The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
NHK・ETV特集“市民と核兵器~ウクライナ 危機の中の対話”を見て
今回のG7広島サミットに否定的議論をする人は、ウクライナがどういう国なのか本当に御存知だったのだろうか?ウクライナはソ連崩壊の時、折角国内にあった核弾頭1240発を放棄した国なのだ。そういう事実を無視し又知らずして、ゼレンスキー大統領を招待したが、反核の姿勢を示せなかったと簡単に切って捨てることはできまい。
先週のETV特集“市民と核兵器~ウクライナ 危機の中の対話”で紹介されたのだが、そこに登場したのは「核なき世界」を目指した元米国防長官のW.J.ペリー氏だった。その彼にウクライナ人の祖父と孫の会話の映像を見せたのだ。祖父はかつてウクライナ政府の教育相だったウラジミール・パルホメンコ、孫は16年日本で育って日本にウクライナの現状を伝えるボグダン・パルホメンコである。ボグダンは核を放棄したのは間違いだったのではないかと、祖父ウラジミールに問いかける。だがしかし、祖父は決して間違いではなかった、と断言して譲らない。孫のボグダンは祖父の発言に疑問を持ちながら同じウクライナ人にインタビューを試みる、その記録である。そしてついにボグダンは“核のジレンマ”それは“核を持たずに恐れない国を増やすことで乗り越えられるのではないか”と思い始めたという。 . . . 本文を読む
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和田秀樹・著“80歳の壁”を読んで
今回は和田秀樹・著“80歳の壁”を紹介したい。私も高齢者の仲間入りになろうかという年齢だ。いささか血糖値、血圧も気懸りなのだ。精神面・肉体面での老齢の日常について、ここら辺での健康上の注意点を知っておく必要があると思われる。
検査結果を診て薬や手術に入れあげても、80歳過ぎれば意味がない場合がある。過剰の薬摂取は返って副作用がある。手術して臓器を毀損して逆に良くない。節制して我慢してもそれがストレスになり、それが体に良くなかったり、免疫力を低下させる。昔より栄養状態が良くなっているので血管も強くなっており150程度の血圧は心配ない。血糖値を下げると脳に逆に良くない、等々から、「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」という結論になる訳だ。
最後に著者は、“究極の「幸せとは何か」は、やっぱり楽しむ能力なのだと私は思っています”といって終わっている。 . . . 本文を読む
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加谷・高橋・熊野・須田・著“日銀利上げの衝撃”を読んで
前々回、このブログで“河村小百合・著『日本銀行―我が国に迫る危機』(講談社現代新書)”を取り上げた。それでは、その“我が国に迫る危機”がこれからどうなると思われるのか知りたくなる。そこで書店で渉猟して見つけたのがこの本“日銀利上げの衝撃”だった。これは4人の共著である。それも近しい立場ではなく、それぞれ別の見方・別の立場と言って良く、それぞれ個性がにじみ出ている。むしろ、その方が様々な意見が分かって好都合と、飛びついた次第である。
デフレ脱却は未だ未完であり、金融緩和は継続の要あり、金融政策と同時に財政出動が必要あり、がここの著者の一致した見解であった。しかし、従前と同じ財政政策であれば乗数効果がない政策になるとの鋭い指摘は加谷氏だけだった。
また“賃金が上がらない問題”の提起や“コスト削減と価格据え置きがデフレの要因”であると言い、企業経営者が設備投資や研究開発を行うための借り入れを行わず、500兆円に上る内部留保の積み上げに躍起になっているのが問題だというのも一致した見解ではなかったか。
要は日本の経営者の資本主義的マインド、つまり進取の気性の喪失や冒険心の欠如が原因なのだ。であれば、このマインドを変更させる施策が必要なのであり、それは金融政策でも単なる財政出動でも解消できる問題ではないのだ。
日本人社会に資本主義や自由主義は果たして不向きなのだろうか・・・そう考えると絶望的な気分になるのだが。 . . . 本文を読む
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4月に鑑賞した映画の紹介
今回紹介するのは又しても月始めの事なので、前月見た映画の紹介としたい。ところで、今月からネットを介しての映画の入手は不可となった。そこでレンタルビデオに頼るか、これまでに録り貯めたTV録画に頼らざるを得ない。これが行き詰まれば、どれかのネットで提供してくれる映画サイトを見つけてそれに頼らざるを得ないだろうが、それはその時か。
先ずは、NHK・BSプレミアムのBSシネマから。先月は14作品。レンタルビデオが12。TV録画は16。計、42作品となった。レンタルビデオが12作品となってしまい、途中で資金不足になると気付いてTV録画に乗り換えたという経緯だった。考えが浅すぎたという外ない。アホか、情けなやと反省しきり。
今でも何故だかBSシネマでのスピルバーグ監督の“オールウェイズ Always”が心に滲みている。 . . . 本文を読む
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