こんにちは、ダンワールドです。
もうすぐ「土用の丑の日」がやってきます。
今年(2016年)は、7月30日の土曜が土用の丑の日なので、週末にウナギ(鰻)をじっくり堪能できそうです。
ところで、土用の丑の日になぜウナギを食べるようになったのでしょうか?
一説によると、江戸時代のなかば、学者の平賀源内がウナギ屋の依頼で、店頭に「本日土用の丑の日」と書いたのが始まりだとのこと。
有名な先生が一筆書いたというで、「この日のウナギには、何かあるにちがいない」と人々の関心を集め、大いに売れたそうです。
もうひとつ、春木屋善兵衛が起源との説があります。
文政年間の夏、ウナギ屋である春木屋善兵衛は、藤堂の殿さまから大量の蒲焼きの注文を受けました。
土用の子の日、丑の日、寅の日の三日にわたりウナギを焼き、それぞれを床下に貯えて一週間後に出してみると、丑の日に焼いたウナギだけが悪くなっていなかったそうです。
そこで丑の日の蒲焼きがもっともよいとして、殿さまに届け、それを店の看板にしたとのこと。
当時、「う」の字のつくものを食べると夏バテしないと考えられており、ウメ、ウリなどがよく食べられていましたが、これにウナギが仲間入りしたという面もあるようです。
丑の日の起源はともかく、ウナギは古くは「万葉集」の時代から強壮食品として愛用されてきたといいます。
ビタミンA、B1、B2、D、E、さらにはカルシウム、鉄分と体に必要な栄養素がこれでもかというほど含まれているウナギ。夏バテ対策にピッタリですね。