ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

阿蘇ボーイ

2013-04-11 15:00:35 | 紀行

 

阿蘇ボーイのクロちゃんシートで、和君と奏君

 

昨年の春、和君と奏君を連れてSL人吉号に乗りに出かけた。 幼児期に何でも体験させたいと思い込んでいる妻の発案なのだが、汽車好きの孫達にとっても嬉しいことで、九州新幹線も経験して大いに盛り上がったのだった。 そして今年は小学校に入学する前の思い出として、阿蘇ボーイに乗りに行くことになった。 いつものことながら妻が計画し、私は同行するだけだったが。

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 阿蘇ボーイ、熊本から阿蘇の宮地を結ぶ豊肥線の特急列車だ。元来は熊本―大分間なのだが一昨年の大水害で大分側の鉄橋や線路が壊滅しており、列車は宮地までとなっている。(不通区間はバス輸送)このローカル線の阿蘇ボーイ、実は大変な人気者。初代はSLだったのだが、一昨年にディーゼル特急に変わり、パノラマシートやラウンジ、クロちゃんシートの他にも子供向けに遊び場や図書ルームなども設けられており、車内には阿蘇ボーイのシンボル、クロエモンが色んなところに顔を出していて、楽しみが満載の列車なのだ。

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 一泊二日の旅行なのだが、今回からはたっ君も行くことになった。トイレの心配が無くなったし、歩くのもしっかりしてきた。それぞれのパパだけが仕事があるので留守番、孫3人、ママ2人、ジジババ2人の総勢7人だ。目的が阿蘇ボーイだけというのも芸が無いと、妻が南阿蘇鉄道のトロッコ列車に乗る企画を加えた。 阿蘇の外輪山にある立野から高森まで、白川や黒川の峡谷を渡る観光トロッコ列車が走っている。そして宿泊地は阿蘇ファームランド。色んなテーマパークがあって、日中はそれで遊び、疲れたら温泉で汗を流し、ドーム型の家がキノコのようにずらっと並んでいるビレッジで宿泊するという算段だ。

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 小倉から特急、新幹線を乗り継いで熊本へ。ホームではちょっと気取った感じで阿蘇ボーイが停まっていた。前の方では記念写真を収める人たちも多く、有名な汽車だというのを改めて感じた。それにパノラマシートに照英さんが座っているのが見えて、「ほぅ、阿蘇に行くんだ!」とこの時は思った。

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 熊本から立野までは1時間弱。私はクロちゃんシートに座って、孫達が木のプールでボール遊びをしているのを眺めていた。たっ君は一目散に図書ルーム。やはり絵本が大好きのようだ。

 

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<o:p>阿蘇ボーイ、木のプールで。右は照英さんの取材。</o:p>

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 ところが動き出して10分ほどすると何とカメラマン達に囲まれて照英さんがやってきた。子供たちが遊んでいる木のプールに陣取って、子供たちに話しかけている。伝え聞きによると、JR九州の阿蘇ボーイのPR取材なのだった。タイトルは知らないが、5月に放送されるらしい。調べておかなくては。

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カメラは和君や奏君にも廻っていた。奏君が名前を聞かれて名乗っていたのが奏君らしかった。この照英さん騒動であっという間に立野に着いた。そこからトロッコ列車に乗り換えた。天気は良かったのだが若干風が強かった。トロッコは窓がなく雨風が振り込んでくるので、よい天気じゃないととても乗れない。それに花冷えと云うのだろうか、若干寒くも感じた。

 

<o:p>南阿蘇を巡るトロッコ列車</o:p>

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 トロッコ列車は峡谷を跨いでゆっくり進む。長いトンネルもあって、結構、面白かった。 ただトロッコサイズなので席幅が狭くて窮屈ではあった。桜はもう葉桜に替わってはいたが、田園には菜の花や蓮華が咲いていて、阿蘇の五岳は春たけなわの装いだった。

 

 

コメント (10)
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