「因果の法則」から良い種子を蒔いたものは良い実を結びます。
ですから、働かずには居られないのです。
「偶然の結果」というものは有(在)りません。
「必然の結果」なのです。
ここに於いて「宿命」ということについて言わなければならないのですが、この「宿命論」というものは最も恐るべき弊害を与えているのです。
これを「妄信」すると「修養」も何も要らないことになります。
それは「因果の法則」が分からないからそういう事に成るのです。
「前世の因」によって、今日、弱い体を持って世の中に生まれてきたとします。
「過去」に対しては暫く「宿命」として認めてもよいですが、現在に於いて衛生法を学び、滋養物を摂って運動するという「因の種子」を蒔けば丈夫な体に成ることはあると思います。