活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

禅の修行の目的

2016年11月25日 | 

元より仏への信仰によって何かの手段・方法を講じて

救われるのではありません。

 

本来、救われた者と救われない者との

区別があってはなりません。

 

救われる以前と以後があってはおかしいことです。

自分で自分を救うのが、「仏の教え、禅の修行の目的」 です。

 

「坐禅」 というのは、自分で自分を救うことの実践、即ち、

「真実の自己に目醒めること」 以外の何ものでもありません。

 

真実の自己そのものが生活をしているのならば

そのような不満足、不安、迷い、焦燥というようなものは

失くなるはずのものです。