活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

忍について2

2018年05月27日 | 道のこと

苦しい時は楽を求めてはいけないのです。

苦に成り切った時が楽なのです。


別の言葉で言えば、「今の事実に一切手を付けない(加えない)で其の事に

一所懸命になっていくこと」を「忍」といいます。


そういう「忍」であれば大いに「我慢」すべきなのです。


それを「こういう我慢があってはいけない」ということで、また最初から

遣り直してはいけないのです。


ただし、そういう言葉(忍)を知(識)っていると、「このままにしておけば善いんだ」

という考えを起こしてしまい、また「其のままにしておく人」がいます。