例年は大晦日に書いてるけど、今年の劇場鑑賞は昨日をラストということにしたので“今年の10傑作品”も一日早い今日書いてしまおうと思います。
今年は相対的に去年より豊作だったかもしれないなあ。
洋邦・実写・アニメ問わずまんべんなくいい作品を観ることができた気がする。
ちなみに今年の鑑賞回数は、劇場鑑賞が87回(87作品)、家で観た回数は61回※(NETFLIX配信映画を含む)。
昨年に比べると劇場で観た回数は7回分減っているけど、自宅鑑賞も含めた全体では昨年より若干増。
※12/31追記:本記事アップ後に家で2回観たので、家で観た回数は最終的に63回になりました。
劇場鑑賞が減ったのは仕事が忙しかったこともあるけど、やはり主要因は車に乗る時間が増えたからだろうな。
そのへんの両立は悩ましいところですなあ。
そんなわけで、今年87回の劇場鑑賞の中でから一年のまとめとして10傑を選びたいと思います。
以下、今年の10傑作品です。
(順不同)
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
「カメラを止めるな!」※↑の予告編はネタバレ含んでいるので、本編未見の人は観ない方が良いです。
「孤狼の血」
「シェイプ・オブ・ウォーター」
「ちはやふる -結び-」
「ボヘミアン・ラプソディ」
「万引き家族」
「リズと青い鳥」
「リメンバー・ミー」
「若おかみは小学生!」
洋画が4本、邦画が6本。
実写もあればアニメもあって、どちらかというと一昨年のラインナップに近い感じですな。
ジャンル的にバラけた感じになっているのは昨年と同じかな?
この中で一番インパクトがあったのは「カメラを止めるな!」だけど、これは全く前情報を入れずに、しかもわき見の出来ない環境で観る必要がある作品なので、本当の意味で楽しむには実は意外とハードルが高い気がする。
俺は「面白いらしい」という噂までの情報でとどめて映画館で観られたのでよかったけど、これって家で観てたら序盤で集中力切れる人もいるんじゃないの?という気もした。
それでも低予算の枠の中でもアイデア一発で見ごたえのある作品が作れるということを証明した作品だし、それをやったという事がすごいよね。
他の9本もいずれも素晴らしい作品だけど、特筆すべきは「若おかみは小学生!」かな。
子供向けアニメのビジュアルイメージで侮っていたら…まさかの大人の心にズシンとくるドラマだったので、もう映画館で涙がこみ上げてきましたよ。
油断するもんじゃないですねw
「ボヘミアン・ラプソディ」は今もまだ劇場公開が続いているし、確実にリピーターも取り込んでいる様子。
俺も鑑賞後に「これは(主に音響面の意味で)IMAXで観るべき」と色んな人に触れ回ったけど、実際に観に行った人は「追加料金出してもIMAXで観てよかった」と言っていたし、映画を大画面で、劇場で観ることの良さを多くの人に実感させてくれるという意味でも、素晴らしい作品だと思う。
少なくともラストのライブシーンは、家のテレビで観るより映画館のスクリーンで観た方が良いのは間違いないですぜ。
あとは…そうだな。
「孤狼の血」がとても力強い、往年の東映ヤクザ映画を思わせる作品で、大変面白かった。
まあギスギスした世界の話ではあるのだけど、「仁義なき戦い」の熱量が今の時代に蘇ったというのが嬉しいよね。
この映画を東映でやる!ってところに意味があるのだと思う。
さて、上の10傑は劇場鑑賞の映画だけど、昨今は劇場公開せずにいきなりネット配信になる“映画”もあります。
“映画”の定義ってなんだ?というのは難しいところで、各映画祭でもいろいろと扱いが話題になる部分でもあるんだけど、まさに今がその過渡期って感じかもしれないですな。
実際俺が今年Netflixで観た中でも、次の2つは映画としてとても見応えのあるものでした。
「イカロス」
「ROMA/ローマ」
前者の「イカロス」は第90回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞受賞作だけど、これは米国では映画館で限定公開されたからですね。
一方、後者の「ROMA/ローマ」はフランスで公開されなかったためにカンヌ国際映画祭のコンペ部門から取り下げになってしまいました。
(その後、ヴェネツィア国際映画祭では金獅子賞を受賞)
劇場公開されないのはもったいないレベルの作品だとは思うけど、それはNetflixが悪いわけじゃなくて、そういった作品に他の配給会社やスタジオが出資を渋っているというのが実際のところだろう。
映画も商売なのでそれも分かるけど、Netflixが無かったら作られる事もなかったわけで、そういう意味では「ROMA/ローマ」レベルの作品を世に出したNetflixはえらいと思うよ。
(ちなみにもちろん、Netflixオリジナル作品の全部が全部いいとは思ってません。
今年も「クローバーフィールド・パラドックス」みたいな微妙なのもあったしw)
「
そろそろ2018年を振り返ってみる(鑑賞リスト)」