

若さ溢れるドロン。ローマを舞台に犯罪をする物語なのですが、そのヨーロッパの風景と、ドロンのまぶしすぎるほどのスター特有の姿かたちに見入っていましたね。

安らかに・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベイ・シティ・ローラーズ

2024-06-08 | レコード

数年前に近所に住む方から頂いたんです。「うちの娘のなんだけど、本人がもういらないって言うから・・・」と顔なじみのおばちゃん 娘さんは私と同世代

という事で、中学時代の娘さんはこのバンドにはまっていたようですね

『ベイ・シティ・ローラーズ』 スコットランド出身のバンドで、メンバーチェンジを何度か行いながら1970年代中期に人気沸騰。1978年に初来日して多くの女性ファンを獲得したようですね。1981年に解散するも、その後何度か再結成しているようですが、数年前には他界したメンバーもいるようです。

私は洋楽派でもなかったし、ましてアイドル系バンドには興味もなかったので、長年にわたりバンド名を知っているぐらいでした。ところが今回、これらのシングル盤を頂き、ちょいちょい聞きまして・・・なかなか楽しいじゃないか なかなか明るいじゃないか なかなか弾けてるじゃんか こちらが歳を取ったせいもあるのだろうけど「いいじゃんいいじゃん」と許容してしまいました(笑)

私もタータンチェックの服でも着るかな

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今宵のお供は・・・

2024-03-28 | レコード

自宅で諸作業。そのお供の音楽は・・・今宵はカセットテープ

エリック・クラプトン、「NON STOP DANCING’66」、自分でまとめた「刑事ドラマ&青春ドラマのテーマ」

自分でまとめたのは「太陽にほえろ!」「大都会」「傷だらけの天使」「大追跡」「俺たちは天使だ!」「われら青春!」「飛び出せ青春!」ゆうひが丘の総理大臣」「青春ど真ん中!」のメインテーマやサブテーマなどなどなど

「NON STOP DANCING’66」は親父が持っていたものじゃないかなぁ・・・かなり古い。「ロック&ロールミュージック」「ライク・ア・ローリングストーン」「ミスター・タンブリン・マン」「ヘルプ!」「サティスファクション」「キャデラック」・・・有名曲をダンスホールで踊れるような楽しく編曲したカバーバージョン

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あんぜんバンド

2024-02-13 | レコード

あんぜんバンド/安全バンド/ANZEN BAND

このバンド名を知ったのはいつの頃だったかな。刑事ドラマ好き、「大追跡」でカッコよかった藤竜也・・・いろいろ辿っているうちに知ったのが「新宿警察」(1975年・フジテレビ系) 藤竜也、北大路欣也、財津一郎らが新宿を舞台に活躍する刑事ドラマ。そのメインテーマとエンディングテーマを担当しているのがあんぜんバンドでした。

 

「終わりなき日々/新宿警察のテーマ」ANZEN BAND(1975年?・バーボンレコード)

テンポがよくスピーディーなリズム。小気味よいギターにブラスが加わっての疾走感は、のちの「大追跡」の大野雄二&エキスプロージョンバンドのサウンドを彷彿させます。このシングル盤に記されているメンバーは長沢博行(ベース、ボーカル、バンジョー)、相沢民男(ギター、バックボーカル)、伊藤純一郎(ドラムス、バックボーカル)の3人。 ネットで調べたところ、このシングル盤がリリースされた時には、すでにファーストアルバム「アルバムA」もリリースされており、その実力が認められてのサントラ盤だったのでしょうね。ちなみに「新宿警察」の楽曲は、翌1976年にリリースされた2枚目(であり最後のアルバム)である「あんぜんバンドのふしぎなたび」に収録されています。

 

 

「アルバムA」(1975年・バーボンレコード)

1970年に結成され、いくつかの音楽フェスなどで注目されてのリリース。ジャケットにあるバンドメンバー表記はあくまでも上述の3人ですが、相沢友邦(ギター)と中村哲(キーボード他)を加えた5人でのスチールも大きく掲載され名前も出ています。これがきっかけとなったのか、以降は5人で「あんぜんバンド」だったようです。カラッとした心地よさを感じるサウンドは、もしかしたらドゥービーブラザースのようなウェストコーストロックの影響があるのかもしれません

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソノシート「ローマの休日」

2024-01-29 | レコード

名作「ローマの休日」(1953年・アメリカ)の音によるダイジェスト版。映画雑誌「ロードショー」の昭和48年(1973年)5月号の付録です

 

「さあみなさん。名作『ローマの休日』を楽しみましょう! この映画はオードリーの名前を世界に有名にした作品です・・・」という解説から始まるソノシート。解説担当はあの”小森のおばちゃま”こと小森和子 といっても、この頃はまだお若く、お姉さんですね。私たちのイメージにある「ちょいとモゴモゴ喋る」語り口ではなく、とてもさわやかです(笑)

 

オープニングからエンディングまでをたった4分ほどにまとめているのですが、オードリーとグレゴリー・ペックの出会い、楽しいデートや逃亡劇、エンディングなど、それぞれのシーンの効果音と音楽が盛り込まれて、あっという間に終わります(笑) 映画の情景が浮かんで来るのか来ないのか・・・それでもなんとなく「あ~映画なんだなぁ~」とわかったようなわからないような・・・ ビデオデッキなんてなかった古き時代。今これを聞いていると、「やっぱり見たくなっちゃう!」とビデオ鑑賞になるわけです・・・あ、今はDVDか。うん?いや・・・ストリーミングか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

”僕らの頃”のロックたち

2023-12-12 | レコード

10月にもんたよしのりが旅立った時に思ったんです。「寂しいなぁ」って。特に大ファンだったわけではないけども、やっぱりテレビの「ザ・ベストテン」に毎週のように出ていたし、当然のことながら頭の中には染みついてるしね。

もんただけじゃない。今年になって旅立たれたYMOの高橋幸宏や坂本龍一、アリスの谷村新司、テレビとはほとんど縁がなかった頭脳警察のPANTA。90年代にあっちこっちから流れてきた「愛は勝つ」のKAN・・・。自分にとっては知らない存在ではないし、やっぱり「寂しいなぁ」って。

どの人も、僕の青春時代の1ページを飾っていくれていたんだなぁって、改めて思うんだよね。

「クリスタルキング」「もんた&ブラザース」「ツイスト」「シャネルズ」、「ゴダイゴ」「矢沢永吉」「横浜銀蝿」「サザンオールスターズ」に「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」。この中でメンバーが全員健在なのはサザンとツイストだけか。永ちゃんがいたキャロルも、ずいぶん前にジョニー大倉を失っているしね。ジョニー・ルイス&チャー、桑名正博、柳ジョージとレイニー・ウッド、シーナ&ロケッツ、RCサクセション、ラウドネス、内田裕也にジョー山中、チェッカーズしかり。

自分が60になったから、あこがれた年上のロックミュージシャンが少しずつ旅立っていくのは仕方がないって頭ではわかっているんだけど、なんか・・・焦燥感というか空虚感というか虚無感というか。

何が言いたいんだかわからなくなってきた・・・。ただ、自分はこういう人たちに”囲まれて”生きて来たんだなぁって改めて思い、その過程をレコード聴きながら噛みしめている。今、ちょっとだけナーバスになってるかな。ちょっとだけ後ろ向きになってるかな。

大病から復活して「こうなったら100歳までやってやるぜ!」とデビュー50周年コンサートを精力的に展開している宇崎竜童、数年前にがんを克服して、今年デビュー45周年ライブを成功させた桑田佳祐、メンバーを失いながらもいつもと変わらず笑顔でライブを展開をしているゴダイゴ、常に常に全国でライブ展開をしている世良公則、そして全国ツアー中で、間もなく”武道館150回目コンサート”を迎える矢沢永吉。

わしらのヒーローはまだまだ健在!もっともっと突っ走って下されぇ~~~!俺も前を向いてくぜ~~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もんた・・・も。

2023-10-23 | レコード

もんたよしのりも秋の空へと旅立ちました。

高橋幸宏、鮎川誠、坂本龍一、PANTA、谷村新司。日本の音楽界しいては私世代の青春時代から今に至るまでを華やかにしてくれた方たちが次々に旅立たれました。

「ダンシング・オールナイト」(1980年・フィリップス)

いきなり登場して、あのしゃがれ声で日本のロックシーンに新風を吹き込みましたね。そしてインタビューに答える際の関西弁が印象に残っています。それまでテレビに出てくるミュージシャンや歌手、或いは俳優もそうだったと思いますが、みんな東京弁を話す習慣があったように思います。それをあのしゃがれ声で「そやね。」「せえへんせえへん!」などと笑顔で喋っていたのが思い出されます。

当時ドラムを始めたばかりの私は、もんた&ブラザースの黒人ドラマーに興味を持ちました。それが右下のマーティ・ブレーシー。 日本人グループに外国人がいるとやはり目が行きます。その前にゴダイゴが私たちの前に登場した時も、ドラムにはトミー・スナイダーが座っていて「なんかかっこいいなぁ」と思いました。ちなみにベースもアメリカ人のスティーブ・フォックスでしたね。

16ビートのハイハットを叩くマーティーの、その手首の柔らかさに見入って真似をした記憶があります。

 

もんたよしのり。大空の向こうで思い切りシャウトしてください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アリス~チンペイ逝く

2023-10-17 | レコード

「アリス」のチンペイこと谷村新司が旅立ちました。

私がアリスを知ったのは、我が家が上海から帰国した中学2年の時。確かラジオから流れてきた「冬の稲妻」を聞いたのが初めてだったと思います。ドラムのタムを叩く音から始まるイントロ、そのアップテンポに柔らかさとどこか強さを感じるツインボーカルに「フォークソングって、ギターだけでやるんじゃないの?」と、日本の音楽シーンを知らなかった私は首をひねったものでした。その後、アリスの歌声とサウンドはTBS「ザ・ベストテン」をはじめ、多くの歌番組やラジオから流れ、「遠くで汽笛を聞きながら」「チャンピオン」「ジョニーの子守唄」「美しき絆」「狂った果実」「今はもう誰も」「帰らざる日々」など新旧問わず、その楽曲を耳にする機会が増えました。

「限りなき挑戦/アリス・ライブ」(1979年・東芝EMI)

私は自分でアリスのレコードを買ったことはないのですが、数年前に知人から頂いたのがこのライブ盤です。1979年と言えば前年の「チャンピオン」がヒットし「ザ・ベストテン」に何度もランキングされ、最もアツく勢いがあった頃。その雰囲気がレコードから伝わってきます。

10数年前にメンバーの還暦を機に「完全再始動」と称して再結成。テレビやコンサートを通して再び私たちの前に姿を見せてくれたチンペイ、べーやん、きんちゃん。まだまだ続くと思っていただけに残念です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝ドラ・笠置シヅ子

2023-10-05 | レコード

10月から始まったNHK朝ドラ「ブギウギ」 戦後の日本を明るくした歌手・笠置シヅ子をモデルにしたドラマです。

第1回放送のオープニングで、シヅ子(演・趣里)が歌った「東京ブギウギ」(1947年発表) 私も持っていましたぁ~~(自分でもびっくり(笑))

「東京ブギウギ/買物ブギー」(1979年・コロムビア)

当時物ではなく、後年に発売された「ミリオン・カップルシリーズ」(戦後の歌手のヒット曲をシングル盤のシリーズとして発売)の1枚です。

アップテンポで楽しそうに歌う笠置の明るい歌声に、ついつい手拍子や指を鳴らしたくなります。戦争で焼け野原となった日本各地でこの歌がラジオから流れ、勇気づけられた人々は一生懸命に生き抜こうとしたのでしょう。

ダウン・タウン・ブギウギ・バンドが1975年にリリースした「売物ブギ」(東芝EMI) 「俺たちゃ”ブギウギ”バンドだから、笠置シヅ子の”買物ブギ”をカバーしようぜ」と言ったところ、どこからかストップがかかり、「だったら”買物”に対して”売物”にしちゃえ!」と、持ってる物を何でも売ってしまう真逆の内容にした、ファンキーでノリノリな1曲

ちなみに僕ら世代が笠置シヅ子を知ったのは、CMの「カネヨンでっせ」のおばさんでしたよね?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする