今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

冬は硬質菌、とはいえ・・・・・。

2008-01-13 23:47:43 | Weblog
 家族に「冬は暇そうね」と言われたのが癪で家を出た。前日から雨が降っていて寒い最悪の天気だ。車で30分走り、ラーメン屋に行った。ここのラーメンがお気に入りで良く来るのだが、来た理由はそれだけじゃない。味噌ラーメンにニンニクをたっぷり入れて食べ終わった頃には雨があがっていた。ヒラタケかなんかないかと歩いてみた。
 この公園ではウスヒラタケはともかく、ヒラタケに出会ったことはなく、期待薄であったが、その通りの結果だった。出合ったのは硬質菌とヒダナシタケの類のみ。普段は無視するところだが、今年は少しばかり真剣に硬質菌と向き合おうかな・・・なんてね・・・。

 まず最初に目に付いたのが、これ。ヤマザクラの枯木に出ていた。



 白いカワラタケと言いたいところだが、裏は針だ。初めっから分からない。帰ってありったけの図鑑を見たけれど、どうも自信がない。ニクハリタケに一番近いように思うのだが・・。

   
左:ニクハリタケ?傘の裏
右:老菌?(種類が同じかどうか自信なし)




 このきのこの傘は地面に平行に開くようだが上の写真の傘の向きは2種類あるのに気が付いた。きのこの発生した枯木が倒れ、その後に発生したきのこと傘の向きが変わったということのようだ。硬質菌ならではの面白さってことかな。


ネンドタケモドキ?
 これも図鑑を見てこれかな?といった感じ。自信なし。


 次は、これまたコナラの枯木に発生。ウロコタケ科なのだが、後で図鑑を見るとチウロコタケに特徴が似ている。しかし、傷つけると赤い汁がでる、というのを知ったのは帰ってからで、確認は出来なかった。


チウロコタケ?


   

左のように、傘の表面には毛が生えている。右は木の枝から発生していたものだが、違う種類かもしれない。個体の変異かそれを超えるものかも検討がつかない。



カワラタケ

   

唯一、自信があるきのこ。びっしりと出ている。食べられたらいいのに・・・。


   

これはさっぱり分からない。老菌なんですかね、それも分からない。



コガネニカワタケ



コガネニカワタケは古くなるとピンクになる??


次のきのこは見つけたときは見たことあるな、帰ってから調べようと思ったのだが、持っている図鑑を全部見た積りだけれど、意外にもそれらしい候補が分からなかった。






 どちらもネジキの枯木に出ているようだ。傘?の径は1cm程度あり、重力に抵抗する気はないようだ。

(追記080116)アカキクラゲ科フェムスジョウタケに比較的似ているので、その近縁種であるかもしれない。

 何とも分からないきのこだらけで困ったもんだ。硬質菌と向かい合う気が萎えた一日だった。
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2 コメント

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Unknown (遊工房)
2008-01-14 14:35:55
あるものなのですね。
良く調べて新種を発見
こうちゃんだけ・なんてできたらいいですね。
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Unknown (kouchan)
2008-01-14 23:03:47
見かけるきのこの半分以上に名前がついていないらしいので、新種のきのこは沢山あるのでしょうね。素人はそれを調べるのが大変です。化合物であれば構造検索をすればたちまち新規性をチェックできますが、きのこはそうはいきませんから。
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