とかく落しかねるものです。
古人はここを「尊貴堕(そんきだ)」という語を用いています。
「尊貴」は尊いこと、「堕」は自由無礙(じゆうむげ)の意味です。
尊貴にとどまることなく、尊貴を越えることです。
そのものそれが「極単(ごくたん)」です。
極めて「単一(たんいつ)」、「純一(じゅんいつ)」なれば言葉の入る
隙間はありません。
そのことは私は以前から「その物それに成り切って成り切るものもない、
ここを見るままに聞くままに」といっていたのです。
とかく落しかねるものです。
古人はここを「尊貴堕(そんきだ)」という語を用いています。
「尊貴」は尊いこと、「堕」は自由無礙(じゆうむげ)の意味です。
尊貴にとどまることなく、尊貴を越えることです。
そのものそれが「極単(ごくたん)」です。
極めて「単一(たんいつ)」、「純一(じゅんいつ)」なれば言葉の入る
隙間はありません。
そのことは私は以前から「その物それに成り切って成り切るものもない、
ここを見るままに聞くままに」といっていたのです。