テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

「心を偽る愛の影」第10話

2010-05-15 | タイドラマ「心を偽る愛の影」
第10話
トーファー村を訪れたラティーとカオホーム。夕食の支度をします。ラティーがワインを持ってきたのを見て、カオホームは咎めますが、ラティーは「いいじゃない」と聞きません。テーチットもカオホームに同意しますが、ラティーは「カオホームは、ナーワーと一緒じゃないから気が乗らないのよね」と余計なことを言い、いたたまれなくなりカオホームは席を立ってしまいます。部屋にいたカオホームを訪ねるテーチット。カオホームが大学に入学したときから、ずっと渡せずにいた腕時計を渡そうとします。「ずっと渡そうと思っていたんだ。受け取ってくれるか」というテーチットに、カオホームは「もうあなたに散々傷つけられた。もう傷つきたくない」と扉を閉めてしまいます。失望し部屋に戻ったテーチットを、ラティーがワインを手に待っていました。「もう寝ろ」というテーチットに、ラティーはワインを飲ませますが、ワインには睡眠剤が入っていました。

今まで散々テーチットに傷つけられてきたけれど、テーチットの誠意は本当なのではないかと思い始めるカオホーム。テーチットの言葉を思い返します。一方、睡眠薬入りのワインですっかり眠り込んだテーチットの部屋へ、ラティーが忍び込んでいました。寝ぼけているテーチットには、ラティーがカオホームに見えます。翌朝、食事の支度を済ませテーチットとラティーに声をかけるカオホーム。ラティーがテーチットの部屋から出てきたのを見てカオホームは驚きます。ラティーの腕には、テーチットが昨日渡しに来た腕時計が。勝ち誇った表情でテーチットの部屋の扉を開けるラティー。裸で寝ているテーチットを見て、カオホームはすべてを悟ります。弁解しようとするテーチットを振り切り、走り去ってしまいます。

迎えに来たナーワーから、「テーチットは君になにもしていないよね。それなのに、どうして泣いているの?」と尋ねられ、カオホームは自分の気持ちに気付きます。「好きになっちゃいけないと思った。だけどできなかった」と、はじめてテーチットへの自分の気持ちを話すカオホーム。そんなカオホームを、ナーワーは慰めます。ナーワーの優しさに、カオホームは「少し時間をちょうだい。きっとあなたを好きになるから」と話します。ナーワーの体にそっと腕を回すカオホームを、テーチットは遠くから見ていました。荷物をまとめバンコクに戻ろうとしたカオホーム。ラティーがナイフを持っているのを見たナーワーは、フォンがラティーのDNAを調べたいと言っていたことを思い出します。ナイフを取り上げるふりをしてラティーの指を少しだけ傷つけ、血の付いたティッシュをひそかに持ち帰ります。

ナーワーともみ合いになって指先を切ってしまったことを、大げさにテーチットへ訴えるラティー。「これ以上嫌な気持ちにさせないでくれ」とテーチットはラティーに冷たく言い放ちます。「責任は取る。だけどカオホームのことは絶対忘れない」というテーチットに、ラティーは悔しがります。一方バンコクでは、フォンがランヤーを訪ねに来ていました。ラティーが本当にランヤーの娘かどうか、DNAを調べたいというフォンに、ランヤーは戸惑いながらも同意します。バンコクへの帰り道、「いつか孤児院が再建したら、また村に戻って、子供たちと幸せに暮らしたい」というカオホームの話す夢を、ナーワーは応援します。笑顔を見せるカオホームに、ナーワーは幸せな気持ちになるのでした。家に戻り、ラティーのことを尋ねられるカオホーム。困っているとナーワーが「ラティーからちゃんと話があると思います」と助け舟をだします。

夜、テーチットと一緒に戻ってきたラティー。車から降りようとしないテーチットに、ラティーは苛立ちますが「責任は取るといったはずだ」と言われ、引き下がるしかありません。泣きながらランヤーにテーチットとのことを話すラティー。ラティーの話にランヤーも怒り、悲しみます。翌日、テーチットの父がランヤーのもとを訪れます。「テーチットには失望した」と言うランヤーに、テーチットの父は「ともかく先に婚約をして、ラティーが大学を卒業したら結婚、という形にしては」と提案。そんなまどろっこしい話はまっぴらなラティーは、テーチットの父に「その間に彼が心変わりするかも」と泣きながら訴えます。ラティーとの結婚も、トーファー村の計画が終わってからだというテーチットに、父は怒り心頭。「そんなことを言っていられるのも今のうちだ」と凄みます。

いくらひどい男でも、好きになったのはテーチット。だけど愛してくれるのはナーワーだったんですよね。

ナーワーの父から、トーファー村のプロジェクトを解任されてしまうテーチット。「最後までやらせてください」と必死に訴えるテーチットに、「今はラティーとの関係に責任を取ることのほうが大切だ」と聞く耳を持ってもらえません。ナーワーと食事に出かけたカオホームは、ナーワーから指輪を渡されます。「右の指にはめるのは、婚約指輪じゃないからだよ。いつか君の気持ちが固まったら、左手にはめなおして欲しい。でも気持ちが変わったら、外してくれていい」というナーワー。カオホームはその場で指輪を左手の薬指にはめなおします。帰宅したカオホームたちを、テーチットが待っていました。「今更何をしにきた」と言うナーワーに、テーチットは「自分の負けだ。カオホームを頼む」とだけ言い残し、去っていきます。一度も自分のほうを見ようともしないテーチットに、カオホームは自分とテーチットとの関係がすべて終わってしまったことを悟ります。

ラティーとテーチットの結納には、カオホームとナーワーも招待されていました。ラティーの指にテーチットが指輪をはめるのを見て、カオホームはいたたまれない気持ちになります。式を抜け出し、ひとりでいたカオホームに、テーチットが声をかけます。「君が好きだ」というテーチットに、カオホームは涙をこらえながら「あなたの言葉はもうなにも信用できない」と告げます。「遅すぎるのは重々承知してるけど、君が好きだ」というテーチット。「あなたは、あなたの選んだ人を幸せにしてあげて。私も、私を選んでくれた人に、幸せにしてもらうから」と気丈に話すカオホーム。「君の幸せを願ってる」というテーチットに、「あなたもね」と返し、カオホームはその場を後にします。テーチットと別れた後、カオホームは流れる涙を止めることはできませんでした。

翌日、フォンとランヤーはラティーに見つからないようこっそり病院へ出向きます。いち早く察したラティーは、そっとあとをつけます。ランヤーがDNA検査を受けていることを知ったラティーは、自分が疑われていることに気付きます。ランヤーのDNAを調べれば、以前ナーワーが持ち帰ったラティーのDNAと照合することができ、二人の親子関係が本物かどうか確認できるとナーワーに報告するフォン。ラティーがランヤーの娘となった根拠をナーワーは尋ねます。「生まれたときに託したペンダントを、ラティーが持っていたのよ」と話すフォンに、「ラティーがそんなペンダントをつけているところは、見たことがない」と訝しがるナーワー。「明日DNAの結果が出る。とんでもないことが起きるかも」とフォンはナーワーに話します。

テーチットと結婚式の衣装合わせに行くことになっていたラティー。迎えに来たテーチットにお茶をだすカオホームに、わざと「一緒に来ない?」と声をかけます。上機嫌で衣装合わせに望むラティーでしたが、テーチットはさっさと衣装を決めてしまい、ラティーのドレス姿を見ようともしません。一方カオホームは迎えに来たナーワーと一緒にボウリングへ行きます。ナーワーと過ごす楽しいひとときに、カオホームも笑顔になるのでした。ラティーを送ってからも「仕事があるから」とさっさと帰ってしまうテーチットに、ラティーは不満な気持ちでいっぱいになりますが、フォンの車が停まっているのに目をつけます。ラティーはフォンの車から、フォンの泊まっているコンドーの鍵をこっそり盗み出します。

付き合いだしてすぐのデートといえば、ボウリング!

うかつにもラティーと寝てしまったテーチット。既成事実を突きつけられ、とうとう自分の気持ちに気付いてしまうカオホームでしたが、もう遅かったというか・・・それでもカオホームへの変わらない愛情を訴えるナーワーに、カオホームも自分の気持ちを預けようとしています。それでいいのか、カオホーム!!だけどあれだけ優しいナーワーになら、気持ちが動いてしまっても当然ですよね・・・。ナーワーからの指輪を、即座に左手にはめなおすカオホームの、決意というか「もう辛い思いはしたくない」という気持ちが、見ていてせつなかったです。そして徐々に追い詰められつつあるラティー。テーチットからの愛情がもらえないのは、自分が汚い手を使ってテーチットをものにしたからなのですが、そんなことラティーに理解できる日は来ないでしょう。ラティーの破滅も、時間の問題です。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本当に… (yap)
2010-05-15 10:59:25
もうどんな天罰が下っても、心の底から溜飲が下るようなことはないような気がします。

まぁ、一人でこのドラマを引っ張ってきた(掻き回してきた)『悪』なわけですから、ラティー様様なんですけどね~

結納の式のテーチット、格好よかったです。
(横座りなのに~)絵になります。

最終的に、テーチットとカオホームには幸せになってもらいたいとは思うのですが、
優しいナーワーのことを思うと胸が痛みます。
返信する
ほんとそうですよね (hana(本人))
2010-05-16 01:27:26
>yapさん
いつも優しくて穏やかで、癒し系なナーワーにも
どうにかハッピーエンドが用意されていればいいんですけどねぇ・・・。
もちろんテーチットとカオホームにも、幸せにはなってもらいたいですが・・・。

物語ももう大詰めです。
ハッピーエンディングが楽しみなような、胸が痛むような。
返信する

コメントを投稿