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今週の“感想文”

米大統領選挙については、ほぼトリプル・ブルーが前提のようだ。だが、バイデン氏圧勝なら波乱はないようだが、接戦となれば混乱が生じ、世界に政治的軍事的空白ができる。それが中国に絶好の機会を与え、東・南シナ海での中国の侵攻が有り得るかも知れない。 一方日本の大阪では、都構想に対する住民投票が11月1日に行われる。今回は、どうやら賛成票が伸びると見込まれており、政令指定都市・大阪は姿を消す可能性は高いようだ。そうなれば大阪の活力は失せ、近畿圏経済の地盤沈下、引いては日本の沈下につながるのではないか。 三菱重工が国を挙げての国産ジェット旅客機・リージョナルジェットの開発を凍結した。型式証明が取れず、もたついている内にコロナ禍で航空機需要が消失してしまったのだ。この期に及んで“完全に手を引いた訳ではない。”との意向のようだが、既に開発はサンク・コストになっていて諦めが肝心だ。そうでなければ“三菱”否、“日本”の倒産も有り得る。 これが今週の私の感想文である。良い話は無かったように感じる。だが映画“慕情”(1955)を見て、その時代の意識に左右されずに正しい判断を下すため、日頃からの生涯を通じての研鑽が必要と改めて感じている。 . . . 本文を読む
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これまで開催の“ひょうご講座”を受講して―その4

今回は“ひょうご講座”受講のその後を“国際理解”コースに限って紹介したい。“国際理解”コースはれまでは、以下の講演があった。 【国際理解-米中対立と世界情勢の行方】 ○第3回〔9月18日(金)〕世界史における覇権国家の興亡―米中対決を視野にー 西川 吉光・東洋大学 国際学部 教授 ○第4回〔9月25日(金)〕米中対立と世界経済 池下 譲治・福井県立大学 地域経済研究所 教授 ○第5回〔10月2日(金)〕新型コロナウイルス感染症と国際社会 詫摩 佳代・東京都立大学大学院 法学政治学研究科 教授 ○第6回〔10月16日(金)〕新型コロナ後の中国経済の動向 露口 洋介・帝京大学 経済学部 教授 . . . 本文を読む
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これまで開催の“ひょうご講座”を受講して―その3

前回は“ひょうご講座”受講のその後を1コマに限って報告したが、今回も紙幅の都合から、地域創生シリーズの3回分を報告することにした。場所は兵庫県民会館、時間は18:30~20:00。これまでは、次の講演があった。 【地域創生-人口減少・高齢化社会における健康で豊かな地域づくり】 ○第3回〔9月24日(木)〕新型コロナウイルス感染症の関西経済への影響 稲田 義久・甲南大学 経済学部 教授 ○第4回〔9月30日(水〕新型コロナウイルス感染症への対処 勝田 吉彰・関西福祉大学 社会福祉学部 教授 ○第5回〔10月9日(金)〕尾道における空き家の再生・活用と地域活性化 豊田 雅子・NPO法人尾道空き家再生プロジェクト 代表理事 . . . 本文を読む
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“都市論”について―大阪都構想をめぐって(9月開催の“ひょうご講座”の1コマから)

今回も“ひょうご講座”受講のその後を報告したいと思ったが、その分量から1コマに限ることにした。そこで地域創生コースの“第2回将来を見据えたまちづくり”の紹介とした。講師は嘉名光市教授・大阪市立大学大学院工学研究科。 講演は、先ずは大阪・関西万博の開催のための活動の説明から。万博テーマは“いのち輝く未来社会のデザイン”。これまで人類社会の発展の中で改めて“人の幸福な生き方”とは何か、それを考えると“新しい社会・経済の在り方”が問題となり、“健康・長寿”がキィ・ワードとなったという。万博設計が将来都市の設計のコンセプトやヒントになることを目指していて、その実験場にもなる。今後はどういう都市を目指すのか、日本は既に人口減少社会に突入している。そこで徒歩20分圏のコンパクトな街並み求められる。富山市がその方向で都市改造していて興味深い事例だとのことだった。 教授には大阪都構想の是非を質したが直接のコメントは避けたいとのことで、都市改造の国際的評価事例としてグレーター・ロンドン・オーソリティを紹介された。だが、それをネット等で確認してみたが、それは都市解体の事例ではなく、その巨大化を前提としたものだった。他にも探してみたが、巨大化都市の解体事例はなさそうだった。 欧米では巨大都市解体の事例がないのは“都市自治は民主主義の学校”として尊重されているが、日本ではハコモノの都市工学はあっても、社会科学分野に“都市論”の研究が無いためではないか。だから都市自治の重要性の認識もないまま都構想が展開され、大阪は解体の危機にあるのではないかと思っている。 . . . 本文を読む
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