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NHK・BSプレミアムで見たBSシネマ・3月分の感想

今週は3月の終わりの週なので、これまで見たBSシネマの映画を紹介したい。今月は仕事等で見られないのも多数あり、9件程度にとどまった。年度末の影響で仕事が多かったことが大きな理由だ。 特に、ここでのテーマはチャップリン映画の“モダン・タイムズ”と“独裁者”だ。私は見られなかったが、これ以外にもBSプレミアムでは17日にチャップリン映画の“殺人狂時代Monsieur Verdoux”(1947)も放映している。“独裁者”のラスト・シーンで主役チャップリンの兵士への次のような演説・呼びかけが現代文明への強烈な批判となっている。チャップリンにはこうした思想・哲学と感性があってこそ、確固たる歴史的世界的映画人の地歩を築けたと言える。 “機械よりも、人間らしさが必要なのだ。賢さよりも、優しさ、思いやりが必要なのだ。そういう感性なしでは、世の中は暴力で満ち、全てが失われてしまう。飛行機やラジオの発明の本質は、人間の良心に呼びかけ、世界がひとつになることを呼びかける。・・・今こそ、闘おう。世界を自由にするために。国境をなくし、強欲や、憎悪と不寛容をなくすために。理性ある世界に向かって闘おう。兵士たちよ。民主主義の名のもとに、皆でひとつになろう。” . . . 本文を読む
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残念!!梅見に時期を失する!―北野天満宮参拝とグルメ

先週末、例によって午後から京都での審査員研修会があった。この時期、ミニ京都観光、一体何があるかと考えて、そうだ、北野天満宮の梅見だ、と思いついて出かけた。北野天満宮のHPには梅の時期3月下旬までとあったので、安心して予定を立てた。 だが、温暖化で時すでに遅し、梅見は終わっていた。仕方ないので周辺の飲食店でグルメって、今回のミニ観光は終わった。 このあたりの飲食店には個性のある店がある。一つは、カステラ・ド・パウロ。ここはポルトガル・カステラが売りの喫茶併設の洋菓子店。相当以前、“LIFE夢のカタチ”で紹介されていて、ズーっと気になっていた。それから、この付近で昼食で普通に美味い丼物を食べたいと、食べログを見たところ、驚いたことに、思い切り太い麺のうどんを出している店“たわらや”があることを知って、そこで極太麺うどんと玉丼セットを注文した。 . . . 本文を読む
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テレビ報道の“東日本大震災10周年特集”を見て

前回は“朝生テレビ・福島原発事故10年”を紹介したが、今週も引き続き、その東日本大震災10周年でテレビ等の特集番組が花盛りだった。そんな中、いくつかの番組を見たが、震災とその後に引き続く津波災害、それと原発事故、これらに現代日本は何を学んだのか?新型ウィルスのパンデミック対応を見ていると、一向に進化していないように見えるが、これがこの国の不幸であり、それそのものが危機ではないか、と思える。 また福島原発の現状に改めて思いをいたすと、明確なエンド・ステイトを示さずに廃炉作業が進められている。取り出した高濃度放射性廃棄物のデブリを持っていく場所も確保しないまま、一体何をしているのか。それは何のための作業なのか。それが結局はムダになることはないのか。 これは政治家が何も決断しないために起こっている事態だ。その政治家に寄り添う科学者・技術者も居ない。これも前回言ったが、要は、日本には人材がいないのだ。 . . . 本文を読む
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朝生テレビ“激論!福島原発事故10年 ド〜する?!日本のエネルギー”を見て

今回は先々週放映された“朝生テレビ”を報告したい。題して“激論!福島原発事故10年 ド〜する?!日本のエネルギー”で喧々諤々実施された。 日本ではこうした本質にかかわる問題の議論が少ない、ということも問題とされたが、パネラーの発言に気になる部分が多々ある。その一つが政府のリスクコミュニケーション力の不足だ。そして責任回避。これによって日本の発展は阻害されているのだ。新型ウィルス対策で殆ど手出しできなかったワクチンの製造も、それが原因で能力がありながら出遅れたと言える。それから日本の政権内外の政治家に福島問題を的確に処理しようという“人物”が居ないことのようである。政治家や官僚に、幅広く長期の日本改革の戦略を構築できずに、目先の狭い政策でお茶を濁している。その背景には“利権漁り”に狂奔ばかりしていることがあるのかも知れない。又、広い見識をもって長期スパンで思考する哲学を持った、科学者も少ないのかも知れない。 人物が居ない!これは日本の戦後の教育戦略の誤りが原因ではないのか!具体的に何が問題なのか、それはこれからの問題だろうが、何だか気付くのが既に遅いような気もする。そら恐ろしいことではないか! 又、日本の再エネで風力は適地ではなく、潮流発電を考えるべきだが、それを唱える人物が居ないのは何故であろう。 . . . 本文を読む
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NHK・BSプレミアムの今月のBSシネマを見た感想

自宅で籠る生活からBSシネマを見る機会が増えた。この番組のシリーズはCMがないし、編集カットも一切されていないようだ。だから番組の終わる時間は一定ではなく存分に楽しめる。 ところが最近、映画を見ると何故か涙もろくなって来ている。先週は、チャップリンの“街の灯”を見た。無声映画だったが、ラストシーンで涙があふれた。やっぱりそれは、それだけの名作なのだろうか。それ以外、“ガス燈”は主役バーグマンの美貌と表情の演技力に見とれてしまった。“心の旅路”や“哀愁”は洋画の古典。いずれも涙なしに見られない。これら3作はいずれもイギリス上流社会と接点を持った近代女性のウラ悲しい人生の側面を描いている。“裏窓”のヒッチコックの絶妙のハラハラ感、恐怖感とコメディ要素の組み合わせが良い。 先週のもう一つの“南極物語”にも意味なく涙したのだが、これはフト我に返って、この映画の意味は何なのだろうと、余計な感想が沸き上がってしまった。今月の放映された邦画はいずれも、今一歩感があって残念な印象が残る。 昔、映画評論家の台詞“いゃー、やっぱり映画っていいですよね”を噛みしめる今日この頃である。 . . . 本文を読む
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