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丹羽宇一郎・著“日本をどのような国にするか―地球と世界の大問題”を読んで

今回は元伊藤忠商事㈱のトップにしてその後中国特命全権大使をされた丹羽宇一郎氏の“日本をどのような国にするか―地球と世界の大問題”の本を紹介したい。“世界の大問題”の中で自分は日本はどうあるべきか、その回答が示されているのか、そうでなくとも何らかのヒントがあるのか、知りたかった。 著者との問題意識は失礼ながら、全く異なるところはない。それよりももっと深刻に思ったのが、まさに日本は“ゆでガエル”ムードだという。重大な国家的危機にもかかわらず、政治は長らく“やってるフリ”政権が握って、時間を無為に浪費し、日本はどんどん世界に後れを取っている。このままで決して良い訳ではない。この本で、その問題点を総括できたような気がする。 . . . 本文を読む
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確定申告に絡んで

先週で何とか確定申告を終えた。毎年の悩ましさ。何のためにこんな面倒臭いことをやっているのか。実は、既に所得の源泉で徴収されているので、税法上大抵は過払い状態になっている。それを自主申告で取り戻す作業、というのが実態だ。要は個別の所得状態を総合して“確定”して“申告”して過払いの“還付”を受けるためにやっている。だったらば、何故そんなことに何故四苦八苦するのだろうか。面倒臭ければ止めておけばいいはずにもかかわらず・・・。 ところで、テレビで言っていたがこの時期のストレスに“花粉症と腰痛と確定申告”があるという。私には昨年末からの腰痛と確定申告と、年度末集中のEMS審査も重なって、先週は物凄いストレスだった。それが原因で蓄積疲労となり風邪を引き、ストレスは返って増えてしまい、非常に困ったものだった。これからようやく元の平穏なマイペースの日々がやって来るのが楽しみだ。 . . . 本文を読む
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先週のニュースに思う疑念

週末には、大阪で都構想の蒸し返しの動きがあった。しかし民意は当事者の思いから、完全に離れてしまっているのではないか。下手すれば維新の会の退潮現象の始まりになる可能性すらあるのではないか。 米朝交渉決裂でもっともダメージを受けたのは金正恩であり、その国内での指導力に疑問を持つ動きもあるだろう。その具体的なものの一つとして、北で“自由朝鮮”という団体の結成があったとのこと。背景には米国当局の蔭が見える。 米側が北朝鮮にこだわるのは、国際的に中国を脅威と見て、その勢力の殲滅を国家戦略の主目標として見据えた結果だ。中国は現在、経済的には“中進国のワナ”に落居っている。米側は最終的にはその点を突いてくるのは間違いなく、究極は中国共産党の崩壊を目指している。このおうな米中対立でさしずめ中国経済が停滞から、減衰に向かうだろうし、どうやらそれが現実になっているようだ。それが日本経済にも及んで来たかのようだ。 しかしゴーン氏の拘置所退所にあたっての変装は茶番劇だった。目付きが常人と大きく異なっているのでバレてしまい、返ってマスコミ報道の好餌となった。私もあのゴーン氏の周囲を固めているそれらしき服装の人々は刑務官だと信じ込んでいたが、そうではないとのこと。こうした大がかりの茶番を拘置所側が良く許可したものだ。そもそも官公署内で誤解を受ける身なりを許すことがあって、良いのだろうか。日本の役人の矜持が失われて来ているが、それが」政府全体の腐敗につながっていないか。 . . . 本文を読む
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米朝首脳会談決裂に思う

先週の話題は何と言っても、ハノイの米朝首脳会談決裂だろう。 これは不利な国内状況を覆そうと目論んで開催した米朝首脳会談を成功させるのが、現状でのトランプ氏の最大の私益と思われたからだ。さらに、そうした私益の中で経済的請求は日本につけ回す懸念が大きかっただけに、私には大いに驚きだった。つまりトランプ氏の決断は米国のみの国益というよりは、アジアにおける自由陣営の国々の国益に配慮したものと言え、常々の“アメリカ・ファースト”とは色合いが大きく異なる行為だった。特に、日本には若干有利に作用するのではないか。 この好機をどのように生かせるか、安倍氏の手腕に期待したいが、果たして果断に動ける俊敏さがあるのだろうか。無策の間抜けな結果になることが目に見えるような気がする。何故ならば、北朝鮮には勿論、中国やロシア、韓国にすら日本の外交パイプは存在しないからだ。対米盲従外交、これは最早外交ではないが、そうしたことの結果であるのは間違いない。 . . . 本文を読む
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