Column's BLOG !!

映画好き、円柱野郎のブログです

TVドラマ「ハゲタカ」を見ました

2009年04月01日 22時37分38秒 | 日々雑記
レンタルDVDで見たんだけど、いやーホント、素晴らしい出来の作品だった!
個人的にはTV番組における“ドラマ”を見ても、そうそう満足させられるモノには出会わないんだけど、これは本当に良くできていたね。

この「ハゲタカ」は2007年にNHKで全6回として放送された作品で、日本企業の買収に乗り出した米国ファンドと対する日本企業やそれに関わった人たちの姿を描いたドラマ。
原作は真山仁の小説「ハゲタカ」と「バイアウト」です。


実は俺は、この作品の存在は知りつつもリアルタイム放送の時は食指が伸びなかった。
正直、普段から日本のドラマにはあんまり興味が向くことがなくて、この時もスルーだったんだよね。
後に海外を含め数々のドラマ賞を受賞したニュースも知っていたけど、その時も再放送をスルー。
今思うとつくづく勿体ないことをしたもんだ。

で、なんで今頃になってレンタルしてまで見ることになったのかというと、“今度映画が公開”されるからw
劇場で予告編を見かけたとき、「なんだか面白そうだなあ」と思ったんだよね。
佐藤直紀の音楽が良い感じだったから、それで余計に気になったというのはあるかもしれない。
そんなわけで映画版に興味が向いたとなると、映画がドラマの続編にあたる以上は前編であるドラマを見ないわけにはいかないわけで。
「全部で6話だし1日1話ずつでも良いか~」なんて軽く考えて見だしたら…もう止まらん!
毎話、続きが気になってやめられないw
何年かぶりにドラマに対して前のめりになって鑑賞してしまいました…。

米国ファンドから送り込まれた主人公と、対する日本側の銀行、企業、個人との息詰まる攻防。
“ハゲタカ”=主人公が、食いあさるだけの悪魔なのか、はたまた救世主なのかが何とも微妙な見せ方で引き込まれるんだよなあ。
経済を取り扱った作品ではあるけど、根幹にある人間ドラマが良く出来ているからこその面白さがある。
また回を重ねる毎に、それまでの話の攻守や立場が逆転したりと、ストーリー展開が見事なんですわ。


それにしても主人公・鷲津政彦を演じた大森南朋は良い演技だった。
冷酷さの裏に隠された感情が見えるようで、ついつい見入ってしまった。
もう一人の主人公である芝野健夫を演じた柴田恭兵もイメージに合った役だったと思う。
しかし芝野というキャラクターはしんどいところばっかりにいる人物だなw

栗山千明は紅一点で頑張ってたねえ。
中尾彬はいつも通りのクサイ演技でしたw(←褒め言葉)


というわけで、久々にホームランの日本のドラマを見ることが出来ました。
こいつは今から映画版も楽しみですわ。
ただ、去年のサブプライムローンの影響で、映画版は脚本を大幅にリライトしたという事も耳にしているので、その辺がどう影響してくるか、気になるところでもあります。
まあ、観れば分かるか。

映画版は6月6日公開です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする