活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

坐禅の仕方

2016年11月28日 | 坐禅

坐禅が坐禅の仕方を教えてくれるのです。

自分の考えで、

「坐禅はどのようにしてすわったらいいのか、

どうやったらいいのか」

という様な考えを巡らしている間は

坐禅になっていないということです。

 

ですから、少々苦しくても、坐ることがつらくても

それを我慢して坐っていくうちに必ず

坐禅そのものが坐禅の仕方を教えてくれるものです。

 

公案功夫でも同じです。

一所懸命に公案を考える、そうすると考えているうちに

公案自体が、公案の解決の仕方というのを教えてくれます。

公案というのは、自分自身のことです。


ですから、そういう努力をせずに、考えばかり先に立てて

「考えればわかるんじゃなかろうか」 などという

そういうことで坐っていても、何の役にも立ちません。

 

坐禅の功夫でも同じです。

功夫をしながら、だんだん功夫の要領がわかってくるのです。

 

そういう努力をしないといけないと思います。