ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

国破山河在

2009-03-08 19:55:25 | 平々凡々

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<o:p>  先日、会社の帰りに夢見るk君と居酒屋「</o:p><o:p>又兵衛」で飲みました。イカゲソや豚バラキムチ、イカの刺身などなど。食べ始めて写真を写したので、雑然としてます。最近は飲む回数も減りました。</o:p>

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 景気の落ち込みで電力需要が急激に落ち込んだためか、最近は引合い物件も少なくなってマイペースでデスクワークをこなしている。といえば格好いいけど、実際はネットを通じて趣味の世界に入り込んでいる。

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 子供の頃から、なぜか漢詩や古文に惹かれていた。理詰めの数学も好きではあったが、それ以上に古文などの流麗な読みと抑揚、リズムに魅せられていた。枕草子の「春はあけぼの・・・」、方丈記の「行く川の流れは絶えずして」・・・」、平家物語の「祇園精舎の鐘の音・・・」などなど、実に名調子で心地よい響きだ。進学・受験に縁遠い工業高校に通っていたので、古文や漢詩の授業は少なく素読などの基礎的な勉強が不足していたのだが、それでもこれらの名文はずっと私の心の中に入っていた。漢詩についてもそうで、タイトルに挙げた杜甫の「春望」や李白の「静夜思」に感嘆したものだった。その他にも長文の「赤壁の賦」も何度も読んで空で言えたほど、のめりこんでいた。もちろん、わずかな授業時間だったので教科書のこれらの有名な詩しか接することが出来なかった。(その後、大学受験を決心してからは、受験勉強の中で古文、漢詩を知ることが出来ましたが。)

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 そして今、砂に水がしみこむように、暇な時は漢詩や古文を読んでいる。源氏物語もその一つ。今まではすべて読み知っていたかのような錯覚を持っていたが、実は殆ど知らなかった自分に驚いた。やはり奥が深い! 未熟者だと思い知ったのです。

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 国れて山河あり・・・遥か遠いふるさとを思い起こすような響きです。  城、春にして草木深し・・・切ない望郷の念が浮かびます。 ふるさとは暖かく、私を包んでくれる。 還暦をすぎた私にとっては、ふるさとが少年時代のことと思われます。夢中で野山や川で遊んでいた時代、なぜか心が切なくなる思いがします。晩年に差し掛かったと云うことなのでしょうか。

 

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コメント (8)    この記事についてブログを書く
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8 コメント

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Unknown (kiri)
2009-03-08 23:37:05
こんばんはー、私、漢文、古文は苦手でしたーー
何故苦手だったのか・・それは古文の授業が始まると睡魔が襲ってきて勉強に身が入りませんでした。その先生のお話がまるで子守唄だったのです・・。
ケンさん、素敵な言葉があったら教えてくださいね。
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Unknown (igaiga)
2009-03-09 09:56:47
源氏物語は好きなのですが、現代文で読まないと意味がわからないのです(^^;)
古文そのままでは頭に入らないんですよね。
晩年に差し掛かる。なんかじわーっとくる言葉ですよね(^^)
趣味に没頭されるのもいいかと思います(^^)
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Unknown (玉茶丸)
2009-03-09 19:23:08
私も古文は好きでしたよぉぉぉ(^_-)-☆
漢文はkiri1さん同様睡魔がぁぁぁ(汗)
祇園精舎の鐘の音諸行無常の響きあり・・・
つくづく!!その通りだと~~
今まさに・・・感じています(~o~)
長い人生においての栄華って儚い夢ですよね・・・
どう死ぬべきか・・・を視野に入れないといけないと考えるようになりましたわぁぁぁ!
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Unknown (chai)
2009-03-09 20:28:36
私は漢詩のほうは、全くダメですが・・・
「源氏物語」は漫画の「あさきゆめみし」を読んで人間関係やあらすじが分っていたので凄く理解し易くて、試験もバッチリ!でした♪
大人になってからですが、和歌も、ちゃんとその意味(直訳と意訳)を知ってから読むと、奥深いですね!
どちらにしても、受験用に丸覚えしようとしても無理な気がします。
学校で習うことって、表面的で興味がもてないというか・・・色あせている感じがしませんか?
これからまさに娘達が通る道です。あ~大変だ。
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Unknown (ゆうしゃケン)
2009-03-09 22:21:53
kiriさん、
 漢文は苦手? 漢文のあまりの名調子が子守唄に? それじゃ眠たくなるのは当たり前ですね。
高校の授業で、居眠りしていると先生からチョークを投げつけられていましたよ! 今では考えられない時代です。でもお互いに(先生も生徒も)分かりあってたようで、結構仲が良かったんです。
 素敵な言葉! 情熱の国スペイン語で I love you! をどういうか、調べてきますね。
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Unknown (ゆうしゃケン)
2009-03-09 22:24:51
igaigaさん、
 若いから、漢文や古文なんて関係ないと思うでしょう? そうなんです。実際関係ないんです、元気なうちは。 次第に演歌が嫌でなくなり、口ずさむようになるんです。これが日本人。最近演歌が見直されてるでしょう? この流れなのですよ、たぶん。
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Unknown (ゆうしゃケン)
2009-03-09 22:29:47
玉茶丸さん、
 朗々と詠まれる古文の名調子・・・! いいでしょう、好きですよ! 正月の歌会始のような詠み方は遠慮しますが。 でも、韻律を網羅した名文は聞いていて心が和みますね。
 花の色は移りにけりな、いたずらに・・・この小野小町の歌が玉茶丸さんの現状かも(失礼、まだまだ色香溢れる美人ですよ)。もうひと花もふた花も咲かせてくださいな。
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Unknown (ゆうしゃケン)
2009-03-09 22:36:46
chaiさん
 源氏物語をコミックで? なるほど、ストーリーを知っていたら理解しやすいし、イメージも浮かびますね。そういえば、私の大学の頃の英語は訳本を買って、それで筋を覚えてました。まぁ、こんな抜け道が許されてた古き良い時代だったのです。
 本格的に勉強するのなら、やはり意味をきちんと調べて、理解しなくてはね。 
娘さんたちにchaiさんが果たせなかった? 夢を託すのでしょうか。センスあふれた娘さんたちだから、立派に後を継ぐと思いますよ。
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