The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
新型肺炎の猛威下にあって、マスク不足を憂う
新型肺炎の猛威下にあって、何度も何度も何度も言いたい。この危機の冒頭で“先手、先手で・・・”と政権トップは宣ったが、実際はゴテゴテのアホ。例えば、先週ようやく中国全土からの日本への渡航を制限したが、既に国内感染が全土に広がった後ではこの処置は論理的に意味をなさない。さすが論理思考に疎いアホアホ。
幸か不幸か新型肺炎の死亡率が意外に低いので、どんなにドタバタでも今のところそれほど大きな問題にはなっていない。しかし、決定的なのはマスクが絶対的に不足している。特に医療用N95マスクは各医療機関の備蓄はほぼ1カ月程度だという。このままでは3月末には医療崩壊が起きると思われる。
そして世界各国はマスクの持ち出しや輸出を禁止し始めたようだ。これは容易ならざる事態だ。アホアホ政権のトップ以下、厚労省の安全保障的発想の希薄さには驚くばかりだ。このままでは東京オリンピックが無観客ゲームになる可能性は高い。
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新型肺炎の国内蔓延懸念に思う
新型肺炎が猛威を振るっている。今回の危機でもやはりアホアホ政権のヤッテルフリで先週出した政策は次の通り。
2/25(火) 新型肺炎対策の基本方針を発表
2/26(水) 全国的スポーツ・文化イベント等の爾後2週間の中止・延期、規模縮小を要請
2/26(木) 全小中高・特別支援学校に3/2から春休みまでの休校を要請
しかし基本方針にしても、具体性がなく何を一体どうするつもりなのか、どうとでも解釈できる精神論ばかりでさっぱり分からない。唐突で一貫性がない。そして全てが“指示”ではなく“要請”だ。つまり、“こうしたいのだけど”と言ったのだから後は“忖度しろ!”という無責任。このままでは下手すれば日本全体の医療体制崩壊も現実になるのではなかろうか。
これもそれも、あれもアホアホ政権のお蔭だ。それを選んだのは国民。いつまでたってもこのアホアホに40%の支持率がある。国民は自分以上の政権は選べない、とはよく言ったものだ。
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大阪3社のIRに参加して
先週、ある証券会社で次の大阪3社のIRがあり参加したので、紹介したい。
(1)コンドーテック株式会社(2)鴻池運輸株式会社(3)第一稀元素化学工業株式会社
(1)は正直言って良く分からない、というのが感想だ。会社規模に比して扱う製・商品のアイテムが多過の印象である。ESG等SDGSを意識とあるが、実際にISO14001登録は、滋賀工場1カ所のみの理由が不明。何故かという疑念は残るので、投資は当面控えたい。
(2)は運輸会社を名乗っているが、実は請負サービスが70%を占め、これを今後拡充する戦略だ。請負事業は単なる人材派遣業ではなく、高度なノウハウが必要と想像され、既に長年の蓄積がある点で、参入障壁は意外に高いように思える。(時間と経験、信頼は容易には得られない)そういう観点で買いではなかろうか。
(3)は既に小さな巨人、将来性のあるジルコニア関連製品で世界のトップメーカーとなっている。全く文句なしの投資先であろう。
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SDGsで徴用工問題を少し考える
SDGs(持続可能な開発目標Sustainable Development Goals)を御存知だろうか。今、巷では密かな嵐になっている。ISO9001や14001の認証登録以来の注目のようだ。だが、その実態を知る人は少ない。
“持続可能な開発目標(SDGs)とは,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標だ。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さないことを誓っている。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものである。”
先々週MBSの“映像‘19”で、“ぶつかりあう日韓~徴用工裁判の核心~”をやっていた。“徴用工問題”はSDGsの基本理念“地球上の誰一人として取り残さないこと”に悖ることはあるまいか!とハッとさせられたのだ。そして今、外国人労働者を日本の生産現場に活用する方向だが、戦前のデジャブとならぬことを祈りたい。世界の潮流は、冷戦後ヨーロッパ先進国に対する過去の植民地主義の清算の嵐だという。ドイツは過去のアフリカの植民地に対し全面的に謝罪したという。SDGsは単なるファッションにするのではなく、人類が真面目に取り組むべき課題であることは間違いない。“正義”の基準はここにあると言っても過言ではあるまい。
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“即位礼正殿の儀”で思ったこと
先週は、何と言っても今上天皇の“即位礼正殿の儀”が催され、183カ国の代表が出席し、米国のチャオ運輸長官や中国の王岐山国家副主席、韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相、フィリピンのドゥテルテ大統領、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問らが出席した。皇室とゆかりの深い各国の王族からも、英国のチャールズ皇太子、オランダのアレクサンダー国王、スペインのフェリペ6世国王、ブータンのワンチュク国王らが参列した。
関連して、これまでの天皇をはじめとする皇室の方々への敬愛の念や、韓国の理解できない対応について考えをまとめてみた。
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“「AIと人がつくる未来社会」シンポジウム”を聴講―阪大豊中キャンパスにて
8月1日に阪大・豊中キャンパスにて、“「AIと人がつくる未来社会」シンポジウム”の催しがあった。この催しは、先月紹介したセミナー“AIによるSDGsの推進”で、松井講師が是非聴講するべきだと推奨していたもので、即座にネットで申し込んでおいたものだった。会場に行ってみると、高校生が三々五々集まっている。夏休みなので、阪大のオープンキャンパスというか、AI関連研究へのガイダンスの意味もあるらしいことに、ようやく気付いた。
講演の中で、次のような議論があった。現状のIT技術に日本は遂に追いつける状態ではない。しかし今のAIはビッグデータ読み込みにエネルギーとコストがかかる。しかもインプットしたビッグデータに偏りがあるとは気付かなければ、誤った結論を正しいものと思い込んでしまう。これに対し人間の思考は1ワット程度でインプットにエネルギーを要しない。直感やひらめきで、インプット・データや結論の客観性や正邪を評価し見極めようとする力がある。この直感やひらめきに対して、現状のディープ・ラーニングでは限界がある。日本はその弱点を克服することで、IT技術で世界をリードできるようになるはずだ。そして、その分野では日本は進んでいる、との指摘があった。これは最近になく、元気になる話だった。 . . . 本文を読む
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セミナー“AIによるSDGsの推進”を受講して
7月初め、日本リスクマネジャネットワーク(JRMN)主催公開セミナーが開催された。テーマは“AIによるSDGsの推進― 人工知能技術で持続可能な未来を―”であった。SDGsを推進する方法という、現下最も重要なテーマの先端研究を専門家が解説した。
①講演1 「SDGsってなんだろう」 大阪大学助教、JRMN会員 小島直也
②講演2 「AI for SDGs」 大阪大学助教、国連大学サステイナビリティ高等研究所客員研究員 松井孝典
グリーンAIとして、ディープラーニング等の機械学習を中心としたAI関連の技術をエネルギー創生、炭素管理、生物多様性保全、資源循環利用といった地球環境の持続可能性の設計に活用しようとする動きがみられ、SDGsへの貢献や実際の現場でのAI応用についての議論であった。
しかし、コンピュータ側の機械的制約(将来的には量子コンピュータのあり得るが・・・)もあり、地球温暖化や人口爆発があまりにも急激で、人類に残された時間が少なすぎるのではないか、というのが講師の懸念する議論だったのでないか。又そうならば、人類の宇宙への脱出も現実の問題となる。 . . . 本文を読む
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今年の株主総会から―企業経営戦略に思いを致す
先週で、年中行事の大手企業の株主総会のシーズンは終わった。今年は、地元の大阪ガス㈱と川崎重工㈱、それからグンゼ㈱に行った。グンゼは京都の綾部にあり、遠いが今年は行ってみたので、今回はそのグンゼ・綾部訪問記としたい。グンゼ株主総会は午後1時から開催なので、午前中はグンゼ・スクエアを見学し、昼食は綾部駅付近で牛肉専門店で食べた。
グンゼについて現地で感じたことを総括すると、圧倒的な過去の栄光と地場産業としての立ち位置から、技術革新の中での現代化に股裂き状態に陥っている印象が強い。そこから脱するには、過去の栄光と地場産業を大切にする財団か子会社を設立して、思い切って綾部市振興に100%専念させることが良いのではないかと思う。グンゼ本体は本社を京都や大阪に移して、思い切って先端産業化する必要があるのではないか。恐らく今の経営幹部はそこまで考えていそうもない。
川重の株主総会では、“AI/IOT技術革新”に関連した開発投資案件は語られなかった。川重には鉄道車両製造技術があるが、これと関連して鉄道運営システムの開発にどうしてか乗り出そうとしていない。鉄道運営システムの進化はいずれ、交通全体のシステム運営に広がって行く汎用性のある技術ではないか。それは将来の大きな収益源となるはずだ。
日本の産業界にこうしたビッグ・ピクチャーが無いのはどういうことなのだろう。何故、ちょっとした想像力すらないのだろうか。 . . . 本文を読む
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世界経済の今後の見通しについて―日本市場10連休の警戒するべき影響
金融市場は年初からリスクの多い年とされていたが、これまで米中貿易摩擦や金利動向へ不安等あり多少の波乱があっても決定的なダメージには至らず、次第に年央に迫って来ている。
しかも日本では前例のない10連休が待ち受けている。外人金融プレーヤーがこれを見逃すはずがない。日本人が手出しできない間に儲ける企みを静かに仕組んでいるのではあるまいか、と思っている。具体的にはどのような仕掛けかまでは私にはわからない。しかし、十分に警戒するべき問題だ。
又それが返って、単なる調整から行き過ぎて大崩れへ発展することも懸念される。さらに、それが思わぬ世界各市場への玉突き現象となり、下手すれば中国経済への大打撃となり、大げさに見れば世界の各マーケットの崩壊へと繋がる可能性も考えられる。 . . . 本文を読む
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“思考停止”という“滅亡に至る病”への小さな危機感
先週の最大のニュースは新元号の公表だった。伝えられた報道を総合すると、結局のところこれを決めたのは内閣総理大臣、その人ということのようだ。お勉強嫌いの反知性派の安倍氏とのこと。その無教養の果てが今回の元号制定へと繋がっている。
“令という漢字を見た時、最初にいい意味は連想しない。漢和辞典でも『命令』という意味が来る。(付和雷同して)「おとなしくしろ」って指示されているかのようだ。”国書・万葉集を典拠として“中国と関係ないというが、梅は中国の花”ではないか。しかも万葉集の表現の元も漢籍・詩文と思われる。しかもその詩文は元号にふさわしい内容ではない。こいったことから“最終的に「令はふさわしくない」。”との声がある。確かに、この意見に合理的に反対できる要素は全くない。
とにかくキラキラ・ネームのような元号であっても語感だけで安易に歓迎する風潮は、反知性の思考停止と忖度とで成り立つ社会的心理が背景にあると思われることに、この社会の危うさを感じるがいかがだろうか。 . . . 本文を読む
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