楓の紅葉は圧倒的だし、紅葉の名所となれば迫力と艶やかさは凄いもんだ。でも、そういう紅葉を見ると里山の穏やかで暖かい黄葉が懐かしくなる。
自宅周辺では里山のコナラの橙葉がピークになってきた。午前中は自宅で着物の入れ替えをしていて、窓の外を眺める度に晴れた空を見ながらため息をついていた。でも、入れ替えの目処が立ったら、もう我慢できない。出掛けた。
酒米を植えてあった田圃の稲刈りは終わっていて、稲穂の代わりに山が黄金色に染まっていた。里山の秋だ。
ところが、どうだ。家を出るときは晴れていたというのに、車に乗って毎年、コナラの黄葉を見るスポットに来て見ると・・・・・、どん曇り。
あれ、おかしいな・・・・
その5分後・・・
もう一息・・・・
10分後・・・
期待・・・・
晴れた。やっぱり、黄葉は晴れなくっちゃね。
茶畑から黄葉の山を眺める
車に戻って、近くの朝光寺に向かった。寺の入口に車を停めて歩いて行くと・・・・
分りにくいけれど・・・・、キッコウハグマの花跡
ツクバネの木
今年はやけに実が多いが、小振りでずんぐりしているみたい。
国宝 朝光寺
以前、改修中に本堂の写真を写した時には戸が空いた辺りに白っぽく何か飛んでいるようなものが写っていた。今回も写るか撮ってみたのだったが、何も写っていない。
いつもは居ないボランティアの人が朝光寺の解説のために何人か居たので、いろいろと世間話をしたところ、前回写真を撮った時は本堂の中の本尊をしまってある部屋の扉を開いていた時だったらしい。嬉しくなって外に飛び出してきたのだろうか。
本堂の下には沢山の柱があって、その中の1本がおかしな形をしていた。ガイドの話では「つつじの・・・・」とか言って、魔除けになるのだとか。
「つつじの・・・・」忘れてしまった。
ツクバネの木
コシアブラ
さらに奥に行き、下り道を降りて川まで歩いた。
つくばねの滝
そこから、川沿いを歩いて・・・・・
黄葉した楓の下を通り、車道に戻ると・・・・・
メタセコイヤの黄葉
こっちではコシアブラは普通にある木だし、この季節になると居場所が分る木です。
でも、春まで覚えているのも難しいかも。
コシアブラ、タカノツメ、それからタラの芽は採ろうと思えば、かなり採れるものです。
多分、そちらも春になったら同じですよ、きっと。。