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おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

韓国紀行 '13/1日目

2013年11月14日 | 旅(海外)
毎年恒例の韓国旅行へ行ってきました。
母と姉と姉のお姑さんと私というメンバーで。




RIMOWAのサルサエアー初渡航

軽くてタイヤの動きが滑らか!
頼むから乱暴に扱わないで~。





セントレアで腹ごしらえ

旅のスタートは朝ビーだね♪


無事仁川空港に着きまして
荷物を解いたり何だりして
早朝稼働故の腹時差ボケにかかり
早めの夕ご飯をとることに。




明洞にある焼肉屋さん











バンチャンの数々

無料でサービスされる
これらのおかずを目の前にすると
ああ、韓国に来たんだなぁ、と思います。




チャプチェ

馬鈴薯でんぷんの春雨、
タンミョンの和え物です。




カンジャンケジャン

私と姉のリクエストで♪


その他骨付カルビや腹身など
サンチュに包んでいただくわけですが
テーブルに炭が来たところで
母の様子が急変…
胸が苦しくて首筋が張る、と
目を白黒させています。
はじめは暑いからのぼせたのかな?と
外へ連れ出して首をさすってあげていたのですが
容態は悪くなるばかりなので
姉と相談して救急車を呼んでもらうことにしました。
焼肉屋さんのオーナーにその旨告げると
目の前が大学病院で救急も受けているから
そこまで一緒に行きましょう、と
日本語で応対してくださった上、
病院にも母の容態を通訳してくださいました。


待つこと無く救急処置室へ通され
血圧計を装着すると、何と210!!!
キレちゃうよ、血管…
応急処置の後、帰されるかと思ったら
研修医の先生がこのまま原因も分からず帰すのは危険だ、と
可能な限りの検査をしようと提案してくれました。

しかし、保険会社に相談すると
持病持ちの母は実費になるかもしれない。
研修医の先生がおっしゃるCTを撮ると
100万円越えになるかもしれない…
と脅すじゃありませんか。
姉と悩んだ結果、命には変えられないと
先生の提案通り心電図、X線、CTを受けることに。

しばらくすると大学教授もいらっしゃって
エコーで心臓も調べた方がいいとのご提案。
途中から通訳のために駆けつけてくれた
現地ガイドさんが金額を聞いてくれたところ
無償でやるよ、と教授のありがたいお言葉。


全て調べた結果、心臓の血管が若干細くなっているものの
今日明日どうこうなることではない、との診断で
血圧が170以下になれば帰っていいとお許しが出ました。
ホテルに帰ったのは0時半過ぎ…
お姑さんは先にホテルで寝ていただいていたので
起こしちゃいけないからと
姉と私の部屋のシングルベッドを二つくっつけ
親子三人で川の字になって眠りました。


っていうか、ほぼ一睡もしてません^^;
母の寝息がフッと聞こえなくなると
ちゃんと生きてるか心配でならないし
心労から胃腸を壊した姉が
一晩中ベッドとトイレを行き来。
姉は私と違って繊細なので…


翌日は午前中母の様子を見守りながら
ホテルのWi-Fi環境を使って仕事をし
午後はまた病院で診察。
昨夜お世話になった心臓を専門とする内科の教授と
脳外科の教授に全ての検査結果を聞きました。

内科の先生はハングルしか話されないので
日本語が話せる看護師さんを呼んでもらい
何とか結果を知ることができました^^;
帰国したら直ちに血圧専門の医者に診てもらいなさい、と。


脳外科の先生は英語がご堪能だったので
英語でやりとりをさせていただきました。
前頭葉の外側に少し水が溜まっているとのこと。
こちらも急を要する症状ではないが
日本に帰ったら専門医に
今回のCT画像を見せなさい、といわれました。


どちらの教授も非常に物腰やわらかで
旅人だからとなおざりにすることなく
事細かに調べた上で
的確な指示をしてくださいました。
感謝してもしきれません。



結局、病院でかかったお金は15万円ほど。
翌朝、持病特約に入っていたことが分かり
何とか実費を払わずに済みそうです。
皆さん、海外にお年寄りを連れて行く場合は
保険は当然のこと、
持病特約に入っておくことを
強くオススメいたします。



焼肉屋さんのオーナー、
ホテルから駆けつけてくれたコンシェルジュ、
終電が無くなっても0時過ぎまでサポートしてくれたガイドさん
そして大学病院の教授、研修医、看護師さんの皆様方
本当に良くしてくださって
心からお礼を申し上げます。
反日、嫌韓などと
政治や団体レベルでは不和が騒がれていますが
一つの命の前では国境や偏見は払拭されるのだと
皆様に教えていただきました。
海外から訪れた方が困っている場合は
私もできる限りのお手伝いをしたいと思います。
そして、ハングルもう少し勉強しよう…
10回近く渡航してるのに
こんにちは、ありがとう、ビールください、美味しいね!、いくら?
ぐらいしか喋れないとは…
失礼極まりない旅人だ。


まる1日病人だった母ですが
2日目の夜には食欲も回復し
何とか身の回りのことができるようになりました。
年齢にしては若いと思っていましたが
重ねた歳は誤摩化せませんね。
あまり無理させちゃダメだな、と
姉とともに反省しております。


ちなみに…
撮影した料理をはじめ、焼肉等
ひと口も食べておりません^^;
グルメレポートは次号から。
お楽しみに♪


あらきそば

2013年11月12日 | 蕎麦
燃ゆる月山山麓を後にしまして
山形最後の食事をとるわけですが
蕎麦、とジャンルは決まっているものの
どのお店へ行こうかは決められない。
電車の出発時刻は12時20分。
お昼の営業時間が11:00~11:30スタートで
さくらんぼ東根駅から車で30分以内が条件。
候補は3店に絞り込まれましたが
結局、再訪のお店を選びました。



あらきそば

板蕎麦の名店・あらきそば。
村山市の最上川三難所そば街道にあります。
10時半過ぎに着いてしまいましたが
ダメ元でお店に訪ねましたところ
どうぞお上がりください、との快いお返事。
時間が無いからひじょーに助かりました^^




当然のことながら一番乗り。




うす毛利 にしんの味噌煮付をオーダー。

前回は食べられなかった鰊の味噌煮。
セットメニューだからお値打ちなのかと思いきや…




単品でも変わらなかった^^;

計算に弱い人用のメニューか…




鰊の味噌煮

真っ黒。
鰊と知らなきゃ食べない人もいるかもね。
見た目ほど塩っぱくはなく
お箸で崩れる程柔らかく炊かれてます。
でも、これはお酒が必要だな~。
口内に鰊の味がしばらく滞留してました。





お漬け物

山形に伝わるお漬け物、晩菊風です。
菊の使い方、参考になるわ。




うす毛利

鰊のお皿と比較してみてください。
薄盛りって言ったって、
集めりゃ結構な量になりますよ^^;




凄い存在感。




ツヤツヤです。

新規開拓を止めてまで
これが頂きたかったんです。これが。
何とこの日から新蕎麦に切り替わったらしく
若草のような青い香りが立ち上ってました。
相変わらずの噛み応えと長い余韻。
蛍光ペン色のタンクトップを纏った若旦那が
全力で打っただけのことはあります。
山形っぽくない光景でしたが(笑)





蕎麦汁

昆布の立った田舎風汁。
蕎麦のパンチに対してかなり弱いですが
これはこれでいいと思います。
そもそも板蕎麦は農作業の後や
村人の寄り合いで
たくさん食べられるよう振る舞った食事だから
繊細さは求めておりません。




蕎麦湯

女将さんがこれをもって来る時に

「まだ◎×▼□☆※△… はははー。」

とおっしゃいましたが
流暢過ぎるお国言葉で聞き取れませんでした^^;
「まだお客さんの分しか茹でてないから
蕎麦湯になってないよ、お湯だよ。ははは…」
という意味だったのでしょう。
確かに薄いですが、蕎麦の香りは移ってました。


新蕎麦の解禁に合わせて
蕎麦祭りが始まったようで
クジを引かせてもらいました。




蕎麦の種

ハズレです^^;
マンションの共用部分に蒔いたら
大家さんに怒られるかな?


他では食べられない剛力無双の板蕎麦、
美味しゅうございました!
またいつかお邪魔します。
ご馳走様でした。


あらきそば



最上川三難所の川下り船着き場

一回経験してみたいなぁ。川下り。
その後は東根に戻りまして
電車出発時刻まで観光します。




道中通り過ぎる家々の庭には菊が満開。
食べるのかな?観賞用?




天然記念物の



東根の大ケヤキ

大き過ぎて納まらない。




ヒキで。

佇む人が邪魔だと思ってたけど
比較対称ができて大きさが分かり易くなったかな?




凄いなぁ。
人間なんてちっぽけな存在だ。




樹齢1500年以上…
まだ仏教も伝来していない頃から
動くこと無くここに佇んでいるのね。
そしてこれからも…now and forever.


なーんて感慨に浸っていたら
時間が無くなっているではないかっ!
レンタカーやさんに電話して
傷の確認等をする時間が無いから
なんかあったら請求してください、と伝え
鍵だけ渡してプラットホームへ。
餅米やら茸やら麩やらなんやらかんやら…
足かせになって思うように走れない(涙)
ただでさえPC、カメラ、レンズ、三脚等で
とんでもなく重量級の荷物なのに。
愚の骨頂。






ありがとう、東根。
ありがとう、山形。
また来ますね。




玉蒟蒻を頬張りながら
5時間電車に揺られて帰りましたとさ…



晩秋の出羽屋/朝餉

2013年11月12日 | 旅(国内)
早朝出動で寝不足だったのでしょうか
夜はストンと眠りに落ちました。
お陰様で朝は目覚ましが鳴る前に起床。
夕餉で動物性蛋白質は鮎と芋煮の牛肉しかとってないので
お腹もいい具合に空いて朝食臨戦態勢へ。




朝餉




鮭の南蛮漬けと菊の酢の物




椎茸と揚げ茄子田楽




切り干し大根




鰆の粕漬け




玉子焼きと蕗味噌




車麩と根菜の煮物

車麩がお肉みたいな食感で美味♪




青菜の胡麻和え




ひじき煮




かぼちゃ




山菜




スルメの佃煮

ちょっと甘いな…




なめこ汁

山形を象徴する朝ご飯^^




ご飯

今回はちょっと団子状…




香の物




地物の柿とリンゴのデザート
ヨーグルトとチェリージャム



朝から豪華な内容でした。
早くから仕込んだためか
ご飯とお魚の粕漬けが微妙でした。
全体的に甘さも加わっていた気が…
とはいえ家では叶わない贅沢な朝餉。
ご馳走様でした!



お庭の見事な菊





もうすぐこのお庭も雪が覆うのね。

ところであの錦鯉達は
冬の間どうしてるのかしら…
温かい場所へ避難?
それとも池の中で仮死状態?




菊まつり開催中




メイン会場はまだ開いてません^^;




お世話になりました!

また冬にお邪魔したいと思います。


女将さんにお見送りしていただいた後は
冬期休業中のため2回振られていた
西山町の道の駅「名水館」の
産地直売所へ向かいます。



をを!




嗚呼!




ムキタケ、クリタケ、ヒラタケ、トビタケ塩蔵をゲット!
帰りは電車だと言う事実は忘却の彼方へ…




月山湖・寒河江ダム




色づいた山々と静寂に抱かれる湖

更に車を走らせ
霊峰・月山へより近づいてみることに。




色づいてる







山が燃えているよ…





月山…かな?
頭にお帽子を被ってしまい
全貌を見ることはできませんでした。


進むほどに悪路が続き
車とすれ違うことも無くなったので
不安になって引き返しました^^;


心も身体もリフレッシュ完了!
お蕎麦食べて帰るとしますか。


つづく…


晩秋の出羽屋/夕餉

2013年11月11日 | 旅(国内)
東根での仕事をきっちりと済ませた後
早春に訪れた村山市の産直へ向かいました。
目的は激安だった「つやひめ」を買うため。



がーんっ!

そうか。流通からあぶれた米だから
格安で買えたのね。
新米新米ともて囃されているうちは
ここで売る必要がないと言うことか…残念。



もって菊が満開♪

結局新米の餅米を2kg購入。
後に足かせとなることは
この時知る由もなく…


その後、この夜お世話になる
出羽屋さんへ向かいました。
すぐにひとっ風呂浴びて
ビールといきたいところでしたが
仕事の電話とメールがじゃんじゃん入ってくる…
しばらくお部屋でPCとiPhoneとにらめっこ^^;
ようやくケリがついて
カラスの行水を済ませて
個室に通していただきました。




夕餉




山ぶどう液

歯が色素沈着しそうなぐらい
エキス分が濃いです。




沢もだし

もだし=いろんなきのこ。
名も知らぬきのこおろしです。




木耳と菊の酢ぐるみ和え

出羽屋さんの定番ですね。




こごみの胡麻和え




紅花の芥子和え

紅花は山形の県花。
ほろ苦さがたまりません。




舞茸の粕漬け

粕の香りがぷぅーんと香り
独特な苦みが加わっています。
日本酒しか合わない一品。




わらび醤油漬け

ほどよい堅さで歯ごたえよし。




かたくりの胡麻和え



みずこぶ



ぶなかのか

山の酒肴三つ揃えに舌鼓^^




六浄豆腐のお吸い物

修験者の携行食・六浄豆腐。
塩入の豆腐を干して鉋で削ったものです。
今回もこれを求めて方々歩きましたが
結局買うことはできず。
今、作っているのはお一人のみと言うから
希少価値が高くなっているのかな?




落ち鮎

仲居さんが子持ち、とおっしゃいましたが
卵は放たれた後だったみたいですね。




無花果とライムキャビア

ライムキャビア、初めていただきました。
でも、酢橘の方がいいかなぁ。




天ぷら盛り合わせ

百合根、菊の花、菊の葉、紅花、舞茸、椎茸。
今回は衣が少々重かったです。




芋煮

小さい鉄鍋が運ばれて
仲居さんがよそってくれたんですが
この盛りっぷり!鉄鍋の中身全部(笑)
寒さの厳しい山形では
冷めないようてんこ盛りにするんですって。
何処から食べたらいいのか悩むことしばし。
まるで将棋崩しのようです^^;



茸のお味噌汁



中身は何?



とびたけご飯

このご飯、美味しかった!
とびたけと牛蒡、蒟蒻入りの炊き込みご飯です。





今回は山菜そばの代わりに芋煮が登場。
新たな味覚に出会えました^^
真冬と早春に訪れた際は
他の宿泊客と会うことはなかったんですが
今回は芋煮シーズンとあってか
宴会が二つほど入って大賑わい。
グループの方も宿泊されてました。
若干「?」と思うところはありましたが
山の幸を堪能できた夕べに満足満足。


ご馳走様でした!


朝ご飯へとつづく…

そば処 大けやき

2013年11月05日 | 蕎麦
取材で山形へ行ってきました。
大好きな山形での取材とあって
必要以上に早く目覚めてしまい
寝不足のまま新幹線へ乗車。
朝7:00のひかりで東京へ向かい
東京から山形新幹線に乗り換えて
目的地の東根には12:07着予定。
しかし…途中濃霧で電車が遅れ
予定より10分ほどの延着。
レンタカーを借りるのにも10分ほどかかり
アポの13:00まで30分ぐらいしか無い!
でも、でも…山形まで来てコンビニはないだろ…と
大急ぎで探したお蕎麦屋さんがここです。



そば処 大けやき

樹齢1000年以上を誇る天然記念物
東根の大欅に因んだネーミングです。
実際、大欅のすぐ側に位置。


お店へ入ると紫のジャージを着た
中学生らしき集団がゾーゾーお蕎麦を啜ってる…
駐車場に停まってた観光バスの乗り主達か。
不安になって時間が無い旨を女将さんに伝えると
「この子たちのは全部出したからだいじょおぶだヨ」
と山形のお国言葉で答えてくださったので
ソワソワしながらも着席。




お品書き

どうやら肉そばが名物らしい。
少し冷えるので温かいのにしよう。




温かい肉そば

お肉は鶏肉なんですね。
老鶏なのか歯を押し返す歯ごたえ。
モモ肉ですが脂っこくありません。
お汁はやや甘めで田舎っぽいですが
これもアリと思える味わいです。
お蕎麦も湯伸びせずなかなか美味。

しかし…急いでるのに温かいのは間違いでした。
たちまち大汗が吹き出して止まらないのです。
だけど時間は待ってくれないので3分で完食。
隣に座っていた壮年のご夫婦が
奇異なものを見るような目で
私の平らげる姿をご覧になっていました。
お二人の目には
3日間ぐらい何も食べてない人のように映ったのでしょう。
お陰様でアポ先へは8分前に到着しました^^


ご馳走様です!


そば処 大けやき


ラ ヴェーナ デル レンニョ

2013年11月04日 | お出かけ
仲良くさせていただいている
Iご夫妻が太鼓判を押す
ラ ヴェーナ デル レンニョさんでの
ディナー会に参加してきました。
元昭和区民である私には
馴染みのある通りに佇む同店。
期待に胸が膨らみます^^



先ずは泡で乾杯!

ワインはお料理に合わせてお任せです。
この泡、華やかな香りが立ち上りますが
口に含むと皮由来のほのかな苦みも感じられ
飲み飽きないタイプです。
ぶどうは3種類ぐらい使ってたかな?




マグレ鴨の瞬間燻製と水牛のリコッタ、柿、トリュフ入りの蜂蜜

一品目のアンティパストです。
マグレ鴨は瞬間燻製とあって中はレア。
燻製香も強すぎず漂う程度。
単調になりそうなところを
皮目を焼き付けることで
パリッとした食感と
炭化した脂が変化を齎しています。
水牛のリコッタもミルクの味が濃厚で美味。
柿も熟し過ぎず糖度が上がり過ぎず、セーフでした。
蜂蜜のトリュフ香、芳しいわ♪




秋刀魚とじゃがいもと茄子のテリーヌ 野菜のピュレ

二品目のアンティパストです。
じゃがいもは蒸し、
茄子は焼いて皮を剥き、
生の秋刀魚と重ねてテリーヌに。
間にトマトソースが入っており
アクセントを与えています。
ソースはフォンをとった野菜を
FPでピュレにして生クリームを加えたもの。
隠し味に和の出汁を用いているそうです。
全体的に非常に優しい味わいで
ほっこりした気分になりました。




ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ

誰かが「ラムだっちゃ」とのたもうておりました(笑)
この地域のワイン、20代後半によく飲みました。
イタリアに行ったら絶対寄ろうと思ってたけど
旅のルートからかなり外れてたので断念。
酸味と果実味のバランスが良い一本です。




イカの海鮮詰めもの イカスミとポレンタのソース

三品目のアンティパストです。
ヤリイカだったかな?に白身魚やエビなど
いろいろな海鮮を詰めてあります。
ソースのイカスミとポレンタがいいコントラスト。
イカスミ特有の強い香りもそう感じないのは
鮮度が良いからでしょうか。
パンで綺麗に拭って最後の最後までいただきました。
塩分がキツくないから完食しても喉が軽やか。




カンパーニャの白

本当はサンジミニャーノの後
赤へいくスケジュールだったのですが
飲み足りない我々はもう一本白をオーダー。
先ほどとは違った飲み口でお願いしたところ
ナッティな芳香漂う白が登場。
はじめは温度が低くて香りと味が閉じてましたが
温度が上がるとともに複雑な香味が現れました。
熟す手前のナッツの苦みとほのかなバニラ香、
余韻は白い果実のようなふくよかさ。
なかなか面白いワインでした^^




会津若松の馬肉と山栗のラグー、マルケの秋トリュフを添えたロリギッタス

これ絶品!
シチリアに次ぐ憧れの地・サルディーニャに伝わる
モチモチねじねじパスタのロリギッタスに
粗く砕いた山栗の優しい甘みと
馬の小気味好い食感と香味が調和したラグーが絡まった上に
秋トリュフの贅沢スライスが香りを添え
天高く馬肥ゆる秋真っ盛りの味わい(意味不明)。
いやはや、美味しゅうございました。




自家製パン

胡桃とレーズンのパンと
ハーブが香るフォカッチャ。
美味しいわ♪



シチリアの赤

最初、揮発臭っぽい香りが鼻に来ましたが
徐々にそれもこなれて本来の果実味が現れました。
単体で愉しむよりお料理と合わせて花開く一本。




トンブ産鶉にスペルト小麦とフォアグラの詰めものをしたロースト

いよいよメインディッシュです。
スペルト小麦はイタリアの古代品種で
品種改良が殆どされていなく大粒です。
私も付け合わせやリゾット風にしたりしますが
イカめしみたいに詰めもの…いいですね。
フォアグラの存在感も絶大で
食べごたえもあり心腹満足。
ひよこ豆と金時豆のソースも優しく
最後まで食べ疲れしませんでした。




ヴァルポリッチェラのアマローネ

レチョートしたぶどう由来の
凝縮した果実味と
チョコレートのような濃密感。
お陰様で歯と唇が紫になりました^^;
最後を締めくくるにはいい一本かな。





ズコット

フィレンツェの伝統的菓子です。
丸いドーム型のセミフレッド。
ナッツが効いてて美味しかったです。
少し記憶が曖昧ですが^^;





曖昧な記憶にとどめを刺すグラッパ群

有志を募ってグラッパで〆。
5種類飲み比べをいたしました。
私は一番右のがお気に入り。
ナッツのような香りと
ほのかな甘みが好印象です。


料理は総じて食べ疲れしない内容。
だからといって素材や構成の輪郭はハッキリしています。
過度に手を加えることなく
素材の味わいを素直に活かした技法に好感が持てて
何より美味しゅうございました。
物腰やわらかい奥様のサービスも心地よく
我々の“我が家感覚”はどんどん増長していくばかり…
気のおけない仲間たちでのディナー会だったので
声がだんだん大きくなるわ
際どい話しがエスカレートするわ^^;
貸切で良かったとつくづく思う夕べでした。
っていう私も終始大爆笑で
目尻にカラスの足跡がくっきり。
いくつになってもあの手の話題は盛り上がるのね(笑)
大リーガーやヨーロッパで活躍するサッカー選手も
その話題をちらつかせてチームに溶け込むと言うし。
はぁ、笑った。


ご招待くださったI夫妻、
素敵なひとときをありがとうございました!
ご一緒してくださった皆様、
また楽しい時間を分かち合いましょうね♪


そしてレンニョさん、ご馳走様でした!
またお邪魔いたします^^



la vena del legno