うちの市では、毎年夏休みに全市の小中の特別支援学級在籍者を
対象にしたキャンプがあります。
(昔は「療育キャンプ」と呼ばれていましたが、今は
「交流キャンプ」と名前が変わったようです。)
息子が小1のときは、マンツーマンの先生に、保護者や家族までセットで
バスに乗って日本海で海水浴のあと、丹波自然の家で1泊という
豪華版(?)でした。
子どもが寝た後、親と先生だけ集まっての懇親会で
日ごろゆっくりお話ししたことのなかった先生やよその
お父さんとお話ししたりしたのがとても楽しかったです。
その後、障級(特支級)在籍の子どもの数が爆発的に増えたのと
財政緊縮で市からの補助金が減ったのとで
海水浴の後1泊するのは小学校高学年と中学生だけになり
保護者や家族は参加できなくなり
小学校低学年は淡路島へ日帰り、高学年と中学生は海水浴なしの宿泊だけになり
ついに今年は宿泊も小学校高学年だけになって
中学生は送迎も付き添いも保護者で
日帰りの飯ごう炊さん、ということになりました。
この猛暑の中、毎日子どもの3食を用意するだけでは足らず、
キャンプ場まで車を運転して行って、炎天下で薪を燃やして
自分と子どものご飯を作れと言うんですかい?・・・と
よっぽどパスしようかと思ったのですが
「夏休みと言えば交流キャンプ」とお決まりのようになった息子が
「交流キャンプいきます。もうしこみします」と言うので
しかたなく(笑)申し込んでありました。
さて、昨夜、「あしたは交流キャンプだよね~♪」と
初めてゆっくりとプログラムを見た息子、
「ぼく、行きたくないな~。早退してもいいのかな~」
・・・だから言ったじゃない。
息子は暑いのと人ごみと子ども集団が大の苦手。
ヘルパーさんと大好きなプールに行くほかは、ほとんど家から出たがりません。
子どもを預かってくれる日中一時支援施設にさえ
「つかれるので、行きたくありません」と言う始末。
(小さい子が泣いたり騒いだりするのでストレスがたまるらしい)
人の大勢いるところで食事をするのも大の苦手。
外食はおろか、慣れているはずの交流級で給食を食べることさえ
いまだに「うるさいので苦手です」と拒否しているくらいです。
炎天下で中学生と小さな弟妹たちがわいわい集まって
カレーライスを食べる、なんて、最も嬉しくないプログラム
だったようです。
それでも、参加料支払っちゃったし、ということで、
ぶつくさ言う息子を乗せてキャンプ場まで行ったのですが、
現地で迎えてくれた障担K先生の顔を見るなり
「今日は早退したいと思います」と言い切る息子。
それでも「はじめの会」ではちゃんと学校ごとに整列し
同じ学校の1年生Nくんをなんとなく気遣いながら一緒にいて
自己紹介の順番を決めるじゃんけんにもちゃんと参加し、
じゃんけんに勝ったためトップバッターで自己紹介することになっても
「F中2年1組と○○ルームの○○です。好きなキャラクターは
どらえもんはどらみちゃんで、ちびまる子ちゃんはとし子ちゃんです」と
アドリブでちゃんと挨拶したあたりは
さすがに場数を踏んだというか、成長したんだなあ、と思ったのですが
その後はひたすら
「もう帰りたいなあ」
「だれに言ったら早退していいのかなあ」
「いつ早退しようかなあ」
「カレーを作ったら早退していいかなあ」
とひたすら「早退モード」。
仕方がないのでカレー作りではジャガイモと人参を洗ってもらって
たまねぎの皮むきをしたところで放免し、
カレーを食べて後片付けが済んだところで帰ることにしました。
車に乗る前に、と思って私がトイレに行っている間に、
班の担当の先生のところへ自分で行って
「疲れたので早退します。ありがとうございました」と
あいさつまでしてきて、準備万端(笑)。
車に乗り込むともうご機嫌で
「おかあさん、ぼくは交流キャンプも早退しちゃったねえ。
でもちゃんとご挨拶できたよ」
・・・高温多湿のところと立ちっぱなしは体に悪いと言われている
私は、なんのために行ったんだ~。
来年は、プログラムをもうちょっと考えてもらうか
参加自体を考えないとなあ。
でも、先生たちは本当に汗だくでかけずりまわってくれていて
お気の毒でした。
もっとみんなが楽で楽しめるやり方はないのか、考えて
提案してみましょうか。
対象にしたキャンプがあります。
(昔は「療育キャンプ」と呼ばれていましたが、今は
「交流キャンプ」と名前が変わったようです。)
息子が小1のときは、マンツーマンの先生に、保護者や家族までセットで
バスに乗って日本海で海水浴のあと、丹波自然の家で1泊という
豪華版(?)でした。
子どもが寝た後、親と先生だけ集まっての懇親会で
日ごろゆっくりお話ししたことのなかった先生やよその
お父さんとお話ししたりしたのがとても楽しかったです。
その後、障級(特支級)在籍の子どもの数が爆発的に増えたのと
財政緊縮で市からの補助金が減ったのとで
海水浴の後1泊するのは小学校高学年と中学生だけになり
保護者や家族は参加できなくなり
小学校低学年は淡路島へ日帰り、高学年と中学生は海水浴なしの宿泊だけになり
ついに今年は宿泊も小学校高学年だけになって
中学生は送迎も付き添いも保護者で
日帰りの飯ごう炊さん、ということになりました。
この猛暑の中、毎日子どもの3食を用意するだけでは足らず、
キャンプ場まで車を運転して行って、炎天下で薪を燃やして
自分と子どものご飯を作れと言うんですかい?・・・と
よっぽどパスしようかと思ったのですが
「夏休みと言えば交流キャンプ」とお決まりのようになった息子が
「交流キャンプいきます。もうしこみします」と言うので
しかたなく(笑)申し込んでありました。
さて、昨夜、「あしたは交流キャンプだよね~♪」と
初めてゆっくりとプログラムを見た息子、
「ぼく、行きたくないな~。早退してもいいのかな~」
・・・だから言ったじゃない。
息子は暑いのと人ごみと子ども集団が大の苦手。
ヘルパーさんと大好きなプールに行くほかは、ほとんど家から出たがりません。
子どもを預かってくれる日中一時支援施設にさえ
「つかれるので、行きたくありません」と言う始末。
(小さい子が泣いたり騒いだりするのでストレスがたまるらしい)
人の大勢いるところで食事をするのも大の苦手。
外食はおろか、慣れているはずの交流級で給食を食べることさえ
いまだに「うるさいので苦手です」と拒否しているくらいです。
炎天下で中学生と小さな弟妹たちがわいわい集まって
カレーライスを食べる、なんて、最も嬉しくないプログラム
だったようです。
それでも、参加料支払っちゃったし、ということで、
ぶつくさ言う息子を乗せてキャンプ場まで行ったのですが、
現地で迎えてくれた障担K先生の顔を見るなり
「今日は早退したいと思います」と言い切る息子。
それでも「はじめの会」ではちゃんと学校ごとに整列し
同じ学校の1年生Nくんをなんとなく気遣いながら一緒にいて
自己紹介の順番を決めるじゃんけんにもちゃんと参加し、
じゃんけんに勝ったためトップバッターで自己紹介することになっても
「F中2年1組と○○ルームの○○です。好きなキャラクターは
どらえもんはどらみちゃんで、ちびまる子ちゃんはとし子ちゃんです」と
アドリブでちゃんと挨拶したあたりは
さすがに場数を踏んだというか、成長したんだなあ、と思ったのですが
その後はひたすら
「もう帰りたいなあ」
「だれに言ったら早退していいのかなあ」
「いつ早退しようかなあ」
「カレーを作ったら早退していいかなあ」
とひたすら「早退モード」。
仕方がないのでカレー作りではジャガイモと人参を洗ってもらって
たまねぎの皮むきをしたところで放免し、
カレーを食べて後片付けが済んだところで帰ることにしました。
車に乗る前に、と思って私がトイレに行っている間に、
班の担当の先生のところへ自分で行って
「疲れたので早退します。ありがとうございました」と
あいさつまでしてきて、準備万端(笑)。
車に乗り込むともうご機嫌で
「おかあさん、ぼくは交流キャンプも早退しちゃったねえ。
でもちゃんとご挨拶できたよ」
・・・高温多湿のところと立ちっぱなしは体に悪いと言われている
私は、なんのために行ったんだ~。
来年は、プログラムをもうちょっと考えてもらうか
参加自体を考えないとなあ。
でも、先生たちは本当に汗だくでかけずりまわってくれていて
お気の毒でした。
もっとみんなが楽で楽しめるやり方はないのか、考えて
提案してみましょうか。
>「ぼく、行きたくないな~。早退してもいいのかな~」