The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
“日本の原発政策”についてチョット考える
先週末の“朝まで生テレビ”は“激論!原発と日本のエネルギー政策”をテーマにやっていた。ほぼ“原発推進派”と“反対派”に分かれての討論だったが、推進派の議論に迫力が乏しく主張の要旨に明解な印象が無い。
私は原発は矢張り、早急に手仕舞うべきものと考える。その主な理由は次の3つである。
①原発には経済性が全くない。つまり儲かるものではないことが、近年明らかになって来ている。
②核廃棄物を10万年規模で安全に保管する場所が日本にはない。
③原子炉を地震から安全に保護できる場所が日本にはない。
原発エネルギーは1kWh当たり せいぜいで2桁のコストとされるが、ソーラー・パネルによるエネルギーは日本でも1桁となり得ると言われて来ており、世界のチャンピオン・データーでは1円台とされる状況になっている。これが現実であり、世界の常識なのだ。だから、それでも原発にこだわる人々の理由が私には全く理解できないのだ。 . . . 本文を読む
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確定申告に絡んで
先週で何とか確定申告を終えた。毎年の悩ましさ。何のためにこんな面倒臭いことをやっているのか。実は、既に所得の源泉で徴収されているので、税法上大抵は過払い状態になっている。それを自主申告で取り戻す作業、というのが実態だ。要は個別の所得状態を総合して“確定”して“申告”して過払いの“還付”を受けるためにやっている。だったらば、何故そんなことに何故四苦八苦するのだろうか。面倒臭ければ止めておけばいいはずにもかかわらず・・・。
ところで、テレビで言っていたがこの時期のストレスに“花粉症と腰痛と確定申告”があるという。私には昨年末からの腰痛と確定申告と、年度末集中のEMS審査も重なって、先週は物凄いストレスだった。それが原因で蓄積疲労となり風邪を引き、ストレスは返って増えてしまい、非常に困ったものだった。これからようやく元の平穏なマイペースの日々がやって来るのが楽しみだ。 . . . 本文を読む
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米朝首脳会談決裂に思う
先週の話題は何と言っても、ハノイの米朝首脳会談決裂だろう。
これは不利な国内状況を覆そうと目論んで開催した米朝首脳会談を成功させるのが、現状でのトランプ氏の最大の私益と思われたからだ。さらに、そうした私益の中で経済的請求は日本につけ回す懸念が大きかっただけに、私には大いに驚きだった。つまりトランプ氏の決断は米国のみの国益というよりは、アジアにおける自由陣営の国々の国益に配慮したものと言え、常々の“アメリカ・ファースト”とは色合いが大きく異なる行為だった。特に、日本には若干有利に作用するのではないか。
この好機をどのように生かせるか、安倍氏の手腕に期待したいが、果たして果断に動ける俊敏さがあるのだろうか。無策の間抜けな結果になることが目に見えるような気がする。何故ならば、北朝鮮には勿論、中国やロシア、韓国にすら日本の外交パイプは存在しないからだ。対米盲従外交、これは最早外交ではないが、そうしたことの結果であるのは間違いない。 . . . 本文を読む
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日本を今一度「カンサ」致したく候
日本社会は一体どうなっているのか。先週末25日の朝日新聞の内容は悲惨だ。第1面には“基幹統計22統計に誤り”とあり、第2面にその“統計不正、内輪で検証”とあって、その不正の内容を調査した報告書の内容は“一般の水準に照らすと「0点」だ。”とある。さらに同日第7面には例によって民間会社の“住友重機、検査不正”とあった。翌26日の朝日新聞の第1面には“技能実習、認定取り消し 三菱自・パナソニック(法務省、受け入れ5年認めず)”とあった。第2面にはその詳報があって、大手民間企業の不法行為を指弾している。
どうすれば良いのか。先ずは、日本の官公署に対する強力な監査機能が無いように思う。せいぜいで会計検査院くらいだが、絶大な権限があるようではない。国会でも“予算委員会”は結構花形のようだが、“決算委員会”はあまり報道もない。国会に行政監察委員会を設けるか、行政側に行政監察院のような常設組織を作ることで、緊張感を持たせる工夫が必要だ。民間でもさしずめISO審査の活用が考えられるが、現状ではこれも機能しそうにない。これをどうするかが課題だ。
とにかく日本では、あらゆる組織的活動に“監査”の仕組や相互監視機能が働くような組織構成にすることが肝要ではないか。問題は、それが日本ではあまり重視されていないことだ。特に政府機関にそうした機能の組織が手薄なのは、日本をダメにする契機になるように思うし、危機感を覚える。 . . . 本文を読む
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日本を今一度「カイゼン」致したく候
“日本オリンピック委員会トップの竹田会長が東京五輪・パラリンピックの招致に絡み、フランス当局の調べを受けている”問題はISO26000でも言われている“デューディリジェンス欠如”ということよるようだ。竹田会長は“五輪招致で起用したコンサルタント会社が悪質な会社とは知らなかった。”と主張するが、それではでは済まされない。トップの注意義務違反が問われるのが世界標準だが、そのこと自体“お勉強”せずに活動した結果だ。超セレブ・竹田会長の辞任の可能性は濃厚だ。
世界の常識を“お勉強”しなくなったのは日本が先進国だとの誤解によるためではないか。しかし、最早日本は先進国ではない。ここ数年で中国に遥かに追い越されてしまっている。否、日本は明らかに出遅れており、相対的に後退している。日本企業は“カイゼン”が得意なように思い込んでいるが、その思い込みに実態はない。“カイゼン”が出来なければ“改革”は当然望めず、世界に置いて行かれるのが現実。魚は頭から腐る。日本はその頭も手足も最早どうしようもない状態にある。
この“日本を今一度「カイゼン」致したく候”とは思えど、このためには人の意識、教育の改革が必要なのだろう。しかし、日進月歩の技術革新のさ中では間に合わない。近い将来、日本は一旦地獄の底に落ちざるを得ないかもしれない。 . . . 本文を読む
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世界1周船“オーシャンドリーム号”の見学会に参加
先週末は世界1周の旅をする船が神戸で公開が企画されたので、見学に赴いた。ピースボートが主催するオーシャンドリーム号の船内公開だった。船の概要は、ピースボートのHPによれば、“1981年にデンマークで建造されたオーシャンドリーム号は、多数のホールやラウンジを備え、三つのプール、二つのジャグジーを含むデッキスペースでもゆったりと過ごすことができる本格外航客船。”という。
船齢は40年近いので新しいとは言えないが、船内は結構整備されている。しかし海外のデンマーク建造のためか、バスタブのあるキャビンは高級な部類で、高価。私は風呂が無ければ生きていけない日本人である。ところがデッキ・プランをまじまじ見ると7階フロアの後尾に展望大浴場が設置されており、それを見に来たようなものだ。要は、日本のピースボートが傭船し、専属なので日本人向けに改造設置したのであろう。船室キャビンは公開されているものは全て見た。普通のビジネスホテル並みであり、100日間世界一周は十分に耐えられるだろうと思えた。後は個人的に問題点を解消するだけだが・・・。 . . . 本文を読む
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“ひょうご講座2018”の受講を終えて
先週で(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構 研究戦略センター主催の“ひょうご講座”が終わった。
私は次の3分野、“防災・復興;災害多発時代におけるリスクに正しく備える”、“地球環境;兵庫の豊かな自然環境をはぐくむ”、“国際理解;混迷する世界を読む” を受講した。
受講者は高齢者ばかりだ。多分ヒマを持て余しているのだ。にもかかわらず、何故か夕刻6時30分から8時の時間帯の開催だ。それに3か月間に圧縮されているので、結果として相当な負荷になってしまった。
講演の最後に質問時間が割り当てられていた。高齢者の質問は、恐らく長い間温めてきたと思われる持論の演説から始まるのが多い。“私は~・・・~と思うのですが、先生はどう御思いですか。”と言うのだが、 “~・・・~”の部分が極めて長いのだ。特に、国際理解分野の受講者にこの傾向が強いのは不思議だ。政治談議する相手が居ない不幸な高齢者が多いせいなのかも知れない。そういう状態こそ共助力の乏しいレジリエンス・レス社会であることの証明なのではないか。 . . . 本文を読む
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第8回全国自治体災害対策会議に参加して
北方領土問題が俄かに進展しそうな報道があるが、その可能性は無いにもかかわらず、安倍氏はプーチンにアホ犬のようシッポを振り続けるのだろうか。入管法改正とあいまって安倍氏は応援団から見放され、政変のきっかけになるかもしれない。
さて、今回は多少以前のイベントだったが、兵庫県公館で開催された“第8回自治体災害対策全国会議”に出席し、“傍聴”したので報告したい。“会議”という体裁だが、実際は活動成果の報告・講演会で、今回の主催者・兵庫県は全国の自治体職員のみならず、一般人にも参加を呼び掛けたものだ。私は次の講演を聴講した。
(1) 河田 惠昭 氏の基調講演「国難災害に備える」
(2) 堀 宗朗 氏の特別講演「防災・減災における科学技術開発の挑戦 ~SIPにおける取組み~」
(3) 飯泉 嘉門 氏の基調報告「進化する『とくしま-0(ゼロ)作戦』の推進」
以上から結構やれる所では対策は進展しているという印象だった。やれている話ばかりで、やれていない話は河田教授からだけだったのは、少々気懸りだった。 . . . 本文を読む
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びわ湖ビジネスメッセ2018に参加して
今回は前回触れたように“びわ湖ビジネスメッセ2018”の受講したセミナー紹介を中心に報告する。受講セミナーは次の通り。
(1)SDGs対応JPSMS持続可能マネジメントシステム
(2)地球温暖化対策を支える企業のSDGs経営
(3)自治体で取り組むスマートエネルギー×地域創生
(4)製品含有化学物質管理・chemSHERPA
(5)地中熱セミナー・地中熱利用 注目のトピックス
びわ湖ビジネスメッセの盛り上がり低下は覆いようもない。かつては、トヨタや日産、三菱のエコカーの展示や、試乗会があり華やかだったが、目玉展示も例年と変わるものは乏しく、会場の雰囲気も一時の熱気は薄れている。メッセ来場者は、3日間晴天だったが合計で27,250人という。出展者数272。前年は来場者数34,270人、出展者数292ということで減少傾向だ。 “環境”が人々を活性化させるキィ・ワードにならなくなっている印象だが、今後どうなるのだろう。 . . . 本文を読む
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科学者の憂鬱―森林科学者と火山学者の場合
9月から市民講座に参加している。迂闊にも3コースも受講することにしたのが、大変な負荷となってしまっている。翌日に審査があると、夕方6時半から午後8時までのゴールデン・タイムを費やすことは時間がタイトになる。御蔭で結構睡眠不足になっている。
森林科学者の講演で、原始の自然が保護されてきたはずの西宮神杜を調査したところ、驚いたことにシュロが繁茂していたという。このままでは“自然”は護れないので、人手を入れて太古の自然を取り戻すことにした。この学者“太古の自然を護る”と言いながら、それを護るために“人の手を入れなければならない”この矛盾に悩んでいるという。
しかし取り戻そうとしている“太古の森”といえども永遠の森林ではなかった。それは人の手が入ろうと、入るまいと地下の荒ぶる神は、時期が来れば地上を遠慮会釈なく破壊していたのだ。それは正しく“地表の自然の神は死にはしない。命そのものだから”なのだ。だから自然を尊重し、学術的に社会のためになることならば、人工的か否か悩まずに素直に手入れすれば良いのではなかろうか。とは言うものの、その地下の神のことを教えてくれた学者にも、悩みはあった。 . . . 本文を読む
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