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Column's BLOG !!

映画好き、円柱野郎のブログです

「トップガン マーヴェリック」を観ました(Facebookからの転載)

2022年05月29日 23時38分29秒 | 映画(感想)
「トップガン マーヴェリック」IMAX上映版を観ました。



ベスト・オブ・ベスト。
やってくれた!
まさかここまでとは!!

36年ぶりの新作が全ての亜流を蹴散らす傑作だった。
間違いなく「ターミーネーター2」に比肩する様な歴史に名を刻む"続編"だった。

そしてほんとにトム・クルーズが不世出のスターだと思い知らされた。
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第94回アカデミー賞授賞式 受賞結果

2022年03月28日 14時36分26秒 | 映画(感想)
第94回アカデミー賞授賞式が終わりました。

昨年の授賞式は(新型コロナ禍という事情もあり)色々と演出に工夫を加えた結果、ショーアップとしては面白くない形になってしまいましたが、今年はかなりオーソドックスな授賞式の流れに戻して来ました。
一方で8部門(ドキュメンタリー短編映画・アニメーション短編映画・実写短編映画・編集・音響・作曲・美術・メイクアップ&ヘアスタイリング)は授賞式の直前に受賞作品を発表し、スピーチはその際に収録したものを授賞式内で流すという形式になっております。

この点については一部の部門に対するリスペクトの軽視と受け取るかは微妙なところかな。
放送しているabcからすれば視聴率の低いところは簡略化したいだろうし、その分の時間をショーアップに使って派手さを演出したいという思いもわからなくはない。
実際に今年は近年の受賞式にあった駆け足感が幾分軽減された気はするので、ショーアップの側面だけで言えば否定はしにくいかも。
まあ痛し痒しって感じはする。
昔のように延々と放送延長できれば違うのだろうけど、だからといって3時間の放送を5時間~6時間と延ばすというのが今の時代にあっているかというとそうでもないしね。

日本では4部門でノミネートされた「ドライブ・マイ・カー」がどれだけ受賞するかが注目されたけど、受賞はほぼ鉄板だった国際長編映画賞のみ。
それでも快挙だし、なにより英語でスピーチしたのが印象的だった。
映画は内容的には俺にはあまり合わないものだったけど、作品的には映画としての評価に疑問の余地はない完成度だったので、この受賞は当然だよなという思いとともに祝福したいです。


さて、去年は6部門中3部門を的中させた主要6部門ですが、今年はどうだったでしょうか。

作品賞:「ドライブ・マイ・カー」
 →受賞作は「コーダ あいのうた」

監督賞:ジェーン・カンピオン(予想的中)

主演男優賞:ベネディクト・カンバーバッチ
 →受賞者はウィル・スミス

主演女優賞:ニコール・キッドマン
 →受賞者はジェシカ・チャステイン

助演男優賞:コディ・スミット=マクフィー
 →受賞者はトロイ・コッツァー

助演女優賞:アリアナ・デボーズ(予想的中)

6部門中2部門的中。
3部門を的中させた去年よりも少なくなってますね(苦笑)
作品賞は希望的なチョイスだったので外れても仕方がないとは思っているけど、それでも「パワー・オブ・ザ・ドッグ」が本命かなと思っていたので「コーダ あいのうた」は選ばなかったと思う。
というか観てなかったので判断できなかったし…。
何故「コーダ あいのうた」を映画館に観に行かなかったのかと、授賞式の間ずっと悔やんでおりました、

しかし今年の話題は主演男優賞のウィル・スミスが全部持っていった感はある。
長編ドキュメンタリー賞のプレゼンターとして登場したクリス・ロックがジェイダ・ピンケット・スミスの髪型をネタにしたジョークを言ったことで、激怒した夫のウィル・スミスが壇上に詰め寄りクリス・ロックに右フックを決めるという前代未聞の事件が…。
最初は仕込みかなとも思ったけど、ジェイダ・ピンケット・スミスの不快そうな表情やその後のウィル・スミスのFワード連発の剣幕から、「こりゃマジだ…」と察して、正直この授賞式で一番緊張した瞬間となりました。

TVで生中継を観たときは殴ったのかと思ったけど、その後出た写真では手を開いていたのでビンタだった様子。
なので殴打ではなく平手打ちだけど、あの場であの行動に出るのは本気で起こってなければすまい。

脱毛症を公表してこのヘアスタイルにしている妻に対するクリス・ロックの無神経なジョークに激怒したウィル・スミスの気持ちは分かる。
一方でクリス・ロックはその事情を知っていたのかどうか、実際にネタを作ったのは誰なのか、これを書いている時点では不明。
でも仮に知らなかったとしても、あまりに不用意なネタだったとは言わざるを得ないだろう。
公の場で相手を平手打ちにしたウィル・スミスの行動は褒められたものでもないかもしれないが、この件については夫としてのウィル・スミスの株が上がったと見える部分があるのは間違いない。

そして、その事件があったしばし後に主演男優賞の発表があり、ウィル・スミスが自身初受賞。
「家族を守る父」という映画の内容に言及しながら行った涙ながらのスピーチは、直前の出来事と重なる部分もあって大いに感情を揺さぶられました。
間違いなく、今回のアカデミー賞のこの出来事は歴史に残る一幕だったと思う。


さて、主要6部門以外の予想は当たっていたのか、どうだったでしょうか。

脚本賞:「ベルファスト」(予想的中)

脚色賞:「ドライブ・マイ・カー」
 →受賞作は「コーダ あいのうた」

長編アニメ映画賞:「ミッチェル家とマシンの反乱」
 →受賞作は「ミラベルと魔法だらけの家」

国際長編映画賞:「ドライブ・マイ・カー」(予想的中)

長編ドキュメンタリー映画賞:予想なし
 →受賞作は「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」
短編ドキュメンタリー映画賞:予想なし
 →受賞作は「The Queen of Basketball(原題)」
短編映画賞:予想なし
 →受賞作は「The Long Goodbye(原題)」
短編アニメ映画賞:予想なし
 →受賞作は「The Windshield Wiper(原題)」

作曲賞:「DUNE デューン 砂の惑星」(予想的中)

歌曲賞:「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(予想的中)

音響賞:「DUNE/デューン 砂の惑星」(予想的中)

美術賞:「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
 →受賞作は「DUNE/デューン 砂の惑星」

撮影賞:「ウエスト・サイド・ストーリー」
 →受賞作は「DUNE/デューン 砂の惑星」

メイクアップ&ヘアスタイリング賞:「DUNE/デューン 砂の惑星」
 →受賞作は「タミー・フェイの瞳」

衣装デザイン賞:「ナイトメア・アリー」
 →受賞作は 「クルエラ」

編集賞:「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
 →受賞作は「DUNE/デューン 砂の惑星」

視覚効果賞:「DUNE/デューン 砂の惑星」(予想的中)


予想した19部門で的中したのは8部門。
昨年より当たってないですね(苦笑)
再び的中率4割ってところか…。

観ていなかった「コーダ あいのうた」を受賞予想で軽視してしまったことと、「DUNE/デューン 砂の惑星」は「2作目が完結したあとの方が評価されそう」という勝手な推測が見事に外れた要因かな。
少なくとも技術部門の「DUNE/デューン 砂の惑星」はもうちょっと予想に入れておいても良かったとは、今は思います。

とりあえず「コーダ あいのうた」は絶対に観ておきたいですねえ。
ほんとに映画館に観に行かなかったことを後悔中…。

最近は新型コロナの件に加え、他の用事で忙しかったこともあって少し劇場通いも絞り気味ではあったけど、また状況を見ながら復活させていきたいと思います。
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そろそろ2021年を振り返ってみる(鑑賞リスト)

2021年12月31日 18時59分31秒 | 映画(感想)
<2021年の鑑賞日と鑑賞作品>
※:各作品の感想を書いているホームページはこちら
(イベント上映分を除く)

【鑑賞作品(2021年日本初公開)】
03/08 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
03/08 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(2回目)
03/13 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(3回目)
03/19 ミナリ
03/26 モンスターハンター
03/27 ノマドランド
04/02 続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画 ※Amazonプライム
04/04 サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~ ※Amazonプライム
05/22 ラーヤと龍の王国 ※UHD BD
05/23 アーミー・オブ・ザ・デッド ※Netflix

06/11 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
06/14 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(4回目 ※3.0+1.01)
06/25 クワイエット・プレイス 破られた沈黙
06/27 ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット ※UHD BD
07/02 ゴジラvsコング
07/03 モータルコンバット
07/10 ブラック・ウィドウ
07/12 ライトハウス
07/16 竜とそばかすの姫
06/18 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(5回目 ※3.0+1.01)

07/23 劇場版 ガンダム GのレコンギスタⅢ「宇宙からの遺産」
07/24 サイダーのように言葉が湧き上がる
09/12 異端の鳥 ※BD
09/18 ブラック・ウィドウ ※BD
10/07 ジャングル・クルーズ ※UHD BD
10/08 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ
10/09 MINAMATA -ミナマタ-
10/16 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち/前章-TAKE OFF-※イベント上映分 ※BD
10/16 DUNE/デューン 砂の惑星
10/17 最後の決闘裁判

10/22 燃えよ剣
10/29 フリー・ガイ ※UHD BD
10/30 アイの歌声を聴かせて
11/06 エターナルズ
11/06 リスペクト
11/27 ミラベルと魔法だらけの家
11/28 EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
12/02 映画大好きポンポさん ※BD
12/03 ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
12/10 ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 ※UHD BD

12/17 マトリックス レザレクションズ
12/19 ラストナイト・イン・ソーホー
12/24 シドニアの騎士 あいつむぐほし ※BD
12/25 キングスマン:ファースト・エージェント
12/26 シャン・チー/テン・リングスの伝説 ※BD
12/31 JUNK HEAD ※BD
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そろそろ2021年を振り返ってみる(その②)

2021年12月31日 18時42分27秒 | 映画(感想)
その②、ということで毎年恒例のガッカリ映画もまとめておきます。
(順不同)


「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」


「ジャングル・クルーズ」


「竜とそばかすの姫」

今年は3本と少なめですね。
「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」は…まあある意味予想通りというところではあったのだけど、とにかく監督のオマージュ熱が強すぎて逆に引いてしまった感じ。
今改めて予告編を観たら、劇伴をバックにカットをモンタージュ的につないでいる様子もなんか「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」かよって感じに見えてくるし、もうなんかオマージュを通り越してコンプレックスの塊の産物なんじゃないかって感じ…。

「ジャングル・クルーズ」は子供向けアドベンチャー映画としては普通に楽しめるのかなとは思うんだけど、「パイレーツ・オブ・カリビアン」くらいの面白さを期待すると肩透かしという感じでした。
まあ「ホーンテッドマンション」とまでは言わないけど、こういうテイストの映画かあ…と勝手にガッカリしたのは事実なので。

「竜とそばかすの姫」は作劇が微妙でした。
正直言ってもう「バケモノの子」以降の細田守作品は自分には合わなくなってきているのを実感するのだけど、色々打ち込んでいる割には描写が薄いし、終盤の解決方法はそれで良いのかと釈然としないし、なんか入り込めなかった。
歌をテーマにした作品だと思ってみたとしても、本作の3ヶ月後に公開された「アイの歌声を聴かせて」を観てしまうとかなり分が悪い気がする。。
映画を観終わったときの満足感が全然違ったからなあ。


そろそろ2021年を振り返ってみる(鑑賞リスト)
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そろそろ2021年を振り返ってみる(その①)

2021年12月31日 16時36分23秒 | 映画(感想)
今年は年末に色々と用事が重なってバタバタしておりますが、毎年恒例の“今年の10傑作品”はきっちり書き残しておこうと思います。

昨年に引き続き、新型コロナウイルスの影響で度々に緊急事態宣言が発令されていたので、例年に比べる映画館へ行く機会は減りました。
これは先日もちょっと書いたけど、今年の劇場鑑賞は31回(27作品)で、これは記録を始めた2005年以来最少の本数となりました。
時世を鑑みればやむを得ないですが、残念なことではあります。
ただ、その代わり今年公開した作品を後日の配信やパッケージ版で鑑賞したものもあるので、それを「本来劇場で観るはずだった作品」として合計すると、42回(38作品)にはなります。
…それでもちょっと少ないか。

NETFLIXやディズニー+、AMAZONプライムが台頭する中では、もう劇場で観た回数よりもハッキリと“今年観た今年の映画”の本数をメインにしないといけない時代が来たのかもしれない…?
でもここで去年までと集計方法を変えても微妙なので、本数の形状は去年までと同じ“劇場鑑賞”か“自宅鑑賞”かで数えて、その上で今年の10傑は“今年日本で初公開された映画(配信を含む)”から選ぶことにしようと思います。

ということで今年の鑑賞回数は、劇場鑑賞が31回(27作品)、家で観た回数は97回※(配信映画12作品を含む)。
合計128回となりました。
合計だけだと去年と殆ど変わらないってところは救いかな。

そして今年公開された作品の中でから選んだ10傑は、以下の通りとなります。
(順不同)


「アイの歌声を聴かせて」


「映画大好きポンポさん」


「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」


「最後の決闘裁判」


「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」


「シン・エヴァンゲリオン劇場版」


「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」


「DUNE/デューン 砂の惑星」


「ノマドランド」


「ライトハウス」

洋画が6本、邦画が4本(邦画は全部アニメだな…)。
歴史もの、シリアス系、SFやミュージカルにアクション、そしてホラーまで今年も色んなジャンルが入りました。
新作扱いの配信映画では後に劇場公開もされた「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」がはいってますね。

配信系でいうと色々迷って10傑から外したのが「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」ですね。


配信で公開されたディレクターズ・カット版を新作映画とするか否か…。
迷いに迷って今回は選外に。
この辺の基準が自分でも曖昧なのでいかんとは思うのですが、もしこれが劇場で公開されていれば間違いなく入れただろうなとは思っています。

そして自分の中では今年は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」がやっぱり一番観ていて感慨深い作品でした。
ほぼリアルタイムでTV放送から旧劇、新劇と観続けていたので、そりゃあ思い入れもいっぱいある作品だったし、それをもうこれ以上ない形で締めくくってくれたことにも感謝ですね。

その他の10傑に選んだ作品も、“映画体験”として観てよかったと思えるものばかり。
まあホラーの「ライトハウス」は観ていて息苦しいばっかりで楽しくもないんですがw
その不穏な空気に飲み込んでくる空間の作り方がとてもうまいと思ったので、これも映画体験だなと満足しましたね。

去年から今年にかけて変わってしまった鑑賞の機会は、来年も引き続き似たようなことになるんじゃないかと思っています。
でも、なるべくいい作品を観る機会を減らさないようにしていきたいですね。

来年も楽しみな作品が公開予定になっているし、しっかり観ていきたいと思います。
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「マトリックス レザレクションズ」って24コマ?

2021年12月17日 23時57分37秒 | 映画(感想)
今日公開の「マトリックス レザレクションズ」観ました。

メタっぽいとこから上手く入っていくなあと感心。
主人公2人あっての話だったし、18年という間隔も効果はある。個人的には納得の4作目。
ただアクションシーンは1作目の衝撃を超えることはないし、ユーモアのセンスはシリーズ的に毛色が違うのは気はした。

あと、なんか途中からフレームレートが24コマじゃない様に見えたんだけど気のせいだろうか。
120のHFRとは言わないけど60か48くらいの気もしなくはない…。
でもどこにもそんな話題出てないし、やっぱり気のせいかなあ?
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F1速報保存版

2021年12月16日 23時12分26秒 | 映画(感想)
定期購読してるF速が届いた。
これはもううちじゃ永久保存版ですわw



記念にもう一冊買ったろかと思ってAmazon見たら定価より高くなっとりますがな。
他の号は定価なのに。
足もと見てるなあ…。

ということで送料込みでも三栄の公式で買った方が安いのでそっちで追加注文した。

年末に出るホンダ特集の別冊も買おうかな。
別冊は定期購読外だと思ってるんだけど、ちがったかな。
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4D上映はやっぱり自分には合わない

2021年03月13日 16時27分55秒 | 映画(感想)
今日は3回目の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」鑑賞のために映画館へ行ってきました!
何故何度も観に行くのかって…?
そりゃあ、このバージョンは今このタイミングでの劇場でしか観られないからですな。



今までの新劇場版もそうだったけど、BDなどのパッケージ化になった時は一部修正や追加カットなども入るので、劇場公開版と全く同じものはもう観られなくなるからねえ。

「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」であれば、公開版がバージョン1.0でDVD版が1.01、そしてBD版が1.11。
「破」は公開版が2.0でBD版が2.22。
「Q」は公開版が3.0でBD版が3.33。

そうなると「シン・」の3.0+1.0は…どうなるんだろう。
3.33+1.11?
まあそこは出た時に確認するか。
ともかく、バージョン3.0+1.0が観られるのはおそらく今が最後のチャンスなので、自分としては目に焼き付けておきたいところなのです。

ちなみに映画館では「序」を2回、「破」を6回、「Q」を4回観たので、今回もせめて4回は観たいと思っております。


ところで今作は通常上映の他にIMAX上映と4D上映も行われてますね。
最初の2回は通常館で観たので「3回目はIMAXかなあ?」などと漠然と考えていたのだけど、ふと思い立って今回初めてMX4Dで観てみることにしました。



MX4Dは4D上映の規格の一つですが、商業館での4D上映が日本に出来てから8年くらいたつものの、4DXにせよMX4Dにせよ自分は今まで観に行ったことがありませんでした。
なんというか、これって映画じゃなくてアトラクションだっていう印象が強いんだよね。
特に4D上映が出だした頃は「席が動く前提で作られた遊園地のアトラクションならわかるけど、監督が座席の動きを考慮して撮ったものでもない映画作品に、第三者が勝手に席の動きを演出するなんて無粋以外のなんでもねえよ。」と思ってたし、正直それは今でも変わらない。
とはいえ一度も自分で体感せずに文句を言う権利もないので、今まで特に言及もしてこなかったのだけど。
今回3回目の「シン・」を観に行くにあたり「もう2回観てない様も分かっているし、一度くらい観てみるか」と一念発起した次第。

そんなわけで遊園地以外では始めての4D映画を体感しに行ってきました。

結果、印象は何も変わらずw
少なくとも自分は今後も初見の映画で4D上映を選ぶことはないなあ。
同じ金額を払うならIMAXの方がよっぽどリッチな映画体験だと感じるけど…、まあそこは個人差はあるだろうか。

たしかにアクションシーンでは振動が直接全身に伝わってくるので迫力が増幅される効果もあるとは思ったけど、でもやっぱり半分以上は鑑賞のノイズに感じてしまうんだよね。
正直言って逆に没入できない場面の方が多かった。
現実に引き戻されるというか。
特に自分の中でノイズになったのが、その伝わってくる振動や水しぶきや風の主観が被写体側のものなのかカメラ側のものなのかが、場面によって流動的に変化するところだね。
これは4D演出をしている人のさじ加減一つで決まるのだろうけど、どうにも違和感が消えなくて。

遊園地の4D上映なら基本的にカメラ側=観客側の主観で一貫しているので、そこに対する違和感がなくて楽しいのだけど。
やっぱり本来4D上映を前提に設計されていない映像作品に動きをつけるのには、どこかしら無理があるなあ。
まあ「4Dになるとそういう演出になるのね」というのを実際に体感できたのは良かった。
とりあえずオールドタイプの自分には合わないということが分かったのも収穫かもしれない(苦笑)

さあてこれで4Dも試せたし、次の4回目の劇場鑑賞はもうIMAXに決まり!
いつ行こうかな!w
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仕事を休んで「シン・エヴァンゲリオン劇場版」へ!

2021年03月08日 23時21分52秒 | 映画(感想)
※:内容についてのネタバレはここでは書いてません。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」…公開初日の朝イチの回を観に行ってきました!



仕事…休みましたよ、もちろん。
実は今は結構修羅場なんだけど、土曜日も仕事してなんとか月曜日の今日を休みにしてやりましたぜ!
というか、そりゃ休みにするでしょ!
…明日からのことは今は考えないw

月曜日が公開初日ってのはやっぱり特異だとは思うんだけど、このご時世だと公開できるタイミングですぐにやんないとどういう状況になるかもわからないので、そこは理解する。
それに、すでに2回も新型コロナで公開延期になっているのだから、何でもいいから早く観たいという気持ちもあるしね。
多くのファンも同じ気持ちなんだろう、いつもはガラガラな地元の映画館ですら朝イチの回で7~8割は埋まってました。
きっと初日初回のその回は、そういった同志が集まったのだろう。
やはり劇場で観る映画のそういった観客の一体感というのは良いわ。


俺自身はTVアニメの「新世紀エヴァンゲリオン」の直撃世代で、中3だった本放送の時こそ見逃していたものの、高校2年に深夜の再放送で初めて観たのだよね。
シンジの“気分”にとても感化されやすい年頃に観たという事もあるけど、ほんとにそこでハマったんだよなあ。
キャラやグッズには興味行かなかったんだけど、庵野監督の意味深な演出にしてやられたというかw

それから四半世紀。
その間には旧劇場版を映画館で観て唖然としたり、新劇場版が始まってワクワクしたりと、本当にリアルタイムで一喜一憂させてくれたシリーズでしたw
それが今や40を過ぎたおっさんになって、その完結に立ち会えたことには…ほんととても感慨深いものがあります。

旧劇場版での映画体験、あの空気感は今でも憶えている。
この「シン・エヴァ」もそういう思い出に残る映画になったのは間違いない。
本当にリアルタイムで観続けることができて幸せだったなあ。
そう思わせてくれる完結編でした。

庵野監督、ありがとう。

ホームページに書いた感想はこちら(内容についてのネタバレあり)
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そろそろ2020年を振り返ってみる(鑑賞リスト)

2020年12月31日 10時29分00秒 | 映画(感想)
<2020年の鑑賞日と鑑賞作品>
※:各作品の感想を書いているホームページはこちら
(イベント上映分を除く)

【劇場鑑賞作品】
01/06 スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(昨年から引き続き3回目)
01/10 パラサイト 半地下の家族
01/10 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
01/11 フォードvsフェラーリ
01/18 ペット・セメタリー
01/18 リチャード・ジュエル
01/19 ジョジョ・ラビット
01/24 キャッツ
01/26 クロース ※Netflix
01/31 バッドボーイズ フォー・ライフ

02/02 ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
02/08 失くした体 ※Netflix
02/14 1917 命をかけた伝令
02/21 劇場版 ガンダム GのレコンギスタⅡ「ベルリ 撃進」
02/22 ミッドサマー
02/23 スキャンダル
02/29 劇場版 SHIROBAKO
03/06 アメリカン・ファクトリー ※Netflix
03/07 Fukushima 50
03/14 ミッドサマー ディレクターズカット版

03/20 三島由紀夫 VS 東大全共闘 50年目の真実
03/21 ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY
06/19 ドクター・ドリトル
06/27 ソニック・ザ・ムービー
06/28 ランボー/ラスト・ブラッド
07/10 透明人間
07/11 ダークナイト ※リバイバル IMAXレーザー/GTテクノロジー
07/16 ダークナイト ※リバイバル IMAXレーザー/GTテクノロジー(2回目)
07/17 千と千尋の神隠し ※リバイバル
07/17 もののけ姫 ※リバイバル

07/18 『進撃の巨人』~クロニクル~
08/01 風の谷のナウシカ ※リバイバル
08/07 映画ドラえもん のび太の新恐竜
08/15 劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring song
08/23 甲子園:フィールド・オブ・ドリームス
08/28 2分の1の魔法
09/05 パヴァロッティ 太陽のテノール
09/11 ミッドウェイ
09/12 『はたらく細胞!!』最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!
09/18 TENET テネット

09/19 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
09/20 ようこそ映画音響の世界へ
09/26 劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring song(2回目)
10/03 浅田家!
10/16 劇場版『鬼滅の刃』無限列車編
10/23 スパイの妻<劇場版>
11/07 罪の声
11/15 羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来
11/21 STAND BY ME ドラえもん2
11/28 フード・ラック!食運
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そろそろ2020年を振り返ってみる(その②)

2020年12月31日 09時39分17秒 | 映画(感想)
その②、ということで毎年恒例のガッカリ映画もまとめておきます。
(順不同)


「犬鳴村」


「キャッツ」


「PSYCHO-PASS サイコパス3 FIRST INSPECTOR」


「『進撃の巨人』~クロニクル~」


「ドクター・ドリトル」


「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」

ガッカリ感では「犬鳴村」が飛びぬけてるよなあ。
振り返ってみると昨年も「貞子」をガッカリ映画に入れていたし、どうも最近のジャパニーズホラーとは相性が悪い。
自分が擦れてしまった部分もあるのかもしれないけど…演出が型にハマりすぎて逆に怖くないというか、安っぽいというか。
もう少し怖がらせ方はあるんじゃないかとは思う。
最近のハリウッド…、例えば「死霊館」シリーズ(スピンオフじゃない方)やアリ・アスター監督の作品を観ていると、まだまだホラーにもできることはあるように思うのだけど、今のジャパニーズホラーは完全に置いていかれてしまった印象。
画面の向こうに”嫌な怖さ”があった「リング」や「呪怨」のころが懐かしい…。

その「犬鳴村」に比べたらその他の作品は自分の期待には届かなかったけど、普通に観ることはできるって感じかな。
「『進撃の巨人』~クロニクル~」に関しては、自分が3期の総集編だと思い込んで観に行ったら1期~3期のダイジェストだったという下調べ不足による期待外れのものなので…、実際には俺が悪いのかもしれませんがガッカリしたのは事実なので入れました。

「PSYCHO-PASS サイコパス3 FIRST INSPECTOR」もテレビサイズだと思えば普通には観られるのだけど、せっかく劇場でかけるならキャラ作画やアクションシーンなどのクオリティはもっと上げてほしかったなあ…という気持ちです。

「キャッツ」「ドクター・ドリトル」「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」は…。
俺には合わなかったという事でw


そろそろ2020年を振り返ってみる(鑑賞リスト)
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そろそろ2020年を振り返ってみる(その①)

2020年12月30日 23時29分41秒 | 映画(感想)
さて、年末進行真っただ中ですが、そろそろ恒例の“今年の10傑作品”を書いておこうと思います。

…が、今年は文字通り世界がひっくり返ってしまい、今までの様に気楽に映画館へ行ける世の中ではなくなってしまいました。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による外出自粛要請、そして娯楽産業系への休業要請…。
そんな不可抗力の事態が発生しては、俺の映画館通いもその影響を避けられません。

結果的に今年の鑑賞回数は、劇場鑑賞が47回(45作品)、家で観た回数は82回※(NETFLIX配信映画3作品を含む)。
合計129回だから…回数的には去年の131回(劇場鑑賞95回、自宅鑑賞36回)とほとんど変わらなかった感じか。
劇場鑑賞と自宅鑑賞の比率が入れ替わったのは"ステイホーム"の結果が如実に表れてますなあ。

とはいえ映画館で新作を観る機会が減ったのは事実。
特に12月は大阪府が外出自粛要請を出しているので「ワンダーウーマン 1984」や「ジョゼと虎と魚たち」といった
何本かを観に行くのをあきらめたし、「今年公開の映画」という母数が減っているわけだから…10傑選びにも影響がありそう?
と思っていたのだけど、いざ選んでみるとさほど悩まなかったし、10傑に選んで全く後悔のないクオリティのものばかりだったので一安心。
最悪、“上半期に公開されたけど劇場鑑賞はスルーして家で観た映画”も対象に入れようかと迷ったけど、全くそんな必要はありませんでしたねw
※ちなみに47回(45作品)の内の4本はリバイバル上映作品(「ダークナイト」「風の谷のナウシカ」など)なので、それは対象外にしています。

そんなわけで、今年も劇場鑑賞の中でから一年のまとめとして10傑を選びたいと思います。

以下、10傑作品です。
(順不同)


「浅田家!」


「1917 命をかけた伝令」


「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」


「ジョジョ・ラビット」


「罪の声」


「TENET テネット」


「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」


「フォードvsフェラーリ」


「三島由紀夫 VS 東大全共闘 50年目の真実」


「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」

洋画が6本、邦画が4本。
今年はなんかジャンル的にバランスが良い感じですなーw
ドラマ系、アクション系、コメディ寄りのものもあればシリアスものもあるし、ドキュメンタリーも入ったし。
アニメに関しては日本と中国の作品が1本ずつ。
こうやって満遍なく入っている感じを見ると結構豊作だったんじゃないの?とも思ってしまう。

そうそう、今年からNETFLIXオリジナル作品も"新作扱い"で対象に含んだのですが、今回は10傑には選びませんでした。
期間中に観たオリジナル作品は「クロース」、「失くした体」、「アメリカン・ファクトリー」で、どれもクオリティの高い作品だったのだけど、俺の中では上の10本に割って入るほどではなかったかな。
とはいえ観ていないけど評価の高いタイトルもチラホラ耳にするので…、もしかすると来年の対象にするかもしれません。
「シカゴ7裁判」「Mank」とかは気になっているのだけど、どうかなあ?

それにしても今年の映画は最後に「鬼滅の刃」はすべての話題をかっさらっていった感がありますな。
「千と千尋の神隠し」が19年前に打ち立てた国内歴代1位の興行収入308億円、そして今年のリバイバル分も加えた316.8億円をも抜き去り、公開からたった73日目という絶賛続映中の一昨日に324億円に到達したというのだから、もうもはや驚きを通り越してしまいましたw
さまざまな要因が重なったとはいえ、ジャンプ漫画のアニメ化作品が国内歴代1位の興行収入をたたき出すなんて、去年の今頃に誰かに言ったとしても一人も信じることは無かったろう。
逆に今、なぜそんなことになったのかと聞いても明確に答えられる人もいなさそうだけど、とにかく娯楽を求める世間の空気や番組を確保したい興業側の都合など、色んなタイミングが良かったのだろうという事だけはなんとなく感じる。

でも「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は実際に熱く王道の少年漫画を正しくアニメ化したとてもクオリティの高い作品だったのは事実だよね。
むしろそれまでそういったジャンルに興味のない人の心まで掴んだ結果だと思うので、そういう興味がこの「鬼滅の刃」一作品だけではなくてジャンル全体に広がって持続してくれると嬉しいなあとも思う。

去年から今年の変化を考えれば、もう来年のことなどどうなるか全く予想もつかない世の中になってしまったのだと感じますが…。
はたして来年はどんなことが起こるのか、逆戻りはできない時間の中を進んでいこうと思います。
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「ダークナイト」をエキスポIMAXで観た感想②

2020年07月17日 11時26分22秒 | 映画(感想)
先日うだうだ書いた「ダークナイト」のエキスポIMAXで鑑賞した時の感想、というか印象。
つまり「これってIMAX 70mmフィルム版の画角と同じなの?」という俺の中のモヤモヤですが、解決しました。

先に結論を書くと、70mm版と同じ画角でした。
1.85:1版からの左右トリミングでは?という疑念はすべて私の勘違いから発生した言いがかりでした。
大変お恥ずかしい…。
ここに訂正してお詫び申し上げます。

ただ、冒頭のビルにカメラが寄っていくシーンで、画面の左端のガラスの反射に一瞬映るはずのヘリが見えなかったのは勘違いではありませんでした。
実際に左右はカットされていて、少なくともスクリーンには映っていませんでした。

要するに、「左右は若干カットされているけど、上下サイズは間違いない無く70mmフィルム版のフォーマットから起こされたフォーマット」ということです。


なぜ今回自分はそんな「デジタルIMAX(1.85:1版)からの左右トリミングでは?」と勘違いしたのか、ひとしきり考えてみました。
そもそもダークナイト上映フォーマットとして存在しているバージョンではそれぞれ画角が違います。



・縦横比 1:1.43 のIMAXレーザー/GTテクノロジー 
・縦横比 1:1.81 のデジタルIMAX
・縦横比 1:2.35 のシネマコープ

「ダークナイト」の様にIMAXフィルムで撮影されたカットがある場合、それをそのままの大きさで上映しようとすると1:1.43 のスクリーンが必要になるわけですが、日本では今のところと大阪と東京の2スクリーンしか存在しません。
なのでその他の日本にあるIMAX上映館では、デジタルIMAXのスクリーンに上下をカットした1:1.81のバージョンで上映されることになります。
BDのセルパッケージに収録されている本編もそのバージョンですね。

今までに俺は散々ぱらBD版を観てきたのだけど、今回エキスポは1:1.43 のスクリーンなので、今回の「ダークナイト」上映はさぞ上下が広く感じられるのだろうと期待してました。
がそこまでそんな風には感じなかったわけですが、これは多分に自分の思い込みが原因になっていました。

まず自分は「ダークナイト」の冒頭部分でいつもついつい見てしまう場所があります。
オープニングでビルのガラス面にカメラが寄っていくIMAX撮影の映像。
実はこれにはうっかり撮影用のヘリが映っているのです。


↑左端の黒いのが撮影時のヘリコプター

これが映っていないということは、少なくとも赤線のあたりでカットしてるってことじゃないか!
と思い込んだわけですね。
そうなると人間には「先入観」が働いて、以降の場面ではすべて「左右カット」という風に見えてきます。



そしてここで大きな勘違いが発生。
「画面レイアウト的に上下に違和感がないのだから、これはデジタルIMAX(1:1.81)版を左右カットしたものじゃないの?」、
「それを縦に1:1.43 のスクリーンサイズに合わせて上映してるんじゃないの?」と。

しかしこれは私の間違いでした。
鑑賞時に上下比較できるようなポイントを押さえていなかったことや、ジョーカーの顔のアップが画面いっぱいに映るので、「これで上下カットしたら切れるやん!」と思い込んだことが原因ですが、後から考えれば、上下の配置に違和感がないのはそれが“余白”ではなくプロが計算したレイアウトなのだから当たり前ですね。
(実際に1:1.81版ではジョーカーの顔のアップで上下が少し切れてるし。)


先日書いた通り、上下カットについてはTwitterでも指摘いただいたわけですが、その時に教えてもらった70mmフィルム版の画角が特典収録されたBDを買って自分の目でも確かめました。
7年前に発売された5000セット限定品なので、新品はプレミア価格、中古でもそこそこの値段だったけれど、自分で言いだしたことなので確認しないわけにはいきません。



中古で買った「コンプリート・トリロジー アルティメット・コレクターズ・エディション」、これの6枚目がこのBOXにしか入っていない特典ディスクです。



これを見比べると、例えば通常のBDだと冒頭の銀行強盗のシーンで下の様に見えているバスの上部が



特典ディスクに収録されている70mmフィルム版だと下のように見えています。



映っていなかった窓が画面に入っているのが確認できますね。


で、エキスポで上映されたものがこの特典ディスクの70mm版の通りだったのかを、もう一度エキスポに観に行って確認してきました。
この通りだったのです。
嗚呼、本当になんという恥ずかしい言いがかりの様な思い込みをしてしまったのか。
「左右カットされているのだから、上下はデジタルIMAXと同じに違いない」は発想が飛躍しすぎ…。


しかし冒頭のヘリが映っていなかったのもまた間違いありません。
であれば左右がカットされているかデジタル処理されたのかのどちらかですが、今回の上映版は左右カットされたバージョンだという認識です。

終盤に差し掛かる病院爆破のシーン。
特典ディスク収録の70mmフィルム版では画面の左端にある三角の梁が、エキスポのスクリーンでは赤線から左側が映っていませんでした。



下に挙げた画面右端の窓も特典ディスクのものですが、エキスポの上映版では3枚すべてではなく一番右の窓の赤線から右側が映っていません。



正確にはスクリーンの外に行ってしまった、といった方が正確かもしれませんが、少なくとも左右は若干カットされています。
なので冒頭のヘリのシーンもデジタル処理でヘリを消したのではなく、そもそも画面買いにカットされたということになります。


まあ…こんな細かい話は、実際には映画の内容には全く影響しないので、どうでもいいことですけどね。
自分は2008年に劇場で3回観たし、2011年にデジタルIMAXでのリバイバル上映を観に行って、そして今回はエキスポの1:1.43版を2回観に行ったわけですが、それだけ観ても全く飽きることなく話に引き込まれ、ヒース・レジャーの存在感と演技に圧倒されています。

ただ自分としては冒頭の「ヘリが見えなかった」という一点がノイズになって、「このバージョンはどういったものなのか?」でモヤモヤし、ついには全く見当はずれな思い込みに至ったわけです。
それは精神状態としても作品に対する鑑賞姿勢についても良くない。
なので、それをハッキリしたかったし、色々調べて最終的にクリアにもなったので今回は良かったのだと思います。

「話に集中して観ろよ」という自己批判をしてしまう部分はあるけど、何度も観ているからこそ映っているものの違いが気になってしまったのかもしれないという面では皮肉な気もしています。
でもそれだけ好きな作品なのだということは間違いありませんし、それだけはハッキリと言っておきたいと思います。。
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「ダークナイト」をエキスポIMAXで観た感想①

2020年07月12日 23時08分10秒 | 映画(感想)
新型コロナの影響で劇場にかかる番組の公開予定が乱れに乱れまくっている昨今ですが、そんな延期された番組の穴を埋めるべく過去の名作のリバイバル公開が増えてきました。

特にジブリの4作品「風の谷のナウシカ」、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」、「ゲド戦記」は
「一生に一度は映画館でジブリを」
のキャッチコピーのもと、実際に公開週で興収ランキングの1~3、9位にランクインするというさすがの強さ。

そんな中でさらなるリバイバル上映に名乗りを上げたのが「ダークナイト」。



クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」は、物語展開も役者の演技も最高中の最高な作品。
一部のシーンはIMAXカメラで撮影された作品ということでも当時話題になった作品だけれど、2008年の公開当時は残念ながらIMAXの商業スクリーンが日本にはなくて自分も通常館で観ることしかできませんでした。
(日本ではIMAX70mmのフルサイズでは当時のサントリーミュージアムで、試写会として一度だけ公開されただけらしい。)

その後、IMAXシアターが順次開館していった後の2011年にリバイバル上映があって、その時はデジタルIMAXシアターでの公開になったのだけど、デジタルIMANの画角は1.85:1なので70mm上映の1.43:1に比べると上下が小さい。
なので、デジタルIMAXで上映するときは通常フルサイズのIMAXから上下トリミングした映像になるというわけです。

その時にはもう日本では70mmフィルムのIMAX上映ができる施設はほぼなくなってしまったものの、さらに日が経って2015年に開館した大阪のエキスポにある次世代レーザーIMAXで1.43:1での上映がが可能となり、ついに今回のリバイバルで「ダークナイト」の1.43:1版が日本で商業公開される運びとなったんですな。
そりゃもちろん、観に行かないわけにはいかない。



で、さっそく昨日観てきましたよ!

やっぱり「ダークナイト」は何回観ても良い。
内容については今更とやかく言うことはありません。
とにかく最高、そして最高w
ラストシーンの暗転からタイトルが出る瞬間はしびれてしまいますぜ!


で、一方のIMAX 1.43:1版としての感想はというと…。
「こんなに上下いっぱいに人を映すんだっけ?」というのが第一印象。
ジョーカーの頭の上から顎の先が画面の上下に映るので、これを上下トリミングした1.85:1版って画面から切れちゃうよな…と。
劇場やBDで何度も観た1.85:1版にそんな印象を持っていなかったので、どうにも居心地が悪い。

自分の印象としては1.85:1版を基準にするならば、1.43:1版では上下が広がって人物配置以外のいわば余白のような空間が広がるものだと思っていたのだけれど、実際にはそうではなかった気がした。
画面いっぱいを余すことなく無駄なくレイアウトされていたように感じた。
そうだとして、これを1.85:1版にトリミングしたら上下がえらく窮屈になる気が…?でも実際にはそんなことないよなあ。

他には、冒頭のビルにカメラが寄っていくシーンで、画面の左端のガラスの反射に一瞬映るはずのヘリが見えなかった気がするし(これは気のせいかもしれないけど)、観ている間になんか色んなシーンで「左右がトリミングされてる?」疑惑が俺の中に湧き上がってきたのです。
印象に残るシーンで画面の両側に映っているものを憶えておいて、あと家でパッケージ版を見返してみようとしたのだけど…。
やっぱり自分の記憶では1.85:1版の方が今回エキスポで観たものよりも横が広いような気がする。
というか1.43:1版にしても1.85:1版にしても画面レイアウトが縦基準で設計されているような感じ?

と上記のようなことをTwitterに書いたら、色々な方からいろいろな指摘を受けましたw


「一般的に公表されている1.85:1版と1.43:1版の違いは横が基準で1.43:1版の方が上下に広がります。」という指摘。
ネットに上がっている上下が広がった比較画像も教えてもらいました。
そうなんだよね、俺自身もそのイメージを期待して観に行ったのに、そういう印象を受けなかったから困惑してしまったのです。
もしかするとネットの比較映像はイメージ画像かも?という疑念も払しょくはできない。

もっと詳しい方からはBDの「トリロジーコンプリートボックス」に入っている特典ディスクにIMAXのカットが1.43:1で収録されていて、その場面の比較を送ってもらいました。
それを見ると確かに1.43:1版の方が上下が広い。
なので上下が広がった映像、というか本来70mmで撮影された画角でのIMAX上映用のソースは存在するということは間違いない。
少なくとも試写会で上映された70mm版はそうだったのだろうし、1.85:1版はIMAXのフルサイズバージョンの上下カット版だというのも間違いないと思います。
ご指摘ありがとうございました。


あとはそれが今回のエキスポで上映しているバージョンと同じかが比較できれば、自分の中でも解決なのだけど…。
でもしつこいかもしれないけど、そこに一つ疑念があって。
例の「字幕修正」の件が今回の上映版でも反映されていたので、少なくとも今回のデータが2008年当時のものではないということが気になるのです。
もちろん今どきのデジタル上映は字幕データと映像データは別々のものだけど、2017年のUHD BD発売の時にようやく直った字幕が反映されているということは、上映用のパッケージとしては今回のために用意したデータだということなんだと思う。

まさかと思うんだけど…。
今回の上映ってセルパッケージ用のマスター(1.85:1版)を上下基準で1.43:1に合わせて左右カットしたやつじゃないよね…?っていうのが脳裏をよぎってしまったのです。
…人間の記憶ってのはあてにならないし個人の主観で思い込みも生まれるものだから、今回のは俺の勘違いだとは…思うんだけど。

でも上映中の画面を撮影できるわけでもない(映画泥棒になっちゃうw)ので、今エキスポで上映している1.43:1版が本当に過去のオリジナル1.43:1版と同じかという明確な比較ができなくてモヤモヤしてしまうのです。

そもそも2008年当時の1.43:1版ってデジタル上映はされていたんだろうか。
(DMRの1.85:1版はあったと思うけど。)
もし70mm フィルム上映のみだったとしてもデジタル上映用にマスターは作ったんだろうか。
仮にそれがなかったとしても、BDの特典になっているくらいだから何らかのデジタルデータとしては存在しているはずで、それをつなげば1本には出来るんだろうけど。
結局今回の上映用1.43:1版はどうやって用意したのかが気になる。
基からあったデータなのか、新規で作ったデータなのか、どこかにその辺が分かる記事は載ってないものかなあ?


「ダークナイト」をエキスポIMAXで観た感想②」につづく。
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昭和ガメラシリーズ

2020年05月01日 18時05分17秒 | 映画(感想)
映画館に行けないので自宅で昭和ガメラシリーズを観ていたのだけど、1週間かかって今日全8作を観終わった。



1作目から3作目までは、古い映画だけど今でもいけるなあ。
もちろんゴジラよりも予算が少ないのは伝わってくるけど、真摯に怪獣映画として作られてた。

4作目からは子供向けのテイストが強くなるけど、まあ昭和シリーズがそういう作風なのは承知なので可。
ガメラのマーチも相まって、完全にヒーロー扱いだよね。

でも徳間傘下になった8作目、これは正直言って観るのも苦行…w
特撮シーンはほぼ過去作からの流用だし、その他も何もかもが安っぽい。
当時9年ぶりの新作だったはずなのに、それが昭和シリーズにトドメを刺したとは。
皮肉だなあ。

昭和ガメラシリーズ各作品の感想は下記リンク。
大怪獣ガメラ
大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン
大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス
ガメラ対宇宙怪獣バイラス
ガメラ対大悪獣ギロン
ガメラ対大魔獣ジャイガー
ガメラ対深海怪獣ジグラ
宇宙怪獣ガメラ
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