神田駅周辺は、昔からたくさんの飲食店が点在している街でして、この駅を利用しているサラリーマン達は自宅へまっすぐ帰る事が非常に大変なのではないでしょうか★
私と神田駅は、ちょっとした縁がありまして、その昔駅構内にあるおそば屋さんでアルバイトをしていた事があります★
お店の名前は「田毎（たごと）」★今はもう無くなってしまいましたが、当時は夕方から夜にかけて大繁盛、バイト代もいいものを頂いていたんですよ★
まかない付きだったので、腹を空かしていた私にとっては大変助かりました★
たまに終電まで残業をした時など、構内の小部屋に泊まるのですが、夜中に夜食を調達する時は、ホームから線路に降りて架線の柱を伝い、はしごのようにして地面まで到達★
夜食を買った後は、再度架線を登り、線路からホームへ行くという事をしていました★
今、そんな事をしたら、警察に逮捕されますよね★（無茶してました～）
前置きが長くなりましたが、そんな神田にそれはそれは珍しい焼き鳥屋さんがあるのでご紹介しましょう★
お店は『小次郎』★
カウンターだけのとても狭いお店で、１０人も入れない位です★
ここ神田で二十数年されているそうで、歴史を感じさせてくれる店内がいい感じです★
しかし、このお店、余程の事がない限り一見客は入れません★
お店のご主人がお店に入れてくれないのです★
会員制のお店ではないのに珍しいですよね★
ご主人は自分の気に入らない人とは話もしたくないようで、入り口の暖簾から顔を覗く人がいると、「すみませーん、もう看板なんですよ～」と断りを入れます★
今回、私の会社の同僚Ｋさんが紹介してくれたので、入ることが許されましたが、初めてなので緊張しまくりです（笑）★
ご主人は昭和４０年代にはブリブリ言わせていたとか、、、★
目の鋭さから、相当な方にお見受けしました★
べらんめえ言葉がとてもお似合いですしね★
お店のＢＧＭは中村晃子や園まりなどですから、お店は昭和にタイムスリップしたような錯覚に陥ります★
さて、串の方ですが、ご主人の見た目の割りに（すみません！）は繊細な下ごしらえがされていて、とても美味しくいただけました★
特に「つくね」は塩加減といい、口当たりといい、申し分ない出来上がり★
その辺の専門店は脱帽ですね★
ただ、お店に入るのが難しいので、強行突破をお勧めします★（笑）
『小次郎』
千代田区内神田３－１９－４
０３－３２５７－０９２０
（３のニコットナ、コジロー）と覚えましょう★
