活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

三つの考え方5

2020年05月11日 | 法理

さらに別の観点から「三つの考え方」について申し上げれば、一つ目は「色々と知(識)らないものが有(在)るから修行して知(識)らなければいけない」。

 

二つ目は、「自分は知(識)り過ぎているから、そういうものを離さなければならない」。

 

三つ目は、「現在の自分の様子は不完全だから完全なものへと移り変わっていかなければならない」。

 

などと、知(識)らないものから知(識)るものへ行く途中とか、「法(道)」の中にいるのだから知(識)って居るものを離すとか、常に不完全から完全に移り変わろうとする過程にあると考えている人が多くいます。

 

そういう人達は絶えず「出発とゴールの二点の間を行きつ戻りつしている」という状態なのではないでしょうか。