雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

シャンプーの悲劇

2009年07月14日 | adorably autistic
我が家では息子も私も同じシャンプーを使っています。
息子のアトピーを機に洗濯にも食器洗いにもお風呂にも
石鹸を使い始めてはや10余年、なんやかやと浮気しながらも
結局はこれに戻ってきてしまう、パックスナチュロンシャンプー。

最近は生協やドラッグストアにも置いてあるのですが
ネット通販のほうが若干安いので、いつもはネットショップで
まとめ買いしています。

さて、今日お風呂に入って髪を洗おうとすると、
泡で出てくるはずのシャンプーボトルから水しか出てきません。
不思議に思って息子を呼び、

「ねえ、シャンプーの入れ物にお水入れた?」と訊くと
「うん」
「どうしてお水入れたの?」
「せっけんなかったから」
「シャンプー、もうなくなってたの?
「うん」
「空っぽになったから、お水いれてみたんだ?」
「うん。新しいせっけんある?」
「あと1つあるよ。じゃあ、新しいの入れとくね。
 これからは空になってたらお水を入れないでお母さんに言ってね」
「うん」

洗面所から最後のストックを取り出し、泡ボトルに詰め替えて、
一件落着。・・・のはずだったのです。

その後しばらくしてお風呂に入っていった息子。
「おかーさーん、新しいせっけん、どこ~?」
「え?シャンプーの入れ物にちゃんと入れてあるよ」と
言いながら風呂場へ行って見ると、
そこには空のシャンプーボトルを持って困った顔の息子。

「あれ?お母さん、その中に新しいシャンプー一杯
入れてなかった?」と訊くと、
ますます困った顔になって排水口をじっと見つめます。
「えっ、ひょっとしたら、入ってたの、全部捨てちゃった?」
「・・・ごめんよ~」


「…せっけん、なくなっちゃった。新しいのある?」
「あれが最後だったから、もうないよ」
「…えーと、なくなったから、また買ってくれる?」

明らかに焦りうろたえまくる息子相手に怒るわけにもいかず、
「うん、じゃあ、また買ってこようね。今度は捨てないでね」

ちょっとほっとした表情になった息子、
お風呂から出てくると
「おかあさん、せっけん、新しいの買ってね」
「せっけん、どこのお店で買う?」
とフォロー(のつもり)しまくります。

揚句の果てに
「おかあさん、ぼく、お母さんのこと好きだよ~!」

息子よ、それで全てが許されると思わないで欲しいんです。
・・・許してるけど・・・

コメントを投稿