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40年遅れの読書―糸川英夫著“逆転の発想”を読んで

前々々回書いたように映画“はやぶさ”を見て、あらためて糸川英夫博士の影響力の大きさに感動したものだったが、そう言えば博士が創始した組織工学なるものは その後どうなったのか、その活動の消息が全く伝わって来ていない。そこで博士の残した著書に触れてみたくなり、図書館で“逆転の発想”(角川文庫)という小冊子を見つけたので読んでみた。 発行された1970年代にはベスト・セラーだったようで、“あとがき”に “『逆転の発想』は、正・続・続々・新上・新下と今までに5冊発行されて、「発想ブーム」の元祖になったように言われている。”とある。そう言えば、私も“逆転の発想”のこれら正・続・続々・新上・新下のいずれかを読んだのかもしれない。記憶の彼方に、定かでないかすかに そんな印象がある。読み始めると、何よりもその70年代の雰囲気が芬々と甦ってくる。 . . . 本文を読む
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最近のソニーについて

このところ、一私企業のソニーの経営について 外部からとやかく言っている雰囲気が目立っているように思う。ソニーから革新的な新製品が 出されていないことの原因分析に関する本が気になる。田原総一朗氏も しきりにソニーの不調を気にする発言をしている。そんな中で、先週 朝日新聞のオピニオン欄“耕論”に“がんばれソニー”という記事が掲載された。そして、朝日の記事の冒頭には こうあった。“戦後、日本の製造業の象徴だったソニーが振るわない。それは「ものづくり」国家・日本そのものの揺らぎでもある。” . . . 本文を読む
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この1年―東北の震災に関連して

東北の震災から1年が経過した。このところのテレビは震災特番だらけだ。 さて、振り返って私は 震災に関連して何を感じ、何をしたのか。正直言って、積極的には何もできていない。わずかに 募金に応じた程度だ。最近 どうも健康状態もベストではなく、直接的支援となると、返って現地に迷惑をかけることになると思うから、ボランティアとしての活動は 私には埒外のことで、いかんともしがたいところがある。 あとは、震災の話を聞く程度。例えば、神戸大学の震災被害とボランティア活動の状況報告。身近な人の活動状況の話を聞くなどである。そして、この震災を より酷いものにした原発事故に関連して、リスク管理はどうあるべきかに、多少の思いを寄せた程度だ。 . . . 本文を読む
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映画“はやぶさ―遥かなる帰還”を見て

先日の午後、私の個人的プロジェクトが終了した。この私的プロジェクトの打ち上げを現地にて夕刻にすることにしたが、それまでの時間つぶしに映画を見ることにした。それは、たまたま上映していた渡辺謙主演の“はやぶさ―遥かなる帰還”である。この街には かつて多数の映画館があったが、今やシネコン1箇所になっている。 そして、開始時刻までの小一時間 近くのスターバックスでコーヒーを飲みながら、急遽 本屋で買った川口淳一郎著“小惑星探査機はやぶさ”を読むことにした。 . . . 本文を読む
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