俺の感想に意見があるなら捨て垢で来るなボケ

映画感想のSNS・Filmarksを始めて４年と１０カ月経つけど、３日前の朝に久々に訳の分からんコメントが付いた。

「こんばんは！初めまして。ねじまき都市冒険記私も見ました‼リメイクして欲しいですか？熊虎鬼五郎自身のままで改心の場合の貴方のストーリーを台詞付きで書いて貰えます？」

これは俺が書いた「ドラえもん　のび太のねじ巻き都市冒険記」の感想に対してのコメントなんだけど、いきなりの不躾な質問に朝っぱらから閉口。

「貴方のストーリーを台詞付きで書いて貰えます？」ってなんやねん。
なんでいきなり見ず知らずの人間のために二次創作の脚本書かなアカンねん。
ふざけんな（怒）

いやしかし、ただ日本語が不自由なだけで、表現をちょっと間違っただけなのかもしれない。
「どういったストーリーであればお気に召したのでしょうか？」くらいのことを言いたかったのに筆が滑っただけなのかもしれない。
そんなに無暗に怒ってはいけないよな。

そう思い直して、コメントをしてきた”脱獄”さんなる人物のページに行ってみたわけです。
すると



フォロー：０、フォロワー：０、レビュー数：０
…捨て垢じゃねえか！！（怒）

人に何かしてもらおうって奴が良い度胸じゃねえか！
そんな礼儀知らずなやつに、俺がどういう態度をとるか見せてやんよ！

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＞脱獄さん

はじめまして。
水田わさび版でのリメイクは観たい気はしますが、極端なストーリーの改変は求めたくないというのが気持ちですね。
色々な事があった時期に纏められたオリジナル作品として、１つの完成品だと思っています。

ただ私個人の感想として、鬼五郎のラストは人格の上書きに見えてしまって、違和感を覚えたのも事実です。
ホクロが前面に出るのは良心の表面化としては分かりやすいものの、では元の人格はどうなったのかという点で自分に置き換えて考えてみたとき、少し怖かったもので。
ドラえもんの別エピソード「きこりの泉」のラストで描かれた様に、"きれいなジャイアン"の後ろで沈むオリジナルのジャイアンの様な、そういう元の人格がいるのかもしれないという想像。
そもそも、私はこの道具が"分裂"ではなく"複製"を行なっていると受け取ったため、「元に戻す」という行為は"１つに合体させる"ではなかったのかもと感じました。
合体したとしても、鬼五郎がまだオリジナル鬼五郎の声（内海賢二氏）であれば同じ展開でも違和感はなかったのかもしれませんが、ホクロ（松尾銀三氏）の声だったというのが"精神の上書き"として私の印象に強く残ってしまいました。

上記の違和感は、オリジナルの鬼五郎とホクロが複製された別の個体であるという状況が前提の話です。
そうではなく、ホクロやその他の鬼五郎はオリジナルの鬼五郎の精神を一つにする同一個体であるという事であれば、私の違和感は的外れなものになります。

本作のラストの様にホクロによる改心の表現は物語として大変分かりやすいものですし、あえてホクロの声にしたのも分かりやすさを選択したからなのでしょう。
そしてそう描いたのは、「コピーした時の自分は果たして自分なのか」というSF的部分が本作の主題ではないからだと思います。
つまり私が感じる違和感は、私自身が考えすぎている（的外れ）事に他なりませんが、ここでは私的な感想として、初鑑賞時に感じた内容を書かせていただいた次第です。

ということで私はこの物語はこのままで尊重していますし、改変は不要と考えています。

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長文での嫌がらせｗ
内容は理路整然と自分の主張を入れる、この時別のエピソードなどでその主張を補完することが望ましい。
しかし、その自分の主張が間違っている前提にすることで、反対意見と思われる相手の要求にこたえる必然性が無いことを説明する。
また、荒らしに対しての返信では文章内で決して感情的にならないことが肝要。

こういう場合、まずは相手に「面倒くさい」と思わせたら成功ですね。


そして、それから１日以上経った朝に追加のコメントが帰ってきました。

「どんなリメイクがいいですか？」

一言だけｗ
確実に面倒くさいと思ってるんだろうが、何か反応しないと癪なんだろうねえｗ
この時点で礼儀知らずな相手だと確定だし、まともに相手する気もないけど、無視するのもかわいそうだから返してあげようではありませんか。

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＞脱獄さん
リメイク版は、過去の作品の物語を今の子供達にも観てもらう機会として与えてくれるものですので、それはもう作られるだけで十分ですね。

とはいえ、もちろん私の様なヒネた大人なりに期待する部分はあります。
リメイクされるのであれば、今の感覚・技術で作り直した時にどの様な形として現れるのか、という興味が先行することが多いです。
そのため「どんな」という事については、今の作り手がオリジナルをどう料理するのかを楽しみに待つだけの身ですので、逆にこうという様な内容に対する私の積極的な要求はありません。
しかし強いて言うと…、リメイクでも変わる事なくドラえもんらしい「すこしふしぎ」な世界を楽しませてくれれば、それは嬉しいですね。

先にも書いた通り極端なストーリーの改変は求めたくないという気持ちはあります。
これはオリジナルに対するリスペクトとしての感情の部分ですが、しかし、もし作り手が今同じ物語を描く上で変えるべきだと判断して、何か内容を変えたのであればそれはそういうものとして受け取ります。
観た時はそこに思う部分も出てくるかもしれませんが、これは個人的な感想という事になるでしょう。

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まずはリメイクの意義を教科書通り事を書いた上で、一応相手の要求にも「重要でない」ということを強調しつつ回答。
これで相手の要求は満たしたのでやめても良いのだけど、一応予防線で前回の回答内容に矛盾しないことを記載。

これだけ書けば、頭の悪い相手でも「関わったらアカン奴や」と思ってくれるに違いないｗ


さあて、このあと反応は来ますかねえ？ｗ

喉の違和感 咳やまず

今週火曜日くらいから喉が痛い。
最初は放置してても治るかな？くらいの軽い感じだったんだけど、イガイガが徐々に悪化し、昨晩にはついに８度近くまで熱が出る始末。
医者に行っておくべきだったか…？

今朝は微熱まで落ちていたし、年度末で休むわけにもいかないので仕事に行ったけど、それ以上悪化はしなかったから治りつつあるのだと思いたい。

早く治さないと週末に映画にも行けなくなっちまうぞ。
咳が出る状態では他の客への迷惑でしかないもんね。
他には土曜の夜に花見にも誘われていたのだけど、そっちは大事を取って欠席させてもらうことにしました。
無念。

とりあえず暖かくして早く寝ることにしよう。

カーナビの専用品を買うかどうか、しばし悩む

先週のカーナビ不具合はやっぱり雨雲が影響しているんだろうか。
あの後にGPS精度に関しては雨雲の影響を受けるという記事も目にしたのだけど、iPad miniがナビ専用機でない以上、そういう影響が顕著に表れるというのは仕方がないことなのかもね。

iPhoneやiPad自体は周辺のWi-Fi情報で位置情報の精度を上げる仕組みを持っているようだけど、カーナビで位置ズレを起こしたのが街中ではなく山の中の高速道路上だったというのも、GPS以外に補正する手段がないことが原因だとすれば納得はできる。
普段使ってるのは大阪の街中だから、雨の中でもWi-Fi補正が効いて、GPSの位置ずれが顕在化していないだけなのかもね。
（これはほぼ俺の勝手な推測だけど。）

さて、そうなるとこの問題は遠出＆雨という状況に出くわすたびに発生するかもしれない。
職場の人との雑談の中でも「それならポータブルナビみたいな専用機を買うのが良いよ」とオススメされたのだけど、機能的な心配の解消法としては納得できるものの、購入時の費用対効果で考えると少し悩ましい。

３万円前後～５万円前後のポータブルナビの費用を追加捻出するために、今の支出の何かを削ろうかと考えると、ナビを入れているiPad miniの通信費というのが妥当な線になるけども、月々700円の格安SIMを解約したところで、３万円分をペイするのは42カ月後…？
ポータブルナビを今買ったとして、３年半後も同じ機種を使ってるんだろうか…？
地図の香辛料も別途必要になるし…、もしそれより短いサイクルで買い替えなんてことになったら目も当てられん。

やはり無料で最新地図が使えて、しかも機能的にも専用品と遜色が無いYahoo!カーナビのお得感は圧倒的に強いなあ。
これなら山の中で多少位置がずれるくらいは…と妥協した方がマシだと考えてしまうレベル。
iPad miniの7.9インチ（2048×1536ピクセル）とポータブルナビの７インチ（800×480ピクセル）というディスプレイ性能で考えてしまうと、専用機にすることで画面が荒くなってしまうというのもネックだし…。


やっぱり今は専用ナビを買うことはないな。

幕張からの帰還

昨晩泊まった幕張の宿の部屋は高層ホテルの43階。
雨でけぶっていたけれど、街明かりが良い感じでしたよ。



廊下はなんとなく「シャイニング」を思い浮かべてしまったのだけど…なぜだ、俺よ。




明けた朝も天気は今一つ。
というか普通に雨だし風もキツイ。
車で帰るにはあんまりいい条件ではないなあ…などと思いつつ当地を出発。

結局一番風雨がきつかったのはアクアラインで、その時は横風にあおられまくったけど、その後は全体的に雨が降っても弱い感じが続くだけだったのでそんなにしんどい運転ではなかったかな。
（新名神の草津に近づいたころに雪が降ってきたときはビックリしたけど。）

その代わり…、浜名湖を超えたあたりからカーナビとして使っているYahoo!カーナビの位置情報が狂いまくって、全然まともにナビをしなくなったのがメチャクチャストレスだった。
高速にいたと思えばいきなり下道に瞬間移動したりして、そのたびにリルートの音声案内を言うもんだから、高速上をまっすぐ走っているのに「この次、左折です」とか「料金所です」とか、「一時停止です」とかウソばっかり言ってくる。

いい加減切ってやろうかとも思ったけど、大まかな分岐の場所やタイミングは知りたいのでそのままにしていたら、名古屋市内に入ったあたりで直って、次に山に入ったらまた狂った。
いい加減にしてくれー。

一応色々試したんだけどね。
パーキングエリアに着いてから再起動したり、目的地をリセットしたり、でも何度やっても直らない。
そもそも位置情報はアプリの問題じゃなくてiPad側の問題だと思うので、アプリをいじったところで直るもんじゃないのかな。

それにしても関東に行くときは一度も狂わなかったのに、帰りだけ調子が悪くなるとは解せぬ。
条件の違いと言えば…雨雲に空が隠されていること？
まさかそんなことでなあ。
それじゃ使い物にならないじゃないか。

まあやっぱり純正ナビじゃないから、無料アプリに過度な期待を抱いちゃいけないということでもあるんだろうけど。
Yahoo!ナビ自体の使い勝手は気に入っているので、もうしばらく様子を見ようか。


それはそうと、途中の休憩で立ち寄った富士川サービスエリアの海鮮丼が思った以上にボリュームがあって嬉しいやら苦しいやらという感じでしたｗ



まあそのおかげでナビでトラブったせいで増えた休憩の分だけ帰りが遅くなっても、全然腹が減らなかったので助かったんだけどね。

ぶらり千葉旅行（袖ヶ浦～鋸山）

関東２日目は夕方から弟の家に行くことになっているので、夕方まではフリー。
まあ平日なので弟は仕事だし、姪っ子は幼稚園の終業式らしいので奥さんも忙しそうだし、俺はそれまで千葉でドライブを楽しむことに。

雨予報だったので天気が心配だったけど、夜まではもちそうだったので一安心。

まずは千葉県での車の撮影スポットで有名（？）な通称“千葉フォルニア”のに行ってきました。
袖ヶ浦海浜公園までの海沿いの道ですね。
休日なら車も多いだろうが、平日の昼日中なら空いてるだろうということで突撃。



ガラガラｗ
そりゃそうだわな。
確かに夕方ぐらいであれば、夕日と相まって良い写真が撮れそうな場所ではある。



いい写真は撮れたけれど、この日はえらく風がきつかった。
気温も低目だし、海沿いをぶらぶら歩くという気にもなれず早々に次の目的地へ行くことに。




次の目的は千葉南部の鋸山。
そこまでは高速でひとっ走りですぜ。

山頂まではロープウェーでいけるけど、有料道路で山頂駐車場まで行くこともできるので今回は車で上がってみました。
（なんでも「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」のラストでバトルで使われたロケ地なんだとか。）
有料道路は往復1000円。
結構な勾配のあるつづら折りの道だったけど、観光バスも普通に上がってくるのはちょっと驚き。

駐車場のすぐ横には日本寺の入り口があります。
そこから入ると…なんとも独特な雰囲気。



山は凝灰岩で出来ていて昔から石切り場として石を産出していたとここと。
寺の内部だけど、こういう谷の道も石切りの跡なんだろうか。



そうこうしていると壁面に巨大な石仏が。
百尺観音と呼ばれる石窟観音像は迫力満点。
ただし昔あったというのではなくて昭和41年に6カ月かけて完成した像だそうで、戦没者供養と東京湾交通の犠牲者供養のために建立されたそうです。

百尺観音の奥に写っているのが崖から岩がせり出した「地獄のぞき」。



高所恐怖症の人にはとっても刺激的な場所ですねｗ



地獄のぞきの上からさっきの場所を見るとこんな感じ。
確かに高いが柵もあるので普通にしてれば落ちる心配もないので平気だけど、実際空中に飛び出した岩の上にいると考えると「今この瞬間にデカい地震が来たらどうなるんだろう？」とか嫌なことを考え出して…精神によくない（苦笑）


日本寺の大仏や石仏群を見て回った後はロープウェイの山頂駅近くにある展望台へ。



地獄のぞきの場所からも似た景色は観られるけど、展望台側が一応鋸山の山頂みたいですな。
そこからは対岸の三浦半島が一望できます。

ちょうど15年前に対岸の久里浜からこの鋸山を眺めていたのだと思うと、なんだか感慨深い。
こうやって15年越しで両岸に立つ機会が来るとはなあ。
関西に住んでいるとめったに来られる場所でもないから、なおさらね。

いざ幕張！

暖かくなってきたこともあって、そろそろ車でのロングドライブでもとしようかと色々計画中。

そんな中で、以前から弟の住む幕張にまた車で行こうかと考えていたのだけど、最初に計画した４月の末の候補日にピンポイントで知り合いの結婚披露宴が飛び込んできたので中止。
それなら…といろいろ候補日を考えたのだけど、どうも４～５月は休日出勤の予定が多くてなかなか隙間がない。
休日出勤が無くてもＦ１の中継日だったりするのでそんな日に泊りがけの遠出をするわけにもいかないし。
逆に６月に入ってしまうと雨も多い…。

ということで無理くり３月中にねじ込むことにした次第。
代休２日を使って５連休にして、そのうち３日間で関東まで往復です。

問題は天気…というか寒波で道が凍ったりしないかという心配だけだったけど、結論から言うとぎりぎり耐え切れた。
まあ行きの今日は一部氷点下だったけどねｗ
乾燥していたのでセーフ。
とはいえ路面凍結の心配はあったので、条件が良ければ名阪国道でと考えていた部分は念のため新名神経由で行くことに。
山越え箇所での気温はそう変わらないけど、路面などに関しては走行条件は良いはずなのでそこは安心感を優先で。


その先のルートに関しては、前回は新東名経由で関東に行ったので今回は東名で行ってみました。
時間も前回より遅い朝４時に出発したので、名古屋を超えたあたりで日が昇り、それなりに道中の風景も楽しめたかな。



由比パーキングエリアは評判通りの富士山の眺めで素晴らしい。
というか、晴れててよかったｗ

富士川サービスエリアのあたりは走りながらでも正面に富士山が見えて楽しいねえ。



次に休憩で停まった鮎沢パーキングエリアでも富士山が見えてました。
ここは桜の木も多く植えてあったので、時期が良ければ富士山を眺めながらの花見にも良さそうですな。
この日はまだつぼみばっかりだったけれど。

関東到着後は、前回通ったアクアラインは通らずに首都高湾岸線と東関東自動車道経由で幕張入り。
とはいえ東名（横浜町田）～保土ヶ谷バイパス～首都高狩場線～首都高湾岸線（浮島）までは前回ルートと被ってる部分もあるんだけれど。
横浜町田で下りずに東名で都心まで行ってしまうと道がややこしそうなので、そこは迂回したいと考えてしまう。
でも前回も今回も保土ヶ谷バイパスで渋滞に捕まってしまったので…、実際には迂回よりも都心まで行った方がスムーズなのかなあ？
時間帯にもよるんだろうけど、まあその辺はまた調べてみよう。


そんなこんなで朝４時に出発して１３時頃には幕張に到着。
そこから夜まで姪っ子と甥っ子の遊び相手で公園に行ったり家で暴れたり、振り回されておりました。

元気でよろしいｗ

謎のストマックエイク

昨日は法事で伊賀の方まで車で行っていたんだけど、朝起きた時から微妙な腹痛というか、胃の下の方で刺し込みがあるというか、変な感じだった。
行きの運転中も微妙に痛むものの耐えられたものの、ついに耐えきれなくなったのが坊さんの読経中という最悪のタイミング。
脂汗タラタラ流しながら腹の激痛と闘うハメに…。
なんか貧血みたいに目の前も暗くなるし、もうアカンとベルトを緩めて抵抗。

別に下していたわけじゃないし、単純に痛いだけなんだけど原因がわからん。
場所的には虫垂炎でもないし…なんだ？などの考えが過ぎりつつ、せめて度胸の最後まではと必死で無心に耐えきりました。
最後は腹の痛みに加えて、込み上げてきそうにもなるし、もう散々。
前日悪いものでも食べたっけ…？

その後、正露丸をもらって普通に昼飯を食べたら痛みはかなり引いたのだけど、一体なんだったのか…。

しかしそのダメージはあったのか、帰りの運転中、今度は頭痛がくるわ眠気はくるわ。
俺にとっては色々と危なっかしい１日だった…。

第90回アカデミー賞授賞式 受賞結果

ギレルモ・デル・トロ監督！！
おめでとうございます！！！

モンスター映画というジャンル映画での作品賞受賞という快挙。
現代社会の映し鏡としての舞台や時代設定が、モンスター映画でという体裁えおとったおとぎ話としてのクオリティを挙げているけど、まさにそれが評価されたからこその受賞でしょう。
「スリー・ビルボード」という対抗馬も名作なのは間違いない。
だからこそこの現代のおとぎ話が評価されて受賞してくれたことはとても嬉しい。

怪獣やアニメオタクであることが有名なデル・トロ監督への勝手なシンパシーもあるのかもしれないが、自分のセンスを貫いて作品を撮り続けていたことを知っているからこそ、ついに彼がオスカーを手にしたことは自分の事のように嬉しい！


そしてもう一つ。
今回のアカデミー賞でとてもうれしかったのが、昨年一年間に亡くなった映画関係者を追悼する"In Memoriam"の紹介映像で、昨年2月に亡くなった鈴木清順と昨年8月に亡くなった中島春雄が紹介されたことです。

特に中島春雄の事を米国アカデミーがこうして敬意を表してくれるなんて、日本人として特撮ファンとして本当に感謝しかない。
彼はゴジラの初代スーツアクター。
特撮ファンなら知らぬ人のいない人です。
正直、その映像を見た瞬間、涙が出た。


授賞式全体は受賞作品に関しても概ね波乱のない展開。
一方で昨年にも増して色々と主張の強い内容で、セクハラ問題や特に移民に対する排他的なトランプ政権に対する反発が強く出ていたと思う。
一昔前なら授賞式で政治的な発言は控えるような空気があったものだけど、時代は変わったものだ。
マーロン・ブランドのボイコットやマイケル・ムーアのスピーチの時は彼らの個人的な行動だったが、今やハリウッド全体が同じ方向に向いている。


さて、波乱のない展開の受賞式だったと書いたけれど、なんと！初めて主要６部門の事前予想が全部的中しました！
作品賞は願望含めての「シェイプ・オブ・ウォーター」予想だったけど、本当に受賞したので本気で嬉しい！
ブログでは2007年から予想を書いているけど、今まで４部門を当てるのがせいぜいだったからなあ。
一昨年なんて１部門しか当たらないこともあったのにｗ

作品賞：「シェイプ・オブ・ウォーター」
監督賞：ギレルモ・デル・トロ
主演男優賞：ゲイリー・オールドマン
主演女優賞：フランシス・マクドーマンド
助演男優賞：サム・ロックウェル
助演女優賞：アリソン・ジャニー
（↑主要６部門予想的中！）

その他の部門では脚本賞が「ゲット・アウト」だったのがサプライズだったかな。
昨年の公開時にスルーしたことが大変悔やまれる…。
俺のアホ！
という事で今回の受賞予想結果は以下の通りです。


脚本賞：「シェイプ・オブ・ウォーター」
　→受賞作は「ゲット・アウト」

脚色賞：「君の名前で僕を呼んで」（予想的中）

長編アニメ映画賞：「リメンバー・ミー」（予想的中）

外国語映画賞：「心と体と」（ハンガリー）
　→受賞作は「ナチュラルウーマン」（チリ）

長編ドキュメンタリー映画賞：予想なし
　→受賞作は「イカロス」

短編ドキュメンタリー映画賞：予想なし
　→受賞作は"Heaven Is a Traffic Jam on the 405"

短編映画賞：予想なし
　→受賞作は"The Silent Child"

短編アニメ賞：「LOU」
　→受賞作は"Dear Basketball"

作曲賞：「シェイプ・オブ・ウォーター」（予想的中）

歌曲賞：“ディス・イズ・ミー”
　→受賞曲は“リメンバー・ミー”

音響編集賞：「ダンケルク」（予想的中）

録音賞：「ダンケルク」（予想的中）

美術賞：「シェイプ・オブ・ウォーター」（予想的中）

撮影賞：「ダンケルク」
　→受賞曲は「ブレードランナー 2049」

メイクアップ&ヘアスタイリング賞：「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」（予想的中）

衣裳デザイン賞：「シェイプ・オブ・ウォーター」
　→受賞曲は「ファントム・スレッド」

編集賞：「ダンケルク」（予想的中）

視覚効果賞：「ブレードランナー 2049」（予想的中）


24部門中21部門予想して、15部門的中！
一昨年的中したのが11部門、昨年10部門だったことを考えると、今年はもう確変状態ですよｗ
いやあ今年のアカデミー賞はほんとに色々と嬉しい授賞式でした。

まだ日本未公開の「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」と「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」、「ファントム・スレッド」も早く観たいね！
「ゲット・アウト」も観なければだけど…、よしＢＤ買おうｗ

第90回アカデミー賞受賞作品直前予想！

明日は第90回アカデミー賞受賞式！

90回目の節目という事でぜひ色々と盛り上がった内容にしてほしいと思うけど、今年は「MeToo運動」のあおりで微妙な感じになった他の映画賞授賞式もあったりして、アカデミー賞の方も雰囲気的に水を差された感じになったらイヤだなあとちょっと心配。

とはいえ、その年その年の世相を反映している作品が評価されやすいというのも事実。
という事で、今年は昨年のトランプ政権への反発から生まれる移民やLGBTをテーマにした作品が評価される流れに加えて、女性の権利や強い女性をテーマにした作品に追い風が吹くような気がしています。


さて、今年の作品賞候補は全９本。
「シェイプ・オブ・ウォーター」と「スリー・ビルボード」の一騎打ちの様相で、対抗を挙げるとすれば「君の名前で僕を呼んで」と「レディ・バード」？
その９本の内で日本で公開済みなのは「ゲット・アウト」「シェイプ・オブ・ウォーター」「スリー・ビルボード」「ダンケルク」の４本だけで、俺は「ゲットアウト」を見逃したので３本しか観られていない。
「ゲットアウト」のノミネートはちょっと予想してなかったなｗ
去年２末に米国公開されて大ヒットされていたのは知っていたけど、公開時期も早かったし。
まあジャンル映画枠なのは明らかなので受賞はないだろうけど、ホラー映画で作品賞ノミネートはすごいね。
昨年観とけばよかった。

それでも今年は幸運なことに、本命２本がすでに日本公開済みで鑑賞出来たのは良かった。
ファンタジー系とサスペンス系というベクトルの違いはあれど、どちらも今の時代を反映した作品なのでどちらも評価される理由はよく分かる。
正直どちらが取ってもおかしくないが、ノミネート数だけで見れば「シェイプ・オブ・ウォーター」に流れがあるのだろうか。
今回のノミネート数は「シェイプ・オブ・ウォーター」が13ノミネート、「ダンケルク」が８ノミネート、「スリー・ビルボード」が７ノミネートの順。
でもふたを開けてみないと分からないのもまたアカデミー賞ですがね。


さあ予想の方へ参りましょう。
例年通り、まずは主要６部門。

作品賞：「シェイプ・オブ・ウォーター」
監督賞：ギレルモ・デル・トロ
主演男優賞：ゲイリー・オールドマン
主演女優賞：フランシス・マクドーマンド
助演男優賞：サム・ロックウェル
助演女優賞：アリソン・ジャニー

作品賞は「シェイプ・オブ・ウォーター」
上にも書いたけど正直言って「スリー・ビルボード」とどっちが取ってもおかしくないと思う。
現代的なテーマが練りこまれているし。
ただこちらを選んだのは完全に思い入れだけで、ぜひギレルモ・デル・トロに作品賞を取ってほしい！という願望ですｗ
モンスター映画というジャンルで作品賞となれば、それもまたすごいことだと思うし。

監督賞は「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ。
毎作品、彼の映画は彼の確固としたビジュアルイメージが反映されているけれど、本作も例にもれず。
画面の雰囲気だけで「デル・トロの映画」と伝わってくるもんね。
その上で物語をコントロールして一つの世界観にまとめ上げるセンスがやはりすごいと思うのです。

主演男優賞は「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のゲイリー・オールドマン。
今年は珍しく主演男優賞候補作品を一つも観られていないので、何とも悩ましい。
ゲイリー・オールドマンを選んだのは、そろそろ彼に取ってほしいという想いだけが理由になってしまいました。

主演女優賞は「スリー・ビルボード」のフランシス・マクドーマンド。
逆に主演女優賞は本命二人の映画を鑑賞済み。
サリー・ホーキンスかフランシス・マクドーマンドか…。
これもまたキャラのベクトルが違うので選ぶのが実に難しい（苦笑）
どちらも素晴らしかったしなあ。
でもここはフランシス・マクドーマンドで。

助演男優賞は「スリー・ビルボード」のサム・ロックウェル。
これは彼ならではのキャラクターを演じた上手さもあるけど、その存在が物語の綾となって映画を支えていたのが見事だったからね。
「スリー・ビルボード」からはウディ・ハレルソンも助演男優賞に選ばれているけど、俺はサム・ロックウェル派。

助演女優賞は「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のアリソン・ジャニー。
ノミネートの５人では「シェイプ・オブ・ウォーター」のオクタヴィア・スペンサーしか観ていないけど、スペンサーは過去に助演を１回受賞しているし、今回は他の映画賞でも評価されているアリソン・ジャニーが本命かなと。


その他の部門も、例年通り実際に観たり耳にした評判などから勝手に予想してみました。
まったく分からない部門については予想無しです。

脚本賞：「シェイプ・オブ・ウォーター」
ファンタジーとテーマとジャンルをごった煮にして成立させる巧みさがすごい。

脚色賞：「君の名前で僕を呼んで」
脚色賞候補で鑑賞済みなのは「LOGAN/ローガン」だけだけど、「君の名前で僕を呼んで」の高評価を聞くと、こっちかなあ…と。

長編アニメ映画賞：「リメンバー・ミー」
これは下馬評から間違いないでしょう。

外国語映画賞：「心と体と」（ハンガリー）
ベルリン映画祭の金熊賞作品とカンヌのパルムドール（「ザ・スクエア 思いやりの聖域」）ならどっちかなあと考えて、前者を選択。

長編ドキュメンタリー映画賞：予想なし
例年予想なしにしてますが、テーマ的には「ストロング・アイランド」が強そう。
昨年の短編ドキュメンタリー賞の事を考えると「アレッポ 最後の男」もあり？

短編ドキュメンタリー映画賞：予想なし
短編映画賞：予想なし
今年もこのあたりの部門はあまり情報を持ってないので、"予想なし"とします。

短編アニメ賞：「LOU」
「カーズ/クロスロード」と同時上映された短編作品だけど、これしか観てないからなあ。
正直言うと、技術的な驚きはなくなってしまったし、短編としての面白さも普通だったので、他にもっといい作品があればそっちもありだと思ってる。
他の候補作を観たいね。

作曲賞：「シェイプ・オブ・ウォーター」
作品の雰囲気にとてもマッチしていたので。
でも「ダンケルク」のハンス・ジマーもありそうではあるが…。
他では個人的にはジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の完成されたライトモチーフも評価したい。
だけど、さすがに50回近くノミネートされて5回受賞しているジョン・ウィリアムズはよりは、新しい人に上げたいという空気はあるんじゃないかと感じるｗ

歌曲賞：“ディス・イズ・ミー”
「リメンバー・ミー」の“リメンバー・ミー”か、「グレイテスト・ショーマン」の“ディス・イズ・ミー”か…。
ここでは後者を選びました。
唄は力強いし、テーマそのものの曲でもあったし。

音響編集賞：「ダンケルク」
録音や音響、撮影といった技術系は「ダンケルク」が強い気がするんだよなあ。
「ベイビー・ドライバー」や「ブレードランナー 2049」とも迷うけど。

録音賞：「ダンケルク」
やっぱり「ダンケルク」な気がする。

美術賞：「シェイプ・オブ・ウォーター」
やっぱりデル・トロ監督のイメージを具現化している感じが好きです。

撮影賞：「ダンケルク」
IMAXカメラにこだわりすぎな姿勢を評価してｗ

メイクアップ&ヘアスタイリング賞：「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」
これは日本人としては辻一弘がメイキャップした本作を応援したいでしょ、そりゃあ。

衣裳デザイン賞：「シェイプ・オブ・ウォーター」
やっぱり世界観と一体になっているものだと思うし。
「美女と野獣」という線もある？

編集賞：「ダンケルク」
３つの時間、３つもの場所、この映画の中で時間を操る編集の巧みさを感じた。

視覚効果賞：「ブレードランナー 2049」
候補作が全部ＳＦ…。
正直、俺の中では横並び過ぎて判断つけにくい（苦笑）
でもこの中で選ぶなら。


ということで、個人的には「シェイプ・オブ・ウォーター」にたくさん撮ってもらいたいと思いつつ、演技系は「スリー・ビルボード」、技術系は「ダンケルク」で分け合ってくれれば…という願望が混じった予想となりました。
さて今回は何部門的中するでしょうかｗ
（昨年は21部門中、的中したのは10部門。）

明日の授賞式が楽しみです！

３月の鑑賞予定

１年で一番短い２月も終わり、そろそろ３月、暖かくなってまいりました。

今月は休日出勤２回は確定。
さらに法事もあるし関東の弟のところに行くかどうかも思案中な状態なので、週末にあんまり時間がなさそうなんだよなあ。
代休は取れると思うからそれをうまく調整しながら行くしかないけれど、予定をちゃんと計画していかないとマズそうです。

ということで３月の鑑賞予定を確認。

【３月１日公開】
　「ブラックパンサー」
　「シェイプ・オブ・ウォーター」
　「１５時１７分、パリ行き」
【３月２日公開】
　「ダウンサイズ」
　「映画ドラえもん　のび太の宝島」
【３月１０日公開】
　「坂道のアポロン」
【３月１６日公開】
　「リメンバー・ミー」
【３月１７日公開】
　「ちはやふる－結び－」
【３月２１日公開】
　「トゥームレイダー　ファースト・ミッション」
　「ボス・ベイビー」
【３月３０日公開】
　「ペンタゴン・ペーパーズ　最高機密文書」
　「ウィンストン・チャーチル　ヒトラーから世界を救った男」
　「ヴァレリアン　千の惑星の救世主」
　「レッド・スパロー」
　「トレイン・ミッション」

１５本だとお？
久々に困るくらいの多さ（苦笑）
１週目と５週目がそれぞれ５本とか…ムリだなあ、残念ながら何本かは諦めないと時間が確保できない。

少なくとも絶対に見に行くのは「ブラックパンサー」「シェイプ・オブ・ウォーター」「１５時１７分、パリ行き」「のび太の宝島」…。
おい、１週目でいきなり４本だぞ。
「リメンバー・ミー」「ちはやふる－結び－」「ペンタゴン・ペーパーズ」「ウィンストン・チャーチル」も確実に行くつもりなので、最低でも８本か。
まあこのくらいが妥当な本数だろうね。

後は様子を見つつって感じだけど、うーんなかなか厳しい感じだ。