ユキワリソウ
昨日は二日酔いにも係わらず、一日、花を追いかけて走り回り、翌朝も疲れが取れていない。一日、寝ていようか、なんて思ったが、そんなことができる性格でもない。
さて、何をしようかと考えたが、やはり、春のきのこを探しに行くことにした。実は、今日は所属するきのこの会の採集日なのだった。出遅れたが、心当たりのある場所に昼から出かけることにした。春のきのこと言えば一にツバキキンカクチャワンタケ、二番目はアミガサタケだ。ツバキキンカクチャワンタケにはもう、出会っている・・・。となると・・・!。
いつもの場所に行き、一応、梅林の中を通りながらハルシメジの様子を伺う。今年は梅の木の下草の成長がいやに早い。が、さすがにまだ、気配はない。山頂まで登り、下ったところにある野草園を見る。
ユキワリソウは盛りを過ぎてはいたが、沢山の花を付けていた。ピンク、白。風が強くてピントがなかなか合わない。ピンボケ失礼。
ユキワリソウ
日曜日の昼だというのに、この野草園は鉄条網で囲ってあって、中に入ることができない。保護するためとは分っていても、花を遠くから眺めるだけでは物足りない。何のために栽培しているんだろう?
春蘭も咲き始めていた。
春蘭
そして、この野草園の大半の面積を占めているのはカタクリ。所々で咲き始めているのだが、みんな遠くで咲いている。コンデジでは出来ることは限られている。咲いていた証拠写真だけ撮って、野草園を後にした。
カタクリ
その後、目的のトガリアミガサタケを探しに行った。座り込んで、じっくりと地面を見回す。時折、登ってくる車の運転手は、こんな僕を見て怪訝な顔をして通り過ぎてゆく。探し始めてから15分ほど・・・。
!!!
トガリアミガサタケ
漸くあった。
その周囲をしつこく探し回るが、これっきりだった。それでも大満足。山頂まで戻り、そして坂を下り来た道を帰った。その途中、予期しない場所でもう一個、トガリアミガサタケを見つけた。
こちらはかなり成長した個体。予期しない場所・・・、このトガリの周囲には銀杏も山桜の木も見当たらなかった。このきのこの上に枝を延ばしていた木は・・・。
カゴノキ
帰ってから調べてみると、それはカゴノキだった。カゴノキとトガリアミガサタケに関連があるという話は聞いた事がない。単なる偶然だったのだろう。