2005年3月11日 奈良井から 鳥井峠を越えて薮原まで歩いた。 雪の具合が分からなくて前の日に 地元の観光課に電話をかけて調べた。 自分では十分準備をして出かけたつもりだったけれど 深い雪に 前に進めなくなり 戻る気も無くなり 憔悴しきって遭難しかけたと言う思い出がある。
しばらくは 山の事を考えると 恐ろしさがさきに立って どうしても乗り越えることが出来なかった。 そのとき一緒だったオモニが 「一度 雪が無いときにはどうなっているのか 確かめに行きたいね。」 と言うのだけれど なかなかうんといえなかった。
今思えば 何でも無い道だったのかもしれないけれどね 時雨も降っていたし・・・・
今月会社を辞める人がいる。 前から一緒に山に行こうねって言っていたのに 休みが今月から一緒になるねっって言っていたのに 急に止めて兵庫の方に帰ることになった。
お別れ遠足しよう。 きつい山は駄目だよ。
折しも紅葉のまっただ中。 いろんな候補がある中で 自分の今後の予定を考えて 奈良井から薮原を思いついた。 オモニと一緒にリベンジするはずだったコースだけれど 彼女は最近忙しい。
と言うわけで 8時に二人を迎えに行って マグロードに乗る。 中津川を降りて木曽路に向かう道は 思ったほど混雑していなくて すいすい。 道路脇は色とりどりの紅葉で 気分は高揚してくる。
前の経験があるので 奈良井では十分時間を取りたいと思っていたけれど 割合すいすい行けたのと 紅葉の美しさに 寝覚めの床に寄ることにする。
二人ともはじめてだそうな。兵庫からわざわざ遊びには来ないわな。 あ でも 馬籠は来たことがあるそうな。
道の駅で 少し覗くつもりだったけれど 二人とも どんどん下に降りていって 追いついた頃には 寝覚めの床の真ん前にいた。
奇岩が連なる 渓谷は 水も青く空を映している。白い岩とのコントラストが美しい。
ここには浦島太郎伝説もあるんだね。
海から戻った浦島太郎 諸国を旅して ここが気に入ってしまって 住み着いたのだそうで 寝覚めの床の岩の上でまったりと過ごしていたところ 音姫様からもらった玉手箱の事を思い出して開けてみたんだと・・・
一気に300歳
ふーん あんまりしんじられない。 私が浦島太郎だったら 一体なにくれたんだろう?って きっとすぐに開けてみるよ。
さて話を戻して 今日は奈良井から薮原を歩くのだけれど 車は薮原において中央線で奈良井まで行くつもりだった。 山から戻ってすぐに帰れないのは 時間的にもきついかな?と思ったから。(前のときは4時に下山のはずが 6時近くになって 悲しかった)
薮原で時間を見ると あれれ~ 奈良井まで2時間待ちだよ。 そう言えばさっき塩尻のほうへ行く電車見送ったんだった。
急遽変更。奈良井に車を駐めて 帰りに電車で車を回収することにした。夕方の方が電車は本数あるでしょう。
30日は奈良井から鳥居峠を越えて薮原まで歩く予定です。
鳥居峠に雪があるかどうかわかりません。行ってみてのお楽しみです。
川底の岩も、上から見るのと、大違いで、
見上げるような絶壁でした。
R19は、トンネルで抜けますが、旧道は、峠越えでしょうね。
どんな景色が見えるのか楽しみです。
奈良井にお泊まりになるのなら メインは今日でしょうか? 奈良井から薮原までは3時間もかかりませんものね。
お天気良いし 御岳がきっと見えますね。
山小屋さんは雪があっても大丈夫。
私はなれていないのと 下の方が溶けてざくざくで足が斜めに入って抜けなかったのとで すっかり疲れてしまいました。
奈良井のトンネルは分水嶺のあるところ 私は見落としましたが トンネル内にもその表示があるらしいです。 ちょうどその上を歩くことになります。
今思えばそんなに厳しい峠越えでは無かったけれど 条件が悪いと大変です。 今回は とても美しい山に入って大満足の山歩きでした。