
春咲き秋明菊
ようやくやってきた土曜日。今日の予定は決まっていた。まず、先週の山で見つけたヤマシャクヤクの蕾の確認、それから千種高原に行き、クリンソウを見る。大して急ぐ必要もないのだが、9時までには家を出ることにして用意をした。
小さなザックとカメラを持つ。この所、デジイチはディスタゴン24mm、F2とじっくりと撮りたいものがあった時用にマクロ90mm、F2.8を持ち歩いている。ズームもあると良いなとは思うけれど、ちょっと重くて・・・・。少し、時間に余裕があったので、庭を写した。

宿根スイートピー
驚くほど丈夫。花の後が厄介

アナベル
挿し木をすると幾らでも殖えるけれど、殖やさない。植える場所がないから。

ホタルブクロ
満開。
家を出て高速にのり、先週と同じ道を辿った。そして、国道から林道に入り、行き止まりに車を停めた。先週とは違い、車が2台停まっていた。一台は崩れた林道の修理に来ていた人の車、そしてもう一台は軽トラで運転手は山に入っているようだった。
車を降りて、急登の坂道をゆっくり登った。やがて、道の右側、山側の斜面に白い花の花弁が沢山、落ちているところにさしかかった。

上を見上げる・・・・

エゴノキ
先週はエゴノキがあることは気が付かなかった。辺りを見廻すとエゴノキが沢山あって、花を沢山付けていた。また、しばらく登ると道はドッグレッグしていて、さらに急坂が続いた。汗が噴き出してきて、俯いて足元を見ながら登って行くとススキの枯れ葉の間に薄紫色の花が咲いているのに気が付いた。



イナモリソウ
この花を見るのは初めてだったけれど、去年、友達に写真を見せて貰っていたから、直ぐに分った。


少し登った先の山側の斜面にも沢山咲いていた。

この葉は先週も、もう少し登った先の林の中でも見た記憶がある。その時はしばらく見ていたが、ヘクソカズラの葉のように思えて匂いを嗅いだのだが、そんな匂いがしたような気がしたのだ。



ようやく道の傾斜が緩くなり、草原の中に広葉樹がポツリポツリと立っている場所に来た。この辺りで軽トラックで来ていた夫婦とすれ違った。どうやら、ワラビ取りに来ていたらしい。

蕾をたくさん付けているのはオオバアサガラの木じゃないか。これも先週は気が付かなかった。
それから、サワギクが沢山咲いている場所を過ぎて・・・・・


それから、少し登ってようやく先週、ヤマシャクヤクの蕾を見つけた場所に着いた。道から外れて斜面を登った。

先週の蕾
もう、花は散り、風が吹いたのだろう、倒れていた。
そして、その隣には・・・・・

咲き始めのヤマシャクヤク
それから・・・・


これで明らかだった。先週見たヤマシャクヤクの蕾はみんな白花だったのだ。何故、ここからかなり登った先のヤマシャクヤクは咲き終わっていたのに、この日当たりの良い斜面のヤマシャクヤクがこんなに遅く咲くのだろうか・・・・。本当に同じヤマシャクヤクなのだろうか。
諦めて下ることにした。

イナモリソウ

卯の花


コガクウツギ


オオバアサガラ
下る道は早い。直ぐに車の所に戻った。車の周りの湿った斜面を見て廻る。

ミゾホウズキ


さあ、次の目的地に急ごう。もうすぐ、昼になる。