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イングランド法における契約概念への疑問

実は、9月の初めより“ひょうご講座”の講演シリーズ“エコノリーガル・スタディーズ”を受講している。エコノリーガルとは、社会問題で経済学と法学の間で違った答えが出た場合の問題を扱い、経済合理性と、正義論のせめぎ合いであろうと考えられる。これは現代文明そのものへの問いのような気もする。 私自身は、この数年“環境”に関わっているが、そこでは遵法(順法)がきわめて重要な要素となる。工学系出身の私としては、その弱点克服のための一助として、受講している。 先週は“契約”についての考え方の講義だった。その内容は売買契約の事例に基づいて、イングランド法と日本法の法思想の相違についてであった。そこには一旦約束した契約でも自動解消できるというイングランド法のキリスト教的倫理性に反する考えだったのだ。キリスト教的倫理観が金科玉条と思える欧米人の間で、それが成立するのは驚きだった。 . . . 本文を読む
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善通寺散策(2)―旧善通寺師団

先月末、このところの毎年の恒例によってEMS審査で高松に赴いた。主審査員として2年目なので、後わずかに1年を残すだけとなった。昨年は屋島観光したが、今年は西に行くことにして空海の生誕地である善通寺に赴き散策してみることにしていた。 夏の高校野球甲子園大会に香川県代表で尽誠学園が出場していたが、その際テレビで学園所在地の郷土PRをしていた。そこでは、お寺の紹介もさることながら、陸上自衛隊の駐屯地であり昔のままの煉瓦兵器庫が今も現役で使用されているとのことだった。そういえばここは、あの乃木大将がかつて師団長として勤務していたという、旧陸軍四国管区部隊の伝統の中心地であることを思い出した。ネットで調べてみると、案の定、乃木館という旧陸軍第11師団司令部の建物が観光対象になっていることが分かった。 そこで、EMS審査の前泊として早目に現地に赴き、“うどん”と“善通寺”、“煉瓦兵器庫・乃木館”を目指して善通寺市街を散策することにした。 . . . 本文を読む
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ブログ投稿に伴うトラブルについてのご挨拶

前回の投稿記事“善通寺散策”で、御気付きの方も多いと思いますが、現在トラブっています。原因は不明で現在gooブログ事務局に問い合わせています。 原因が判明し復旧するまで、新規投稿は控えます。これまで長くgooブログに毎週投稿して来ましたが、こんなことは初めてです。初めて故に、申し訳ありませんがこれを機会に少々お休みもあり、かも知れません。 復旧次第、“善通寺散策”の投稿から再開させて頂きますので、それまで悪しからずよろしくお願いします。 . . . 本文を読む
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善通寺散策(1)―善通寺での昼食

先月末、このところの毎年の恒例によってEMS審査で高松に赴いた。主審査員として2年目なので、後わずかに1年を残すだけとなった。昨年は屋島観光したが、今年は西に行くことにして空海の生誕地である善通寺に赴き散策してみることにしていた。 夏の高校野球甲子園大会に香川県代表で尽誠学園が出場していたが、その際テレビで学園所在地の郷土PRをしていた。そこでは、お寺の紹介もさることながら、陸上自衛隊の駐屯地であり昔のままの煉瓦兵器庫が今も現役で使用されているとのことだった。そういえばここは、あの乃木大将がかつて師団長として勤務していたという、旧陸軍四国管区部隊の伝統の中心地であることを思い出した。ネットで調べてみると、案の定、乃木館という旧陸軍第11師団司令部の建物が観光対象になっていることが分かった。 そこで、EMS審査の前泊として早目に現地に赴き、“うどん”と“善通寺”、“煉瓦兵器庫・乃木館”を目指して善通寺市街を散策することにした。 . . . 本文を読む
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ニュースで見る“東京”に絡む日本の問題―石原都政の負の遺産

東京の新市場移転にあたって、大きなプロジェクトを達成するための組織マネジメントは十分だったのか。そして何が問題だったのか。私には、日本人特有の“忖度”という精神的特徴も障害として浮かび上がるが、これを組織論・制度論の大問題として日本の経営学は取上げる動きはなさそうだ。“忖度”につながる“空気”は日本を開戦に追い込み、ついに国家・民族存亡の危機に追いやった元凶だが、日本の経営学者はこうした問題には無関心なように見える。 東京にとってのもう一つの大きな問題は、明らかに赤字の五輪開催だ。新市場移転も東京五輪も石原元都知事の主導によるものだが、そこには大いにいかがわしさが漂う。いずれも何故こうなったかを明らかにするべきではないか。 五輪による国費の浪費は日本を破綻に追い込む引き金になるような気がするが、どうだろうか。 . . . 本文を読む
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