キヌガサタケ
ほぼ、4ヶ月ぶりの投稿です。ご無沙汰でした。最近はこういうことが度々あるのですが、また、何人かの方から生きているのか、打診を頂きました。
大丈夫です。ちょっと、仕事とブログを併行して続けるには体力と気力が足りなくなっているのかな。でも、週末の散策はいつもの通り続けています。
でも、コロナ禍で遠出は少なくなりました。そのせいで、こんな出会いもあるわけなのですが・・・・
この日、朝7時過ぎにKさんが自宅に来てくれて、車を乗り換えて京都へ。今日はKさんがキヌガサタケの出る場所を案内してくれることになっている。
キヌガサタケは自宅近くの小さな竹林にも出ることは出るのだが、宅地に近いせいか、夜のうちに開きそうなタマゴは持ち去られてしまうことが多くなり、
行かなくなってしまった。
自宅から直ぐのICから高速に入り現地には約一時間で到着。意外なほど早く到着できた。この時間なら、キヌガサタケが出ていればまだ倒れてはいないだろう・・・
車を出ると驚くほどの湿気と暑さ。歩き出すと同時に汗が噴き出す。キヌガサタケが出ていそうな天気だが、心配は朝方まで雨が強く降っていたこと。
孟宗の竹林に入ってゆき、前週にKさんがキヌガサタケを見掛けた辺りを案内してもらうが、キヌガサタケの残骸が幾つか残っているばかり。
嫌な雰囲気が漂い始めたところで、倒れたキヌガサタケを見つけた。状態は良いのだけれど・・・・、この際、助け起こして撮ることにした。
その後、周囲を歩いて探すが見つからず、でも竹林の中の溝を覗くと白くて丸い籠のようなものが二つ転がっているのが見えた。
籠の網目はずいぶん広くて、キヌガサタケのマントではないみたい。廻り込んで溝の中に入ってみると・・・・
カゴタケ
カゴタケだとは思ったけれど、今までに出会ったことのあるのはアカカゴタケだけで、何でこれは白いんだろう・・・、と頭が混乱してしまった。
よくよく考えてみると、こいつは初見のカゴタケで、雨でグレバが綺麗に洗い流されていたようだった。
クリイロムクエタケ?
溝は幅が1mくらい。斜面を見て回ると5cmくらいの大きさのタマゴを一つ、見つけた。
筋が入り始めているけれど、これが開くのは明日か・・・・
溝を後にして、広大な竹林の中を歩いて移動した。
こういう明るくて開けたところにはキヌガサタケは出ない・・・・、というKさんの説明つき。
兎に角、蒸し暑い。汗が止まらない。昨夜の酎ハイが噴き出しているような・・・・。Kさんもバテているようだ。
歩いていると、竹林の奥に入り込む道があった。奥は薄暗くて竹が茂っている様子。入って行こうとするがKさんは休んでいるという。
何か見つけても呼ぶ必要はないという。こう暑くてはキヌガサタケよりも休憩の方が大事だ。
さて、細い薄暗い道を進んで行くと幾つかの分岐の後、一段下がった竹林があり、一人、竹林の整理をしている人がいた。
挨拶をしてから、何をしているのか聞いてみると、生えてきた細い竹を切って来年のタケノコ採りに備えておくのだという。
その人の周りを見ると幾つかのキヌガサタケが出ているではないか。竹林の中に入って写真を撮っても良いか聞くとOKとのこと。
倒れたキヌガサタケの脇から今朝、展開したキヌガサタケ。グレバはちゃんと残っている。
遠景に映っているキヌガサタケはちゃんと立ってはいるが、グレバは洗い流されていて薄黄色になっている。
急斜面に出ていたキヌガサタケもグレバは残っているが、上から落ちてきたキヌガサタケにマントを壊されていた。
この場所だけで10個程のキヌガサタケが出ていたが、見ごろのものは少なかった。竹林の持ち主の話では最近、キヌガサタケの発生は増えているとのこと。
でも、今シーズンはもう、盛りは過ぎたようだ。
キヌガサタケ
来年は盛りの時期に来て、林立するほどのキヌガサタケを撮ってみたいものだ。
帰りは迷うことなく車に戻ったが、まだ10時にもなっていない。せっかく京都にきたのだから御所まで足を延ばして御所に行ってみよう。
運が良ければチャタマゴタケに出会えるだろう。
タイミングが良ければ林立するのを撮れたかも?
来年も先行して様子を見ておきます、平日でも行けますから。都合良く雨が降ってくれれば良いのですが。
キヌガサタケは一度しか採ったことがありません。うどんに入れたらおいかった記憶がありますが、それ以来もう二桁年数見ていません。この辺は竹自体がないので、どこかに探しに行く以外ないなぁ。
ちょっと、タイミングが遅かったようですね。
行ってみないとわからない場所なのでしょうがないですね。
また、来年頑張りましょう。
やっぱり京都は凄いです。