先日、京都に行ったとき、「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち――世界劇場の女性――」展を観た話題をするのを忘れていた。
この特別展の目玉は、日本初公開となるフェルメール「水差しを持つ女」とレンブラント「ベローナ」(共にニューヨーク・メトロポリタン美術館所蔵)で、私はやはりフェルメールを楽しみに観に行った。
窓に右手を伸ばし、左手に水差しを持った女性を、やわらかく包み込みように、窓から室内に光が注いでいる。女性のかぶるベールが日に透け、顔に直接光が当たる部分、ベールを通して光が当たる部分、影となる部分などが細かく描かれていた。
解説に、
本展は、京都市美術館で来月5日まで開催しているので、京都を訪れた方はぜひ観てほしいと思う。
この特別展の目玉は、日本初公開となるフェルメール「水差しを持つ女」とレンブラント「ベローナ」(共にニューヨーク・メトロポリタン美術館所蔵)で、私はやはりフェルメールを楽しみに観に行った。
窓に右手を伸ばし、左手に水差しを持った女性を、やわらかく包み込みように、窓から室内に光が注いでいる。女性のかぶるベールが日に透け、顔に直接光が当たる部分、ベールを通して光が当たる部分、影となる部分などが細かく描かれていた。
解説に、
多くのフェルメール作品において、わずかな家具調度品しかない空間のなかに、抑制された身ぶりの人物像が配されており、その静謐な雰囲気がこの画家の作品の雰囲気を決定づけている。
とあったが、確かにフェルメールの作品は、画面全体の構成のバランスや、色彩と明暗の巧みな表現が、観る者を引きつけてやまない魅力となっていることを感じた。本展は、京都市美術館で来月5日まで開催しているので、京都を訪れた方はぜひ観てほしいと思う。