おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

あらきそば

2013年11月12日 | 蕎麦
燃ゆる月山山麓を後にしまして
山形最後の食事をとるわけですが
蕎麦、とジャンルは決まっているものの
どのお店へ行こうかは決められない。
電車の出発時刻は12時20分。
お昼の営業時間が11:00~11:30スタートで
さくらんぼ東根駅から車で30分以内が条件。
候補は3店に絞り込まれましたが
結局、再訪のお店を選びました。



あらきそば

板蕎麦の名店・あらきそば。
村山市の最上川三難所そば街道にあります。
10時半過ぎに着いてしまいましたが
ダメ元でお店に訪ねましたところ
どうぞお上がりください、との快いお返事。
時間が無いからひじょーに助かりました^^




当然のことながら一番乗り。




うす毛利 にしんの味噌煮付をオーダー。

前回は食べられなかった鰊の味噌煮。
セットメニューだからお値打ちなのかと思いきや…




単品でも変わらなかった^^;

計算に弱い人用のメニューか…




鰊の味噌煮

真っ黒。
鰊と知らなきゃ食べない人もいるかもね。
見た目ほど塩っぱくはなく
お箸で崩れる程柔らかく炊かれてます。
でも、これはお酒が必要だな~。
口内に鰊の味がしばらく滞留してました。





お漬け物

山形に伝わるお漬け物、晩菊風です。
菊の使い方、参考になるわ。




うす毛利

鰊のお皿と比較してみてください。
薄盛りって言ったって、
集めりゃ結構な量になりますよ^^;




凄い存在感。




ツヤツヤです。

新規開拓を止めてまで
これが頂きたかったんです。これが。
何とこの日から新蕎麦に切り替わったらしく
若草のような青い香りが立ち上ってました。
相変わらずの噛み応えと長い余韻。
蛍光ペン色のタンクトップを纏った若旦那が
全力で打っただけのことはあります。
山形っぽくない光景でしたが(笑)





蕎麦汁

昆布の立った田舎風汁。
蕎麦のパンチに対してかなり弱いですが
これはこれでいいと思います。
そもそも板蕎麦は農作業の後や
村人の寄り合いで
たくさん食べられるよう振る舞った食事だから
繊細さは求めておりません。




蕎麦湯

女将さんがこれをもって来る時に

「まだ◎×▼□☆※△… はははー。」

とおっしゃいましたが
流暢過ぎるお国言葉で聞き取れませんでした^^;
「まだお客さんの分しか茹でてないから
蕎麦湯になってないよ、お湯だよ。ははは…」
という意味だったのでしょう。
確かに薄いですが、蕎麦の香りは移ってました。


新蕎麦の解禁に合わせて
蕎麦祭りが始まったようで
クジを引かせてもらいました。




蕎麦の種

ハズレです^^;
マンションの共用部分に蒔いたら
大家さんに怒られるかな?


他では食べられない剛力無双の板蕎麦、
美味しゅうございました!
またいつかお邪魔します。
ご馳走様でした。


あらきそば



最上川三難所の川下り船着き場

一回経験してみたいなぁ。川下り。
その後は東根に戻りまして
電車出発時刻まで観光します。




道中通り過ぎる家々の庭には菊が満開。
食べるのかな?観賞用?




天然記念物の



東根の大ケヤキ

大き過ぎて納まらない。




ヒキで。

佇む人が邪魔だと思ってたけど
比較対称ができて大きさが分かり易くなったかな?




凄いなぁ。
人間なんてちっぽけな存在だ。




樹齢1500年以上…
まだ仏教も伝来していない頃から
動くこと無くここに佇んでいるのね。
そしてこれからも…now and forever.


なーんて感慨に浸っていたら
時間が無くなっているではないかっ!
レンタカーやさんに電話して
傷の確認等をする時間が無いから
なんかあったら請求してください、と伝え
鍵だけ渡してプラットホームへ。
餅米やら茸やら麩やらなんやらかんやら…
足かせになって思うように走れない(涙)
ただでさえPC、カメラ、レンズ、三脚等で
とんでもなく重量級の荷物なのに。
愚の骨頂。






ありがとう、東根。
ありがとう、山形。
また来ますね。




玉蒟蒻を頬張りながら
5時間電車に揺られて帰りましたとさ…



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