如月

 

   明日から2月、如月だ。そしてまもなく立春。待ちかねた春の訪れだ。特に今年は春が待ち遠しく感じる。今年の冬さえ乗り切れば、4月からは完全フリー、毎日が日曜日だ。朝、寒くて暗い中をマフラーを巻きつけ、コートの襟を立てて北風に逆らわないように縮こもってバス停に向かわなくても良い。４５年間の勤労もあと２ヶ月だ。

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　正月の間、座敷に飾っていた羽子板。２月になればひな飾りと入れ替える予定。

 

  娘二人はこぞって、「小遣い稼ぎにもなるし、暇だろうから学校を続ければ?」と言う。妻は妻で私が居間でTVの番人のように座っているのをみて、「他にすることは無いの？」と邪魔者扱い。今がこうだから、毎日が日曜になるとそれこそぶつかり合うこと必定だ。ただ私にも言い分が有って、冬の間は書斎は寒いので居間が書斎代わりにならざるを得ない。昼間に書斎のエアコンを付けると、驚くくらいに電気代が高くなるのが見えている。特に今年は円安で灯油も高いから「暖房は１箇所で!」とならざるを得ない。

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　暖かくなれば、私の行動半径も広がるであろうし。「亭主は留守で元気が良い」状態になるはずだ。<o:p></o:p>

 

　今日の福岡、無風で雲ひとつ無い。ここ１週間、割と暖かい日が続いているのだが、今日はその集大成のようで気温も１６度を越して、まさに春だ。通勤路でも垣根越しにちらほら咲きだした白梅が観え、まもなく梅の香りが漂うことだろう。戸外で遊ぶ時間が多くなるに違い無い。そういえば、奏君、今日はマラソン大会だそうだ。小学校近くの平和公園のグランドを走るのだそうだが、練習では１８位だったという。小１の男子生徒は５～６０人くらいだろうから、まぁ普通かな。（今日の本番ではバァバも応援に駆け付けたのだが、２１位だったそうだ。奏君、頑張りました！）

　

   孫達が今頑張っているのが、縄跳び。奏君が体育の授業で教わったのだが、負けず嫌いの和君も早速始めた。奏君の方が始めたのが早かったので１日の長があり、交差跳びができるようになった。ただ二重跳びはまだ二人ともできない。研究熱心な和君が玄関の階段から飛び降りて二重とびのタイミングを計っていた。すぐに出来るようになるだろう。<o:p></o:p>

 

　私も孫達と張り合って、３０年ぶりに縄跳びをしているのだけれど、連続５０回程度でもう息が切れる。綾跳びや交差跳びもタイミングが合わなくて苦戦している。この冬に太った体躯を絞るのにちょうど良い運動だと頑張ってはいるのだが、どうも孫達に負ける気がする。ジィジの威厳を損なわないように、隠れて練習しておかなくては。

 

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