goo

中国経済はバブル崩壊寸前か?!―高橋 洋一氏と長谷川 慶太郎氏の著書を読んで

私は2月の初め あるテレビ番組である日本の大学教授が“中国のGDP伸び率は実は1.5%程度ではないか”と言っていた。又その番組では、先頃中国国家統計局は2018年のGDP伸び率は前年比6.6%と発表していたが、中国人民大学教授でマクロ経済学者の向松祚氏が講演で次のように話したという。政府内部重要機関の統計では1.67%、さらに別の見方ではマイナス成長であった可能性もある。となると2019年は“全ての資産価値は急落する”可能性がある、ということ。また習近平も共産党の重要メンバーに“灰色のサイを警戒しろ”と発言した、とも伝えられた。 そこで私も既に発刊されている書物を探して次の2冊を読んだ。 ①高橋 洋一 (著) “中国GDPの大嘘”講談社 (2016/4/20) ②長谷川 慶太郎(著)“中国大減速の末路” 東洋経済新報社(2015/7/2) この両者の議論全体で論旨に矛盾なく、どちらがどんな議論だったか特徴を見いだせないほどで、記憶の中で融合してしまっている。これらの本を読んだ上での私見だが、高橋氏が言うように中国は社会主義市場経済であることを忘れてはならない。国有企業がその経済の根幹に存在する。従がい、容易に倒産しないので直ちにバブル崩壊とはならない。民間企業は大半が中小零細で、多少倒産しても大きな影響はない。しかし放置すれば失業者が確実に増えて不況に向かうのは事実だろう。恐らく時間はかかってもトレンドとして崩壊に向かってはいるのだろう。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良・学園前散策―大和文華館の特別企画展観覧・梅林散策と森の中のイタ飯レストランでのランチ

先週末金曜の午後、奈良の学園前に所用があり、午前中を効果的に使うために、今回は、近くの大和文華館を訪ねた。特別企画展の半分は日本画。残り分は陶器や青銅の飾り物や硬貨などの出土品。日本画は富岡鉄斎の作品が多く5点あり。驚いたのは、画狂人・葛飾北斎の“天神図”。非常に写実的で、気さくな菅原道真の姿が描かれていて、北斎のこのようなタッチは見たことが無い。池大雅は“七老戯楽図”の戯絵が出品。ほんわかした表情の人物が良い。陶器や青銅器の展示領域では景徳鎮や磁州窯の陶磁器が多い。こちらの出陳品は地味なものばかり。 展示を見終わり、外に出て周囲左側の樹林の中坂を下ると、思わず梅林が開けていた。予期していなかったが、丁度、梅花シーズン真っ盛り、だが梅なので桜ほどには華やかではないが、良く見れば満開で、しばらく散策した。 昼食は、ネットで評判は上々の店で森の中のレストランとしてネットで紹介されているロッシーニ ピザ(642PIZZA)へ向かう。コース・ランチでピザかドリアか。ピザは何か食べ飽きている・・・で、店名はPIZZA642ではあるが、ミート・ドリアをオーダー。次の機会はピザ・コースとしよう。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

発達障害について―理解のための読書2冊

最近、子供の行動が理解できない状態になって来た。まさか何か精神に障害があるのだろうか、と不安がよぎる。フト最近はやりの“発達障害”という言葉が脳裏に浮かんだ。しかしこの方面に全く疎い。結局のところ、次の2点、先に香山リカ氏の本①を読み、そこに推奨されていたのが岩波明氏の本②で、引き続きそれも読んでみた。 ①香山リカ・著 “「発達障害」と言いたがる人たち”SB新書437(2018/6/6) ②岩波 明・著“発達障害”文春新書1123(2017/3/17) 全体に様々な精神障害についてのエピソード紹介あり、これまで全く埒外でもあったので非常に興味深かった。“発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさ・凸凹によって、社会生活に困難が発生する障害のこと”であり、多くの場合小児の時に社会的不適応の症状が発現しているものだとのこと。 本を読んで、我子のことに当てはめてみて、どうやら発達障害にはあたらない、と思えて一安心。無暗に心配だけするのも非生産的。当面は少し辛抱強く見守ってみようかと思っている。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

役人怠慢国家―ISOに不適合な政府組織・そしてアホノミクスはウソノミクスへ

日本の役所は一体どうなっているのか。このところ同じような投稿記事になっているが、憤りを禁じ得ない。先週末は次の3つの事案が大きく報道された。 ①厚労省の基幹統計作成の手抜き②野田市の児童保護の不徹底③明石市長の激昂・パワハラの原因(7年間の道路工事遅延) いずれも役人の怠慢が背景にある。これら不祥事にはいずれもマネジメント不足を強く感じる。そしてISO規格要求事項への不適合性を見た。肝心な行政プロセスでISOの要求事項を満たせるような機能が働いていない。日本の行政機関はISO審査をすれば不適合組織ばかりではないか。事実、名だたる大都市でも一時あったISO認証取得の動きがとまり、或いは返上が続いている。こうして役人の怠慢による統計詐称の不法行為でアホノミクスはウソノミクスになった。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする