勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

合歓の花

2007-07-04 23:58:32 | Weblog
 7月に入り、東京もやっと梅雨らしい天気になった。奥の細道で芭蕉が詠んだ、中国の絶世の美女“西施”に例えた合歓の花が、雨に煙りその美しさを際立たせている。
鬱陶しい梅雨空も、時として心が落ち着き、雨音が心地よい子守唄になることもある。

◇ ねむの木の子守唄 ◇

ねんねの ねむの木 ねむりの木
そーっとゆすった その枝に
遠い昔の 夜(よ)の調べ
ねんねの ねむの木 子守歌

うすくれないの花の咲く
ねむの木陰で ふと聞いた
小さなささやき ねむの声
ねんね ねんねと 歌ってた

ふるさとの夜の ねむの木は
今日も歌って いるでしょか
あの日の夜の ささやきを
ねむの木 ねんねの木 子守歌



皇后陛下が聖心女子学院時代に作られた詩
作曲・山本正美さん
編曲・山本直純さん
(山本正美さんは直純さんの奥様です)

合歓の木は、夕方になると眠るようにその葉を閉じ、早朝には再び開くという。
 合歓の花の繊細な花びらも、女性の黒髪も、しっとりと雨に濡れてその美しさを増し、梅雨もまた楽しからずや。今宵は雨音を子守唄に・・・

Good night ♪