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竹内一郎・著“見抜く力―結果を出す人はどこを見ているか”を読んで

今回は久しぶりの“書棚”投稿とし、竹内一郎・著“見抜く力”を取り上げたい。“見抜く力”というか本来は“「人を」見抜く力”が欲しかったのだが、先ずはその初歩からとして読んでみた。というのは、審査の仕事で相手かまわずおしゃべりしての失敗が多いので、“「人を」見抜く力”が乏しいのが原因だと思い、何らかの対策のヒントが欲しかったのだ。 著者は、禅語の紹介から始めている。それは“遍界曽て蔵さず(へんかいかつてかくさず)”であり、“世界のすべてはあるがままに存在し、何も隠してはいない。真実はそもそも隠れていないと言う意味だ”という。そして“コミュニケーションといえば、「発信」が大事と思っている人が多い”が、実は“「発信」の何倍も「受信」が大切だと考える”と指摘している。“受信力は発信力の源である。そして、「受信と発信のキャッチボール」こそがコミュニケーションである”。と言っている。受信と発信の“トライ&エラーを繰り返すことで、総合的に「見抜く力」は養われていくのではないか。一朝一夕で身に付く力ではない。近道はないように思う。”と言っている。 読み終わって、残念ながら様々な事例の羅列だった。今一歩の系統化、総括化、抽象化が求められる。“見抜く力”とは、結局人間力の総合なので、そうならざるを得ないのかも知れない。だが取分け“受信力”が大切とのことのようだ。そしてそれは“一朝一夕で身に付く力ではない。近道はない”と言うのだ。 . . . 本文を読む
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このお盆休みで思ったこと

暑い!だが晴れ上がらない!この夏中、事実上の梅雨だった。そして停滞前線の下では、集中豪雨となり例年通り水害となった。温暖化が影響しているようだが、どう適応するのか思考停止しているのではあるまいか。 その真夏の高校野球。正直言って何のためにやっているのか。世界に10代の伸び盛りの子供たちをこんなことで消耗させ、商業主義に陥っている仕組みを持っている国はないのではないか。これが本当に古き良き伝統であろうか。 自民党が日本を貶める反社会的思想団体に汚染されているのだが、真の保守とは、正しく自立自尊の思想に基づくものでなければならないはずだ。あまつさえその団体は、日本右派の精神的主柱である神聖にして冒すべからざる“お上”をも冒涜するものでもあった。それにもかかわらず、“立派な国家観をお持ち”だった元首相は3代にわたってこの団体を支持したという筋金入りだったのだ。そいう元首相を国葬で遇するとはどいうことなのか。 国家の民主主義は司法当局の腐敗・堕落から崩壊するのが世界史の教訓だというが、日本の司法当局は元首相の公選法違反で捜索もせず忖度まみれではなかろうか。NHKのお盆の特番を見れば、戦前、日本は報道の自由・言論の自由を失って、そして戦争に突入して行ったことが良く分かった。 本当に身も心もこの国は腐り果てているのではあるまいか。日本人はこの政治的社会的な危機的状態に気付いているのであろうか。怪談話ではないが考えればゾッとするような、お寒い状況となっているのではないか。 さらに、五輪汚職の報道もコロナ禍問題も連日であり、“相変わらず、相変わらない”この国の状態に不安は募るばかりだったのがこの2週間だったのだ。 . . . 本文を読む
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7月に鑑賞した映画の紹介

今回は8月に入って最初の投稿なので、7月に見た映画の紹介としたい。7月には全26本鑑賞。内、NHK-BSプレミアムのBSシネマでは12本、ネット配信で12本、レンタル・ビデオ1本、TV放映のビデオ1本であった。 思い返して印象的だったのは、BSシネマではトム・クルーズの “7月4日に生まれて”だった。7月4日とはアメリカ独立記念日で、アメリカ人の愛国心を呼び起こし奮い立つ日。米国はベトナム戦争で大きく傷付いた。”世界の警察官を降りた”のはこれが原因である。アメリカ精神の敷衍主義・押し付けが余計なことだったのだ。その国力が低下したからでは決してなく、未だに世界一の大国であることは維持している。日本人は何がその活力の源泉かを深く知る必要がある。そこには先々月見た“ペンタゴン・ペーパーズ”、“大統領の陰謀”や今回紹介の“ザ・シークレットマン”のように言論の自由と正義を通す意地がある。正義を論理的客観的に見極めようとする社会の力がある。一時的に不正義が社会を席巻しても、彼等にはそれを巻き返す復元力があることを知るべきだろう。 ネット経由では“陰謀のセオリー”が面白かった。分かり易い筋書きだが、最後まで種明かしが無いのが良い。主題歌も好きでクセになるし、ジュリア・ロバーツも好い。メル・ギブソンもジュリアとの社会的階級差を巧く表現していた。米国一般ではCIAよりもFBIの方が好感を持たれているのだろうか。この映画に限らず米国映画を見ているとそんな気がする。 . . . 本文を読む
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古田織部美術館、植物園、下鴨神社みたらし祭を観光

7月終わりに京都研修があり、午前に京都の何処を見るかとなり、実行したので報告する。 北山の古田織部美術館の今回展は利休の茶器と織部のを比較するように展示。そのためか、各々3点ずつの些少展示でガッカリ!織部の近代的センスのデザインをもっと見たかったのだが残念。だが、利休の簡素で素朴なテイストが際立った。これでは織部の“へうげもの”の良さが分かり難い。茶器以外半分は書状。書は読めないので閉口。 北山通り南側の植物園へ向かう。ここも久しぶりだ。今回は駆け抜けるように見て回る。見どころは蓮池だったが、行って見ると、白い蓮の花が緑色の生い茂った大きな葉の中でわずかに咲いている。もっと色様々な花々が咲き乱れているものと思っていたが、ここでも落胆。どんどん行くと島の中に半木神社がある。この“なからぎの森”の北には水車があるが、流れとは逆の回転になっている不自然さにはゲンナリ。かつて見たはずの既に忘れていた風景をどんどん撮影。 本殿参拝後いよいよ“みたらし祭”への参加。事情があって“足を浸さない人”コースを選択。こちらは、聖水を頂き飲むことになる。こちらの方が何となく御利益ありそう。その後水みくじに挑戦。御籤をそばのせせらぎに浸すが、中々文字が浮かばない。結局、浮き上がった文字を読めば末吉。ここでも落胆。そのままバスで河原町三条へ。 . . . 本文を読む
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