11日のP氏の話ではタマゴタケが沢山採れたとか・・・。S公園では虫食いのタマゴタケと幾つかの幼菌があったのみだった。その翌日、自宅近くのタマゴタケのスポットを見てみることにした。
と、言っても周辺には、過去に少々見つけたことはあるが、この時期のタマゴタケの情報は持っていない。記憶を辿って走る。
途中、道の脇にS公園で見かけたのと同じ花が咲いている場所に遭遇した。
ハマハナセンブリ?
ハマハナセンブリには良く似た近縁種があり、ベニハナセンブリという。両者は良く似ているようだが・・・多分・・・
川沿いの細い道に入る手前で車を降り、薄暗い道を歩いて行く。あまり期待はしていなかったのだが・・・・あった。
タマゴタケ Amanita hemibapha (Berk. & Broome) Sacc.
盛期は過ぎているようで、タマゴもまだあるが、既に倒れてしまっているものも多い。その上、この高温多湿で、カビが生え始めている・・・。
タマゴタケ Amanita hemibapha (Berk. & Broome) Sacc.
蚊がどんどん集まってくるので、状態の良いものだけ集めて退散する・・・。
車道に戻り、斜面を眺めながら進む。ここの斜面には例年、いろいろなイグチが出るのだが・・・
クリイロイグチモドキ Gyroporus longicystidiatus Nagasawa & Hongo
左:Tylopilus sp.
右:クリカワヤシャイグチ Austroboletus gracilis (Peck) Wolfe
川の脇の湿った場所には・・・
チリメンチチタケ Lactarius corrugis Peck
アシグロホウライタケ Tetrapyrgos nigripes (Schwein.) E. Horak
川沿いの道を過ぎ、山に登って行く。ここのところ、そこここで見る、
ヤマドリタケモドキ Boletus reticulatus Schaeff.
そして、
テングタケ Amanita pantherina (DC.) Krombh.
夏きのこの最盛期だ。どこへいっても何かが出ている。つい少し前まで何も出ていないと嘆いていたのがウソのようだった。
つづく