雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

デイキャンプ再び

2008年08月07日 | adorably autistic
今日は親の会のデイキャンプ。ここ数年夏休み恒例の
野外親子活動です。

場所は先日の交流キャンプと同じ野外活動センターですが
母親が計画するものだけに

受け付けの関係で集合時間は決めているものの、
帰りは自由。
暑さを避けて風の通る部屋を借り、子どもの休憩や
お昼ごはんはここで。
昼食は各自持参、もちろんコンビニ弁当でも可。

施設から出ない範囲で思い思いに遊んで可。
時計と絵で一日のおおまかなスケジュールを書いた表が用意され、
触ってはいけないところ、入ってはいけないところには
「さわりませんカード」が貼られ、対策はばっちり。

「みんなで○○をしましょう」には疲れてしまううちの息子も
こういう自由度の高いプログラムなら楽しめるから・・・と思っていたら

どうやら先日の交流キャンプがよほどしんどかったのか
息子にとってはここのセンター自体が「いやな場所」になってしまった様子。
昨年は我関せずでじゃばじゃばと施設内の小川に入って
水が流れていく様子を楽しんでいたり、シャボン玉を吹いたりしていたのに

今年は水着には着替えたものの、水の中にはほとんど入らず
脚だけ入って少し葉っぱを流したりして遊んだ後は
さっさと部屋に戻って服に着替え、
木陰のベンチに座って駐車場に出入りする車を眺めているだけです。

近所のスーパーで朝買ってきたお弁当を食べると、息子はもう
帰る気満々。
「おかあさん、早退するにはだれにご挨拶したらいい?」と
訊いてきます。
「○○くんのお母さんだよ」と教えると
すたすたと歩いて行って「お先に失礼します」と挨拶までしてきました。(笑)

仲間が1人午後から参加になっていて、受付がまだ終了していなかったので
「△△くんが来て、受付をしてもらうまで、赤の手帳(療育手帳)が
 返してもらえないから、それまで待ってくれる?」
と言うと、素直に「はーい。何時まで待つ?」
「うーん、1時半くらいかな」
「じゃあ、1時半くらいで帰ろうね」
で、息子はまた駐車場のベンチへ。

係りのお母さんが用意してくれたすいか割りにも、子どもたちは
ほとんど「興味なーし」で、「すいか割り」というより
「すいか食べ」大会になっているのも、まあご愛嬌ということで。

息子は、小さな仲間たちに混じるのがイヤで、遠くの木陰に隠れて
座っていましたが、スイカは近頃喜んで食べるようになっているので
スライスを持っていってやると素直に取りました。
「おかあさん、種はどこに捨てたらいい?」と言うので
「そうだね~。その木の根元のところだったら人が踏まないから
 捨てちゃってもいいと思うよ」
と答え、みんなのところへ戻っておしゃべりしながらふと息子を見ると、

スイカから種をほじくり出しては、まるで種まきのように
丁寧に植え込みの根元近くに種を並べている息子の姿が・・・(笑)。

結局、スイカを食べ終わって、療育手帳を返してもらい、
「もう手帳を返してもらったけど、どうする?」と訊くと
「帰ります」と即答。
前回エンジントラブルを起こしたのと全く同じ道なので
なんとなくトラウマになっていてひやひやしていましたが
なんとか無事に家に帰ってきました。

息子は「お母さん、ぼくは早退してばっかりだね~。
また早退しちゃったね」とニコニコ。
おやつにアイスを食べ、ごろごろしているなと思ったら、
あっという間に爆睡していました。

全然遊んでないのに疲れたのね。
数年前のことを考えたら信じられないほど柔軟で扱いやすくなった
息子ですが、

集団行動がとてつもなく負担になることには何ら変わりがないようです。

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