この時期になると、どうしてもイワウチワの花を見に行きたくなる。このところ、岡山森林公園へ行くことが多いのだが、今年は森林公園の近くの伯州山に行くことにした。岡山*イワウチワで検索すると一番目にヒットするくらい、イワウチワが沢山咲くので有名な場所。10時頃には山頂にいたいので、朝7時半には家を出ることにしていた。
前夜は0時過ぎまで起きていたのだが、6時前に目が覚めてしまい、そのまま起きてしまった。庭に出る。
庭ではモッコウバラが咲き始めている。
芳香が庭に立ち込めている。
そのモッコウバラの中にドバトが巣を造っている。このところ、巣を離れないので卵を温めているのだろう。
静かにしなければ・・・・。お陰で庭の真ん中のアーチを通れない日々。。
まだ白くなりきらないオオデマリ
満開のキエビネ達
ミヤマオダマキ
寒くなったので家に入り、着替えてから山行きの用意をした。1時間ほどしてからまた庭に出て荷物を車に積んだ。
能登で買ったユキワリソウの苗、山紫陽花の根元に移植した。若い葉を広げて元気そうだ。
家を出て高速で院庄まで西進し、それから北進した。人形トンネル手前を右折して進み、10時過ぎに登山口付近に到着した。
さすが、人気の山。登山口付近に多くの車が停まっていた。駐車スペースが少なく、周囲の細い道の僅かなスペースに車が停めてある。結局、500mくらい川を遡ったところの路肩に車を停めて歩き始めた。
先を急ぐ訳でもないし、のんびり歩こう・・・・
川を下り右に曲がり、山への道を歩き始めると、直ぐにキクザキイチゲの群生にであった。
キクザキイチゲ 開ききっている
登り始めたばかりだというのに、道の脇には雪がかなり残っていた。
雪で折れた杉の木が道を遮っている。
前に数人が歩いていた。こういう登山も久し振り。ハイキングというかんじ。
20分ほど緩やかな坂を登って行くと道が二又に分れた。そしてその分れたところにイワウチワが沢山咲いていた。
ここから先はイワウチワは沢山咲いているそうだ。特に右に分れた道沿いには花が多いと聞いたが、帰り道に残しておいて左の道を進むことにした。それが、実は後で後悔することになったのだが・・・・
それはさておき、左の滝谷コースを進んだ。
沢沿いのキンシベボタンネコノメ
支沢と脇の斜面の残雪
イワナシ
雪は登山道にも沢山残っていて、簡易アイゼンも持ってきた方が良かったかな、と想わせるほど。
山道が細い流れを横切っているところの雪が融けかかっていて・・・・、危ないな、と思いながら進むと・・・・、案の定、崩れて落ちた。何人もこの上を歩いて渡っただろうに何でまた自分の所で崩れるのか・・・・、後で思えばついていない日。。。
歩き始めて1時間ほどで伯州山荘に到着してしまった。何とあっけないこと・・・。山荘の周囲にはかなりの人がシートを広げ食事の用意をしていた。まだ昼前だったし、何となく居辛かったのでそのまま山頂へ。10分ほどで山頂に着いた。
山頂
山頂からの景色
どこが何という山か、さっぱり分らない。
山頂は数人しか人がいなかったので、端の方でシートを広げて弁当を食べることにした。風もなく暖かく気持ちが良かった。
登山道に背を向けて景色を眺めながら食べていたのだが、背後が賑やかになり多くの人が近づいてくる気配。やがて、おばちゃんの「この辺に座らせてもらいましょうか」という声が聞こえ、相当数のグループが直ぐ近くで食事を始めた。振り返ることも憚られるほど近くで・・・。
急いで弁当を食べてから、下ることにした。下る雪道は滑って転びそうだ。でも雪は完全にザラメ状で滑った所でどうということはない。小屋の手前で左に曲がる道があり、数人の人たちが歩いて行く。これが登るときに右に分れていた道に繋がるのだろうと思い後を付いて行った。それでも不安だったので、登ってきた道に繋がっていることを先行する人に確認した。
ミヤマカタバミ
ショウジョウバカマ
ユキザサ
途中から傾斜が急になり、また緩やかになったと思ったら行き道が続いた。
下りだというのに、登りと同じくらいの時間が過ぎていた。随分、遠回りをしているな・・・・。雪の積もった道を歩くのはかなり疲れる。太ももの付け根が痛くなってくる。それにしても、イワウチワの花はまったく見えない。周囲は雪ばかり。
何かがおかしい。元の道に出るとは聞いたのだが・・・・。平坦な道を進み、カーブを曲がった所で見えた景色は・・・・
何で、自分の車が前方に見えているんだ?
何が起こったのか、しばらく分らなかった。はっきりしていたのは、ほとんど花を見ることなく伯州山を登って降りてきてしまったことだった。
つづく。
前夜は0時過ぎまで起きていたのだが、6時前に目が覚めてしまい、そのまま起きてしまった。庭に出る。
庭ではモッコウバラが咲き始めている。
芳香が庭に立ち込めている。
そのモッコウバラの中にドバトが巣を造っている。このところ、巣を離れないので卵を温めているのだろう。
静かにしなければ・・・・。お陰で庭の真ん中のアーチを通れない日々。。
まだ白くなりきらないオオデマリ
満開のキエビネ達
ミヤマオダマキ
寒くなったので家に入り、着替えてから山行きの用意をした。1時間ほどしてからまた庭に出て荷物を車に積んだ。
能登で買ったユキワリソウの苗、山紫陽花の根元に移植した。若い葉を広げて元気そうだ。
家を出て高速で院庄まで西進し、それから北進した。人形トンネル手前を右折して進み、10時過ぎに登山口付近に到着した。
さすが、人気の山。登山口付近に多くの車が停まっていた。駐車スペースが少なく、周囲の細い道の僅かなスペースに車が停めてある。結局、500mくらい川を遡ったところの路肩に車を停めて歩き始めた。
先を急ぐ訳でもないし、のんびり歩こう・・・・
川を下り右に曲がり、山への道を歩き始めると、直ぐにキクザキイチゲの群生にであった。
キクザキイチゲ 開ききっている
登り始めたばかりだというのに、道の脇には雪がかなり残っていた。
雪で折れた杉の木が道を遮っている。
前に数人が歩いていた。こういう登山も久し振り。ハイキングというかんじ。
20分ほど緩やかな坂を登って行くと道が二又に分れた。そしてその分れたところにイワウチワが沢山咲いていた。
ここから先はイワウチワは沢山咲いているそうだ。特に右に分れた道沿いには花が多いと聞いたが、帰り道に残しておいて左の道を進むことにした。それが、実は後で後悔することになったのだが・・・・
それはさておき、左の滝谷コースを進んだ。
沢沿いのキンシベボタンネコノメ
支沢と脇の斜面の残雪
イワナシ
雪は登山道にも沢山残っていて、簡易アイゼンも持ってきた方が良かったかな、と想わせるほど。
山道が細い流れを横切っているところの雪が融けかかっていて・・・・、危ないな、と思いながら進むと・・・・、案の定、崩れて落ちた。何人もこの上を歩いて渡っただろうに何でまた自分の所で崩れるのか・・・・、後で思えばついていない日。。。
歩き始めて1時間ほどで伯州山荘に到着してしまった。何とあっけないこと・・・。山荘の周囲にはかなりの人がシートを広げ食事の用意をしていた。まだ昼前だったし、何となく居辛かったのでそのまま山頂へ。10分ほどで山頂に着いた。
山頂
山頂からの景色
どこが何という山か、さっぱり分らない。
山頂は数人しか人がいなかったので、端の方でシートを広げて弁当を食べることにした。風もなく暖かく気持ちが良かった。
登山道に背を向けて景色を眺めながら食べていたのだが、背後が賑やかになり多くの人が近づいてくる気配。やがて、おばちゃんの「この辺に座らせてもらいましょうか」という声が聞こえ、相当数のグループが直ぐ近くで食事を始めた。振り返ることも憚られるほど近くで・・・。
急いで弁当を食べてから、下ることにした。下る雪道は滑って転びそうだ。でも雪は完全にザラメ状で滑った所でどうということはない。小屋の手前で左に曲がる道があり、数人の人たちが歩いて行く。これが登るときに右に分れていた道に繋がるのだろうと思い後を付いて行った。それでも不安だったので、登ってきた道に繋がっていることを先行する人に確認した。
ミヤマカタバミ
ショウジョウバカマ
ユキザサ
途中から傾斜が急になり、また緩やかになったと思ったら行き道が続いた。
下りだというのに、登りと同じくらいの時間が過ぎていた。随分、遠回りをしているな・・・・。雪の積もった道を歩くのはかなり疲れる。太ももの付け根が痛くなってくる。それにしても、イワウチワの花はまったく見えない。周囲は雪ばかり。
何かがおかしい。元の道に出るとは聞いたのだが・・・・。平坦な道を進み、カーブを曲がった所で見えた景色は・・・・
何で、自分の車が前方に見えているんだ?
何が起こったのか、しばらく分らなかった。はっきりしていたのは、ほとんど花を見ることなく伯州山を登って降りてきてしまったことだった。
つづく。