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パンデミック情報について―日本政府の対応を含めて

自粛要請ばかりで、不明確な法的枠組みで成立している日本社会に不安感を覚える。特に危機に際しての法的枠組みの乏しい国家にあって、安倍首相の常套句“国民の生命財産を守る”というのは空念仏でしかない。また厚労省官僚のオロオロ感は不安を増大させる。 挙句の果てが、首相の相変わらずの呑気な記者会見だった。具体的なもの、特に財政規模の数字は全く示されなかった。米国の緊急経済対策は230兆円、ドイツですら90兆円規模だと宣言している。リーマン・ショックを上回る規模(60兆円:真水は15兆円)の財政出動等一般論を言うだけならそんなに大騒ぎの前触の必要はない。微塵も危機感はない。 このパンデミックについて様々なことが言われている。しかし経済は今後スタグフレーションが懸念されるという。世界中がこぞって、金融財政を総動員して需要を喚起するが、産業はロックダウン等で生産力を毀損していると、供給がなく物価だけが上昇し、不況になるというもの。それにしても、これでアホノミクスへのアホアホ感が増すだけ。日本の産業の将来がますます見え難くなるのではないか。日本経済の人工呼吸器はどうするのか。 . . . 本文を読む
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本郷和人・著“日本史 自由自在”を読んで

今回も本郷和人教授の本“日本史 自由自在”を何とか斜め読みしていたので感想を報告したい。このところ少し離れてはいたが、“本郷和人ワールド”の蘊蓄の世界に浸りきっている。これが結構楽しい。マイブームであろうか。 出版社の紹介文に曰く、“日本史の教科書や通史は退屈だという人へ。東京大学史料編纂所教授が教える、新しい歴史の愉しみ方。「編、食、境、武、裸、王、笑、一、男、白、道、美」という、たった漢字ひと文字のお題から、即興で歴史の森に分け入り、ついには日本史の勘どころにたどりつく――”。 “本郷ワールド”では蘊蓄が圧倒的だ。それは暇つぶしと教養涵養には大変有効ではないか。そして、その蘊蓄が章が進むにしたがって、日本史の本質へと迫っていっていて大変面白く秀逸である。その漢字の並び順は、そういう意図で並べられたのであれば徹底して良く練られた企画になっている。それはあたかも、ラベルのボレロのようだ。最終章はあたかも最高潮といった形で終わる。否、最終章だけで日本の“美”についての本質と評論、芸術論になっていて大変な興趣がある。 . . . 本文を読む
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新型肺炎、日本終息の予感

先週も新型肺炎は数字上は拡大していた。しかし、幸いにもどうやら終息の気配が感じられる1週間ではなかったか、というのが個人的感想だ。だがWHOが韓国、イラン、イタリア、日本が要注意国であると指摘しつつ、ようやくパンデミックを宣言した。あたかも、こうした国々が発現国であるかのような表現であるが、いかがなものか。 ぐずぐずしていればオリンピック開催が怪しくなってくる。この開催の鍵はWHOが握っていると考えるべきだ。下手すれば無観客ゲームとなる公算は高いと私は見ているのだが、そうなれば日本には何の収入もなく、レガシー固定資産と経費の負債だけが山積することになり、驚異的な財政赤字になってしまう。 . . . 本文を読む
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新型肺炎の猛威下にあって、マスク不足を憂う

新型肺炎の猛威下にあって、何度も何度も何度も言いたい。この危機の冒頭で“先手、先手で・・・”と政権トップは宣ったが、実際はゴテゴテのアホ。例えば、先週ようやく中国全土からの日本への渡航を制限したが、既に国内感染が全土に広がった後ではこの処置は論理的に意味をなさない。さすが論理思考に疎いアホアホ。 幸か不幸か新型肺炎の死亡率が意外に低いので、どんなにドタバタでも今のところそれほど大きな問題にはなっていない。しかし、決定的なのはマスクが絶対的に不足している。特に医療用N95マスクは各医療機関の備蓄はほぼ1カ月程度だという。このままでは3月末には医療崩壊が起きると思われる。 そして世界各国はマスクの持ち出しや輸出を禁止し始めたようだ。これは容易ならざる事態だ。アホアホ政権のトップ以下、厚労省の安全保障的発想の希薄さには驚くばかりだ。このままでは東京オリンピックが無観客ゲームになる可能性は高い。 . . . 本文を読む
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新型肺炎の国内蔓延懸念に思う

新型肺炎が猛威を振るっている。今回の危機でもやはりアホアホ政権のヤッテルフリで先週出した政策は次の通り。 2/25(火)  新型肺炎対策の基本方針を発表 2/26(水)  全国的スポーツ・文化イベント等の爾後2週間の中止・延期、規模縮小を要請 2/26(木)  全小中高・特別支援学校に3/2から春休みまでの休校を要請 しかし基本方針にしても、具体性がなく何を一体どうするつもりなのか、どうとでも解釈できる精神論ばかりでさっぱり分からない。唐突で一貫性がない。そして全てが“指示”ではなく“要請”だ。つまり、“こうしたいのだけど”と言ったのだから後は“忖度しろ!”という無責任。このままでは下手すれば日本全体の医療体制崩壊も現実になるのではなかろうか。 これもそれも、あれもアホアホ政権のお蔭だ。それを選んだのは国民。いつまでたってもこのアホアホに40%の支持率がある。国民は自分以上の政権は選べない、とはよく言ったものだ。 . . . 本文を読む
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