中学生以来、何度も観た「ターミネーター2特別編」(公開版よりも特別編の方が回数を観てる気がする)。
「ターミネーター」のBDと一緒に「2特別編」のBDも買い直したので再見。
というかフジテレビ版の吹替えはDVD・BDで初収録なので、それが聴きたかったんだよね。
「性能の限界だ」の言い方が好きで好きでw
さて、感想も改訂したのでその感想の記録。
改訂前と改定後です。
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「ターミネーター2特別編」【改訂前】
前作から7年後に制作された続編。
少年ジョン・コナーの抹殺のため、未来から再び殺人サイボーグが送り込まれる。
SFアクションという点では、この映画はかなり高いところにいる。
そしてエンターテイメント性を保ちながら、奥深いテーマを見せつける監督の手腕には脱帽しますわ。
T800とジョンとの友情が、父親が不在のジョンにとっての父性に転換され、サラにとって敵でしかなかったサイボーグへの感情に変化をもたらしてる。
非常に無機質なT1000の存在感と、無骨でも体温を感じるT800の成長との対比が良いね。
その積み重ねによって、ラストの別れのシーンでは思わず泣けてしまうわけだけど、それが“未来への希望”へのモノローグに繋がるところが、しみじみとそれを感じさせてくれます。
一番の見せ場はサーバーダインでの銃撃戦~溶鉱炉での決戦だけど、舞台移動中までハラハラドキドキの展開がニクい。
道路を滑る様に飛ぶヘリがT1000そのものの様で不気味。
T1000とのラストバトルは、殴った頭が手になったり、壁に叩き付けられても振り返ることなく正面が浮き出てきたりと、今までにない格闘シーンが凄く印象に残りました。
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「ターミネーター2特別編」【改訂後】
少年ジョン・コナーの抹殺のため、未来から再び殺人サイボーグが送り込まれる。
劇場公開版に17分の追加シーンを加えた完全版。
ジャンルとしてはB級映画だった1作目だが、2作目にしてSF超大作に変貌。
何がすごいってエンターテイメント性を保ちながら、テーマに厚みを持たせることで、1作目と同じような逃げるだけの映画にしなかったところだよね。
やはりこれは監督の、脚本へのこだわりなんだろう。
T-800とジョンとの友情が、父親が不在のジョンにとっての父性に転換され、サラにとって敵でしかなかったサイボーグへの感情に変化をもたらしてる。
その積み重ねによってラストの溶鉱炉では思わず泣けてしまうわけだ。
非常に無機質なT-1000の存在感と、無骨でも体温を感じるT-800の成長との対比も良いね。
1作目のT-800の恐怖感を逆手に取った序盤の演出がまたニクい。
T-800が敵だと思い込んで観てみれば、ゲーセンのバックヤードでジョンがT-1000と挟まれるまで敵味方が逆と受け取れるような撮り方も仕掛けてあって、「伏せろ!」の一言でそのどちらが味方か一気に収束させる手法。
その後の観る側のT-800への…圧倒的な敵だった奴が味方になることへの安心感たるや、たまらない。
真剣なSFアクション映画である一方で、盛り込まれた遊び心も楽しい。
1作目のセルフパロディとも言えるような場面、例えばショーウィンドウをぶち破るT-800、「死にたくなければ付いてこい」の使いどころ、シルバーマン先生とテレビ録画の映像、"I'll be back."の後は車で突っ込んで戻ってくるとか、完全に狙ってるよなあ。
パロディではないけど、T-1000が銀色のマネキンを一度凝視する場面は、鑑賞2周目以降にニヤッとしてしまう要素だね。
T-1000に使われたCG効果は今でいえば拙いVFXかもしれないけど、それでもそのキャラクター性に与えるインパクトは今でも効果が大きい。
まあ「寄生獣」のイメージに影響されているという話は、監督がキャメロンならさもありなんという感じだがw
でもその効果を理解して映像化してしまうあたりはやはり監督のセンスだろう。
ラストバトルなど、殴った頭が手になったり、壁に叩き付けられても振り返ることなく正面が浮き出てきたりと、今までにない格闘シーンが凄く印象に残るもの。
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特別編の感想ということで、本当は公開版との違いとかを書くべきなんだろうけど…。
正直言って公開版の記憶が薄いので、カイルが特別編の夢の中にしか出てこないっていう違い以外に言及できるネタもなくて。
なので、あえてそこにも触れてませんw
感想を書いているホームページはこちら。
「ターミネーター」のBDと一緒に「2特別編」のBDも買い直したので再見。
というかフジテレビ版の吹替えはDVD・BDで初収録なので、それが聴きたかったんだよね。
「性能の限界だ」の言い方が好きで好きでw
さて、感想も改訂したのでその感想の記録。
改訂前と改定後です。
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![ターミネーター2 特別編 アルティメット・エディション [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51LDvGqFR5L._SY500_.jpg)
「ターミネーター2特別編」【改訂前】
前作から7年後に制作された続編。
少年ジョン・コナーの抹殺のため、未来から再び殺人サイボーグが送り込まれる。
SFアクションという点では、この映画はかなり高いところにいる。
そしてエンターテイメント性を保ちながら、奥深いテーマを見せつける監督の手腕には脱帽しますわ。
T800とジョンとの友情が、父親が不在のジョンにとっての父性に転換され、サラにとって敵でしかなかったサイボーグへの感情に変化をもたらしてる。
非常に無機質なT1000の存在感と、無骨でも体温を感じるT800の成長との対比が良いね。
その積み重ねによって、ラストの別れのシーンでは思わず泣けてしまうわけだけど、それが“未来への希望”へのモノローグに繋がるところが、しみじみとそれを感じさせてくれます。
一番の見せ場はサーバーダインでの銃撃戦~溶鉱炉での決戦だけど、舞台移動中までハラハラドキドキの展開がニクい。
道路を滑る様に飛ぶヘリがT1000そのものの様で不気味。
T1000とのラストバトルは、殴った頭が手になったり、壁に叩き付けられても振り返ることなく正面が浮き出てきたりと、今までにない格闘シーンが凄く印象に残りました。
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「ターミネーター2特別編」【改訂後】
少年ジョン・コナーの抹殺のため、未来から再び殺人サイボーグが送り込まれる。
劇場公開版に17分の追加シーンを加えた完全版。
ジャンルとしてはB級映画だった1作目だが、2作目にしてSF超大作に変貌。
何がすごいってエンターテイメント性を保ちながら、テーマに厚みを持たせることで、1作目と同じような逃げるだけの映画にしなかったところだよね。
やはりこれは監督の、脚本へのこだわりなんだろう。
T-800とジョンとの友情が、父親が不在のジョンにとっての父性に転換され、サラにとって敵でしかなかったサイボーグへの感情に変化をもたらしてる。
その積み重ねによってラストの溶鉱炉では思わず泣けてしまうわけだ。
非常に無機質なT-1000の存在感と、無骨でも体温を感じるT-800の成長との対比も良いね。
1作目のT-800の恐怖感を逆手に取った序盤の演出がまたニクい。
T-800が敵だと思い込んで観てみれば、ゲーセンのバックヤードでジョンがT-1000と挟まれるまで敵味方が逆と受け取れるような撮り方も仕掛けてあって、「伏せろ!」の一言でそのどちらが味方か一気に収束させる手法。
その後の観る側のT-800への…圧倒的な敵だった奴が味方になることへの安心感たるや、たまらない。
真剣なSFアクション映画である一方で、盛り込まれた遊び心も楽しい。
1作目のセルフパロディとも言えるような場面、例えばショーウィンドウをぶち破るT-800、「死にたくなければ付いてこい」の使いどころ、シルバーマン先生とテレビ録画の映像、"I'll be back."の後は車で突っ込んで戻ってくるとか、完全に狙ってるよなあ。
パロディではないけど、T-1000が銀色のマネキンを一度凝視する場面は、鑑賞2周目以降にニヤッとしてしまう要素だね。
T-1000に使われたCG効果は今でいえば拙いVFXかもしれないけど、それでもそのキャラクター性に与えるインパクトは今でも効果が大きい。
まあ「寄生獣」のイメージに影響されているという話は、監督がキャメロンならさもありなんという感じだがw
でもその効果を理解して映像化してしまうあたりはやはり監督のセンスだろう。
ラストバトルなど、殴った頭が手になったり、壁に叩き付けられても振り返ることなく正面が浮き出てきたりと、今までにない格闘シーンが凄く印象に残るもの。
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特別編の感想ということで、本当は公開版との違いとかを書くべきなんだろうけど…。
正直言って公開版の記憶が薄いので、カイルが特別編の夢の中にしか出てこないっていう違い以外に言及できるネタもなくて。
なので、あえてそこにも触れてませんw
感想を書いているホームページはこちら。
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