BOSSの壷

"Southern Valley" の日常とBOSSの《壷》をお伝えします。

二つの、「え~、嘘でしょ?」

2016-04-22 08:01:48 | ご報告
明日の日曜日、4/24 は先週順延になった "イタグレの集い"。
ところが、どうも天気が怪しい(今のところ)。
下の写真は今日の朝。芝も、しっかりキレイにしたのに・・・。



雨も上がり、木々もシャワーを浴びて嬉しそうなのに・・・。



まあ、天気ばかりはドウしようもない。
食の準備をするショップなどの関係上、
ひどい雨でなければ決行する予定だが、
判断が難しい時はお電話ください。

話は変わるが、
何年もの "SV" の開拓で、私の身体は俄然ゲンキになった。
風邪もひかないし筋力も少し増した気がする。
しかし、一年もの間、私は「歯」に爆弾を抱えていた。
これは知る人ぞ知る、知らない人は知らない私の時限爆弾。
奥歯の根っこが歯茎の中で折れているのだ。
もちろん、歯科で抜歯しようと試みたが、
極度の腫れと痛みに耐えかねてからの通院なので、
通常の麻酔は全く効かない状態だった。
一年も、薬の注入で痛みを抑えていたに過ぎない。

この歳まで大きな病気もない私は痛みに弱い。
だから、折れた根っこが突然泣き出すのは非常に怖い。
特に、歯医者さんは大っ嫌い(治療が)。
あの痛み、好きな人なんていないでしょ?

ところが昨日、時限爆弾が破裂した。
痛みを感じてから数時間で、首から胸の方まで痛くなり始めた。
こうなると、あと2~3時間で頭をハンマーで殴られるような激痛がやって来ることは分かっている。
"集い" は近い。やることは山積み。東京へは帰れない。

~で、君津か木更津で歯科を検索。よく通る道沿いに1件ヒット。
来院すると運良く待っている患者さんはいない。
すぐに、あの恐怖の「まな板の鯉の治療椅子」に通される。

先生に時限爆弾の説明し、とにかく薬で誤魔化すようお願いする。
無口な年配の先生は、ほとんど会話もないまま麻酔をかけ始める。
少しチクリとしたが、薬を注入するための儀式だからと我慢した。

先生は、聞き慣れない音の出る「武器」で歯茎をいじった後、
「抜きますか?」~と尋ねてきた。
私は口を開けたままで「ウエ~? ヌケウンレスカ~?」
「抜かなきゃダメでしょ?」~と先生。
「エ、エ・・・、ココロノリュンビガ・・・。レモ、ヌケウンナラ・・・」。
~と、私の言葉が終わるか終わらないうちに、
やけに巨大なペンチが私の口に入っていった。
~と思った直後、何の感覚もないまま、抜けた。

生々しい写真なので描写を加工してあるが、
右の根っこが完全に折れて、神経が剥き出しになっていたのが分かる。



フレンドリーな先生しか知らない私は、
無口で、仕事の早い先生は怖い顔をしていると想像していた。
だって、歯医者さんのマスクはデカいから表情が分からない。
ところが、今後のケアの説明を受ける時にマスクを外した先生の顔を見ることができた。
想像よりご年配で、とても優しいお顔をなさっていた。

素人の私が言うのも変だし、
爆弾の恐怖から解放された喜びが言わせる訳ではなく、
この先生は「名医」だと思った。

今まで、逃げに逃げてきた「抜歯」を了解したのには理由がある。
この先生の、器具を口に出し入れする際、一度も、器具はどこにも触らない。
もう片方の手で準備する時も、口に中の器具は微塵もブレない。
唇に触れている先生の指も、ほとんどを圧迫を感じない。
私が通う、東京の主治医先生もそうとう上手だが、
この先生の正確さとソフトさには驚いた。
そんな神業を直感で感じ、突然だが抜歯をお願いしたのだと思う。

私も歳を重ね、経験を積んだのだから、
もっともっと丁寧で美しい仕事をしなければっ ‼