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御室の桜―仁和寺での花見

先週は、熊本での震災があって急遽それに関連した内容とさせてもらった。したがって、頭に描いていた予定稿を飛ばしてしまったので、申し訳ないが今週は頭の中のそれを取出して使わせてもらいたい。 御室仁和寺は古典を習った頃、徒然草の“在る法師”で知っていたが、きちんと行ったことはなかったので、京都のセミナー聴講の機会に、遅咲きの桜の花見に出かけた。“御室(おむろ)は、京都府京都市右京区の仁和寺一帯を指す地名である。御室の名の由緒は、醍醐天皇の延喜4年(904年)、宇多法皇(最初の法皇)が仁和寺に室(僧坊)を造営し、起居する御所としたことから、その建物が「御室御所」と呼ばれ、やがては仁和寺の別称となった”由。 想像していたよりは桜の苑の規模は小さく人出は多いが、満開の直後、散り始めの御室桜を堪能できた。 . . . 本文を読む
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熊本・大分群発地震に思う不安

また日本列島に震災があった、というよりも群発地震は投稿記事執筆中も継続している。震央は熊本・熊本市周辺、阿蘇地域さらに、大分・西部、中部にまで及んでいる。お蔭でテレビ報道は震災一色となっている。東北震災と同じ状況だ。 NHKの災害報道には不満や疑問が残る。有料放送であるが主要報道機関がこれでは困る。そして、こうした自然災害と企業経営層の劣化によって日本の国力が少しずつ削がれていくのではないかという不安がよぎる。アベノミクスも世界の経済専門家には“総じて失敗”と評価されているようだ。一方、震災騒ぎで小さくしか報道されていないが、“北朝鮮・弾道ミサイル失敗”との事実もあり、知らぬ間に戦争の危機も増大している。 . . . 本文を読む
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米人経済学者による「国際金融経済分析会合」への提言―経世済民を考える

安倍首相が世界経済について国際的有識者と意見を交わす“国際金融経済分析会合”を開催している。しかし、その内容についての報道はほとんどない。それは首相官邸が出席者に“会合は原則非公開”として箝口令を敷いたためだ。 そこで、ネットで経済学泰斗のスティグリッツ教授とクルーグマン教授の提言内容を追ってみた。分かったことは、驚いたことに両教授は財政赤字を恐れず徹底してやれ、と言っていることだ。これはつまり、もっと社会保障費を増大させて、日本国民の将来不安を解消させることが、需要や消費の喚起への近道だという意味のことだ。それこそが経済の語源・経世済民なのだが、だからこそ財政赤字のみを気に病む財務官僚はこうした議論を原則非公開としたいのだろう。 そして両教授ともに付言しているのが、地球環境問題に着目したグリーン・テクノロジーへの移行という、民間投資促進のための政策・税制であり、当然検討するべき項目だろう。 当代随一の経済学者の金言を日本の政治家が活かすのは、まさしく“今デショウ!”。だが残念ながら期待できない。そして最も問題なのは、こういう重要な議論を政府に同調して覆い隠している日本のマスコミ、オピニオン・リーダー達の姿勢は非常に罪深いことだ。 . . . 本文を読む
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映画“ライフ・イズ・ビューティフル”を見て―ヨーロッパ・ヒューマニズムの行方を思う

テレビの見れる家族共用パソコンに入っている映像を整理しようとして、見つけた映画に“ライフ・イズ・ビューティフル”というのがあった。有線放送からダウン・ロードしたもののように思うが、どのような映画かは知らなかった。とにかく多忙な年度末を終えて余裕のあるところで、見ておこうとした映画だった。 陽気なユダヤ系イタリア人がナチス支配下を明るく生き抜くヒューマン・ストーリーだが、旧ロシア共産党のトロツキーの言葉に着想を得たイタリア人ロベルト・ベニーニが、脚本・監督・主演の三役をこなした作品だという。この左派の映画を第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が好きな映画として公言できる時代になったことに隔世の感がある。 こうしたヨーロッパ・ヒューマニズムが今後真に世界のグローバル・スタンダードになるの確実だろうが、中東との相克をどのように解消できるだろうか。そこで日本人はどのような役割を果たせるのだろうか。 . . . 本文を読む
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