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ひろさちや・著・“書下ろし・空海と密教”を読んで

今回も又ひろさちやワールドの一つ、祥伝社黄金文庫“書下ろし・空海と密教”を紹介したい。 空海については私も多少は“お勉強”してきたつもりだ。そして、その結果をこのブログでも投稿しているのだった。だが、それを腑に落ちる状態にまで消化できているわけではない。というよりも、この両者は私の理解を超えている存在で、敬遠すべきものだと理解を断念したものだった。ところで今、わたしは“ひろさちやの「仏教」”にはまっているさなかにある。そこで同氏の“書下ろし・空海と密教”をしかも文庫本であることを見つけたのだ。その理解を一旦断念した私には、これは読まずにおかりょうか、と思うのは当然だろう。そこから、“空海と密教”の理解の一端が得られれば幸甚であると。特に、興味があったのは驚くべき空海の行状の様々な伝説をどのように納得できるかたちで扱うのか、その興味もあった。 その祥伝社黄金文庫での本書の紹介文は次の通り。 そして、空海についての理解は格段に進んだが、密教に関しては今一つのままであるのは、残念ながら事実だ。 . . . 本文を読む
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太閤はんの墓参り

先週末、今年も年末に京都七条での仕事が回って来た。仕事は例によって午後なので、今年も午前中に太閤はんのお墓がある阿弥陀ケ峰参拝とした。この参拝はここ3年続けて来たが、京都七条での仕事は今年で最後なので、これが最後となるのであろうか。実は、喘息の気があるので、この墓に至る石段563段はきつい。きついからこそ、体調がどうなのか試してみたくなるのだ。 だが今年も息切れは酷かったが結構、いつもより難なく563段の石段が登れたように思う。麓で豊国神社の職員さんに、清水さんの補修の終わった舞台が見えると言われていたので、それも見れて為すべきことは一応できて良かった。 昼食は七條鴨東商店街で焼肉を食べようと決めていたが、その店は12時回っても“準備中”だったので、急遽、近くのうどん屋さんで、親子丼セットとしたが、墓参の帰りに“焼肉”は不謹慎だったのかも知れない。 仕事後は、Kaikado Caféでブレンドコーヒーとのチーズケーキセットを頼み、報告書作成し、無事終わった。 . . . 本文を読む
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11月の鑑賞映画

今回は12月突入に従って、先月の映画鑑賞の報告としたい。先月は、15本の鑑賞でNHK・BSプレミアムのBSシネマが12本、ネットの無料配信映画が少なくなり3本となった。映画鑑賞で受動的な放送での映画が多く、ネットから能動的に見ようという意欲が乏しくなっていたようだ。これは、どういう精神的消極性から来ているのか、我ながら不明だ。 NHK・BSプレミアムのBSシネマには大作は乏しかったが、イタリア映画の“山猫”や“武士の家計簿”が大河的ドラマであったろうか。“博士の愛した数式”や“マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと”がほのぼのしていたような気がする。 無料配信映画の“二重生活”は、どこがR15+指定なのか不明だが、“孤立化”した現代人の他者に繋がろうとして、繋がりきれない深刻な現実を描いていた。 1カ月も経っていないのに、見た映画のコメントを総括で書いてみると、記憶が早くも薄れている現実に愕然とする。数カ月前まで、それ程でもなかったのに・・・。 . . . 本文を読む
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黄檗山萬福寺拝観

今回は先週末、京都伏見方面の午前中に審査があり、ふと思いついて帰路に黄檗山万福寺を拝観し、ひと時を楽しむことを計画し実行したので報告したい。審査先から近鉄で桃山御陵前まで行き、そこで昼食。ついでに駿河屋本店で羊羹を買って、JR桃山からJR黄檗に向かって行った。 Wikipediaによれば、“萬福寺は、京都府宇治市にある黄檗宗の大本山の寺院。山号は黄檗山。日本の近世以前の仏教各派の中では最も遅れて開宗した黄檗宗の中心寺院で、明出身の僧隠元を開山に請じて建てられた。建物や仏像の様式、儀式作法から精進料理に至るまで中国風で、日本の一般的な仏教寺院とは異なった景観を有する。” 従って、総門からして日本人には中国的で異風であり、興味深い。境内は静寂であり、一般的観光地とは異なる風情で趣がある。中秋の冷気に身に引き締まる気分がまた良い。拝観客もコロナ禍の影響か少ない。屋根付きの回廊に従って拝観できるが、御堂や回廊の欄干が卍崩しのデザインになっているのが又異風だ。一画の庭がまた良い風情だ。 . . . 本文を読む
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